表題のとおり、日本は過去3回オリンピックを開催している。夏1回、冬2回。そして今回の東京オリンピック招致(2020年実施予定。)
しかし、その陰に、幻に終わった、戦前の大会を忘れてはならない。
本来なら1940年は夏冬とも日本開催が予定されていた。太平洋戦争、第二次世界大戦の影響で、IOCに辞退を申し出た過去がある。東京、札幌のオリンピックは戦後、1964年1972年に実現する運びとなった。日本の戦後の「軌跡の復興」が世界に知れ渡った。昭和40年、「もはや戦後ではない」という言葉が流行った。
その後、1988年開催を希望した愛知県。1981年のIOC総会で韓国のソウルに敗れた。バックに豊田さんがいても、実現しなかった。五輪招致当時の中谷知事はソウル五輪を見届けてからか、1988年10月に自ら命を絶たれた。享年63歳だった。大阪も五輪招致に失敗した過去をもつ。
そして、2009年、IOC総会で東京はリオデジャネイロに完敗した。今回はこれまでの様々な失敗を糧に、見事オリンピック招致に成功した。まさに「チーム・ジャパン」の本領発揮だ。
オリンピックが開催できない不幸な時代は、まっぴらだ。若い人々の7年後の活躍を期待する。
国力の衰えを感ずるのは、私だけであろうか。どうか、若い方々の奮起を期待したい。