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小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
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受験全般について。

2009-06-05 | 大学受験用参考書
受験勉強の是非は昔からよく取り沙汰される。入学希望者と定員とが乖離していれば、入学者を選抜せねばならぬ。当然学校の入学者の選抜であるから、学力試験を受験生に課することになる。
ここで目を明治時代に転ずると、氏、素性に関わりなく優秀な人材を積極的に採用したからこそ、明治維新の官僚機構は上手く機能した。
また、機会均等の観点からしても、入学試験制度はそれなりにうまく機能していると言える。
出来の悪いものが文句を言えぬ暗黙の了解がそこにある。しかし、一見機会均等が保障されているようで、親の資力がものを言うようになって久しい。
明治維新後、次第に富裕層と知識階級とがオーバーラップし始め、現代ではその差異が極めて少なくなり殆ど同義語と言って良いほどである。
しかし、時代変動の激しい現代において、要求される能力はなにだろうか。その答えは意外にも大学入試において要求される能力と同じ、「事務処理能力の正確さと速さである。」
このあたりの事情を充分把握した上で、入試対策をたてることが賢明ではなかろうか。
広く社会が求める人間像理解が何よりも大切ではなかろうか。

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