これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

今年は平凡な一年でした!

2021-12-25 09:29:41 | この1年
【はじめに】
 今年もコロナで一年が過ぎてしまいました。 世界ではまだ!まだ!コロナの感染が収まりませんが、何故か?日本だけ新規感染者数が激減した状態が続いています。このまま推移して欲しいですね!

 私のこの一年を振り返ってみました。極平凡な一年でした!

【後期高齢者になりました!】
 今年、私は後期高齢者になりました。自分では「まだ若い!」と思っていますが、朝・顔を洗う時、鏡を見るのが辛いです。

 先日、私が管理している賃貸マンションのエントランス部で、不法投棄された大きなゴミを解体していました。 私より5歳若い女性と10歳以上若い女性が、私の横に立って三人で世間話をしていました。 私は蹲踞(そんきょ)の姿勢で作業していたのですが、スックと立ち上がると、二人が同時に「わー!」と大きな声で叫びました。

 二人は足が悪くて、蹲踞の姿勢が出来ず、立ち上がるなどは夢物語だったたのです。 「旦那さんは元気だね!・・・」と言った後、二人は自分の病気の話をし始めました。

【木登り】
 我が家の庭に植わった南高梅と月桂樹の木に登って毎年今頃・剪定したいます。無理な姿勢にならざるを得ないので、近年は二日後に少し足の筋肉痛になってしまいます。

 ボランティアで管理している家の庭に、大きな山桃の木が生えていました。毎年・早春と晩秋の2回、3mほどの高さまで登って剪定していました。結構危ない仕事でした。所有者の許可を得て、伐採する事にしました。

 地面から30cm程の幹の太さが30cm以上有りました。鋸(のこぎり)は、切る太さの2倍程の長さが理想的ですから、60cm程の鋸が欲しかったのですが入手出来ませんでした。結局・36cmの鋸を買いました。

 庭のフェンスなどを壊さない様に、幹を上の方から・長さ30cmほどに切って落としました。丸二日掛かりました。「日向ぼっこをする腰掛けになれば」と考えて40cmほどの高さの株を残しています。

(豆知識 :鋸の選定) 鋸には粗目、中目、細目が有ります。(現在は特殊な歯の鋸も市販されています。) 生の木を切るときは粗目、枯れた木を切るときは細目が良いです。鋸の長さは計量法の規定で『mm』で表示されていますが、製造の基準は曲尺(かねじゃく、きょくしゃく)の尺と寸です。私が購入した36cmの鋸は、昔は1尺2寸鋸と呼びました。

 私は小学校に入る前から、山に登って雑木を切って薪にしました。お陰様で、鋸の扱いには自信が有ります。

【御礼の手紙】
 そろそろ終活を始める年だと気が付いたので、去年は高校時代の複数の親友に、「その後、ドンナ人生を送ってきたか」と言う内容の手紙を書きました。 今年は、お世話になった方と大学の恩師に御礼の手紙を書きました。 

 他にも沢山の方にお世話になりましたが、残念ながら亡くなられてしまいました。「何時までも有ると思うな親と金」と言いますが、恩人への御礼は元気な内にするべきでした!

【賃貸マンションの住人】
 私が管理している賃貸マンションに、60歳代の女性が夫と二人で住んでいます。去年、彼女はコロナの影響で失業したと言っていました。散歩もしないで、『食っては寝る』の生活をしている様で、ドンドン太って来ています。多分、去年までの服は着れないと想像します。 彼女を見ていると、仕事は金儲けだけで無く、気持ちや健康維持の為に必要だと思います。

 このマンションに、旦那さんが私と同じ様な年で、奥さんは5歳ほど若い夫婦が住んでいます。今年一年間で旦那さんの聴力が急に低下して、今では・挨拶しても頓珍漢な返事が返ってきます。「自動車のエンジン音やクラクション音が聞こえないので公道を歩けなくなった」と奥さんが言っていました。

 奥さんは、気持ちの優しい素晴らしい方です。 数年前に自動車事故に遭われて、少しずつ体調が悪くなり、今年は三泊四日ほどの入院を3回されました。 以前は長男夫婦と同居していたそうですが、「あの人と長男の喧嘩が絶えないので引っ越してきた」と言っていました。「私が先に逝ったら、あの人は一人では生活できない!」と最近・時々話します。

【賃貸マンションのゴミ】
 今年もゴミを沢山・不法投棄されました。 近くに不用品買取店が2軒出来ました。 1軒目がオープンする1週間ほど前に、女性演歌歌手のCDが百数十枚も段ボール箱に入れて捨てられていました。直ぐにゴミ袋に入れなおして回収してもらったのですが、1週間待ったら買い取って貰えたかも? それ以来、買い取って貰えそうなゴミは不法投棄され無くなりました。

 ゴミ置き場のそばで不法投棄された大きなプラスチックの収納ケースを、解体していたら、70歳代の男性が自転車で通り掛かりました。私の目の前の公道に、ゴミの入ったレジ袋を捨てました。呼び止めると、彼は「公道にはゴミを捨てても良い、僕は何時も公道に捨てているが捕まったことが無い。 法律では、公道に捨てられたゴミは市が回収する事になっている」と言うのです。

 「廃棄物処理法で禁止されていますよ」と言ううと、「我が家には、法律の本が沢山有るが、そんな法律は無い」と言い張りました。「二人で警察にいきましょうか!」と言うと、「今日は忙しい」と言ってレジ袋を拾って立ち去りました。

(ご参考 :廃棄物処理法) 第二十五条 ;五年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。・・・ゴミの不法投棄の罰則は結構重いので注意しましょう!

