この日本で、最初にAO入試を始めたのは。慶應義塾大学藤沢lキャンパスだった。総合政策、環境情報の2学部で導入されて、早四半世紀が過ぎたことになる。これが、日本全国通津浦々の大学で採用され、現代に繋がっている。一般推薦入試とは一味違った入試制度であるが、近年その趣旨を理解せずに、単純に受験生の囲い込み、青田買いかと思われる大学が無きにしも非ず。入試制度の弾力化の側面からいえば、多様な生徒を獲得する一つの方法として、ほぼ定着した感がある。とはいえ、入学生徒のレディネスがどの程度であるかの保証がないのも事実であり、入学後のリメディアル教育も周到に準備されるようになった。理系なのに数学Ⅲ、物理化学未履修者がいたりすることが近時よく指摘されるようになった。
特に、高望みしなければ、実力相応の大学にさしたる苦労もなく入学できるようになったのも事実である。若者たちの無用な努力を避ける気風も相まって、推薦・AO入試で入学する生徒は、相変わらず増加傾向にある。もう3年ほど前になりますが、早稲田大学の一般入試での入学者が全入学者の50パーセントを割ったことがニュースになりました。生徒数獲得のためには、致し方ないのでしょうか。
入試制度の抜本的改革も議論され始めている現在。
いづれ機会を設けて、入試制度について考えてみたいと思っています。
特に、高望みしなければ、実力相応の大学にさしたる苦労もなく入学できるようになったのも事実である。若者たちの無用な努力を避ける気風も相まって、推薦・AO入試で入学する生徒は、相変わらず増加傾向にある。もう3年ほど前になりますが、早稲田大学の一般入試での入学者が全入学者の50パーセントを割ったことがニュースになりました。生徒数獲得のためには、致し方ないのでしょうか。
入試制度の抜本的改革も議論され始めている現在。
いづれ機会を設けて、入試制度について考えてみたいと思っています。