少し気が早いですが、まもなく始まる、大学生活について、すこしお話します。
日本の大学は、卒業に際して、124単位以上を修得しなければなりません。
大学によっては、高校までの教育で、未履修科目があったりする関係で、リメディアル教育(補習)が用意されています。
また、大学の教育にいち早く慣れてもらうために、入学早々、初年次教育を行う大学が増えてきました。
そして、アカデミック・スキルあるいはスタディー・スキルの名目で、授業の受け方、ノートのとり方、図書館での情報検索の仕方など、きめ細かな少人数教育を実施する大学が増えてきました。
あなたの入学する大学も、色々なフレッシュマン教育が用意されていることでしょう。
さて、最近のニュースによると、昨年一年間で大学を中退した人数は3万人を越えているといいます。
色々な、悩みを一人で抱え込んで、誰に相談することもなく、苦悩の中で余儀なく「大学中退」の道を選んだ人がこれだけの数いることが、正直、驚きでした。もちろん、その中に、進路のミスマッチもあったかもしれません。また新しい環境で、人間関係に悩んで末、退学した人もいるでしょう。理由は様々でも、「中退」を決意することは、かなりの苦悩の果てであったと思います。
少なくとも、これをお読みいただいている、高校生の皆さんには、こうした苦労をせずに、順調に大学生活を送り、希望の進路を達成していただけることを、心より望んでおります。
貴方が、来るべき大学生活を、より有意義に過ごされんことを、切に望んでおります。
貴方の未来に、栄光あれ。