小島教育研究所

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2015年度センター数学ⅡBの講評:問題文の量がある割に、計算量は少ない。見通しよく全体を見渡す必要

2015-01-26 | センター試験
 全国平均が40点前後が予想される、かつてない低得点(40点前後)
原因は、問題のボリュームが多いこと。実際に解いてみると、計算らしい計算はなく、2,3行の計算で結果が得られる。大問を通して、誘導が考えられているので、すでに解答した部分の中に、解答の糸口があるケースが大半だった。一定レベル以上の受験生にとっては高得点の取りやすい問題である一方で、そのレベルを超えられない生徒にとっては、時間との闘い、計算ミスとの戦いで、得点が伸びないテストに仕上がっています。これは出題者(センター試験)の狙い通りのテストが出来上がっています。つまり、選抜性がある試験を目指したものといえます。「高得点者が多くて、試験にならない」といった批判に応えた形になっています。
 実際に、どう解けばよいか。
解答順は、1,2,4(ベクトル),3(数列)が無難だと思う。3の数列の処理を短時間で間違いなくこなすことが、満点獲得の前提条件となろう。4ベクトルは標準問題であった。1.2を高速に説くことも必要だ。

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