【情けは人の為ならず】
 今から25年ほど前のことですが、近所に酒乱の男性が住んでいました。酒を飲まない時は少し問題が有る程度でしたが、酒が入ると奥さんと子供達に暴力を振るう、家の中の壁を叩いて穴を開ける等々、手が付けられ無くなってしまうのです。

 ちょうど今頃の寒い!寒い!日に、奥さんを殴って、止めに入った息子さん(H君)に「勘当だ!」と言って家から追い出してしまいました。

 H君は友達の家にでも転がり込んだのだろうと、思っていたのですが、着の身着のままで近くの公園で二晩ほど寝ていた様でした。その話を妻から聞いたので、放ってはおけません! 私は公園に行って、H君を我が家に連れて帰りました。使っていない部屋が有ったので、10日間程寝泊りさせました。

  H君は、その年に高校を卒業して2年間の専門学校に通っていました。私には小遣いが沢山貯まっていたので、「君のお母さんの了解が得られたら、専門学校を卒業するまでの金は、僕が出してあげる。この部屋はタダで貸してあげる」と言いました。

  H君と奥さんが話し合って、父親を説得する事になりました。父親が素面(しらふ)の時に話し合って、勘当を解いて貰った様で、H君は帰って行きました。専門学校を卒業して超有名な企業に入りました。有名大学卒でもなかなか採用されない会社です。ほとんどが大卒の会社なので、辛抱で出来るか?心配でした。

 父親は、その後も酒乱は治まらず、奥さへのDVは続きましたが、数年後に亡くなりました。H君は、結婚して近くのマンションに入り、一人暮らしの母親の顔を見に時々来る様になりました。その後、車で10分程の所に一戸建ての家を購入しましたが、母親の顔を定期的に見にきます。私が庭で草引きをしていると、H君と奥さんが声を掛けてくれます。

 コロナの感染が広がり始まると、H君は在宅勤務になりました。子供の頃から磯釣りが趣味でしたが、去年からは明石の釣り船を利用する様になっています。メキメキ腕を上げて、釣った魚を持って来てくれる様になりました。今年・頂いたのは、大きな真鯛一匹、食べごろのサイズの真鯛二匹、ブリ、ハマチ、アジ、イワシ等々です。天然物で新鮮な魚の刺身は美味しいです!

 先日・H君が顔を見せてくれたので、「こんな大きな魚を釣ったら、もう止められないだろう」と言うと、「もう止められません!」と嬉しそうに言いました。

【チケットショップの閉店】
 今年、JR各社と私鉄各社で回数券が廃止されました。コロナによる収益悪化と自動改札機をカード専用機にしたいのが理由の様です。 回数券の売り上げがチケットショップにとっては重要だった様で、神戸市の我が家の近くのチケットショップは最近・全て店じまいしてしまいました。

 昔・時々利用していた大阪駅の近くに有るチケットショップは今月・まだ有り、閉店の予定は無い様でホットしました。大阪駅に近い会社で足掛け10年ほど勤務したのですが、このチケットショップで甲子園のチッケットを買っていました。試合が雨で中止になると無効になってしまう、内野席のチケットを格安の値段で売っていました。 天気予報を調べて妻の分を含めて2枚買っていました。 不思議な事に一回も雨で試合が流れる事は有りませんでした。 来年はコロナが収まるだろうから、甲子園に妻を連れて行こうと考えています。

 1980年代の前半に、東京の御徒町に最初のチケットショップが出来ました。企業が政治家などに渡す裏金を作るのが役割でした。 2020年3月7日に投稿した『政治家と賄賂(その4)』も読んで見て下さい。

【ホームパーティー】
 私は、高校時代の同級生の妹と結婚しました。妻も同じ高校を卒業しています。義理の兄の奥さん(義姉)も同級生です。四人集まると同窓会の様になります。 近年、義兄の家で年に何回かホームパーティーをしています。

 毎年、親戚から自分で採った松茸を送ってくれるので、すき焼き/焼き松茸パーティーをします。今年は特に大きな松茸を2本送ってくれました。食べた後で調べたら、松茸が不作だったので、国産松茸は超!超!高値だった様です。

 妻の誕生日が年末なので、毎年クリスマスの頃に蟹尽くしパーティーをします。蟹も今年は値上がりしている様なので、「今年は止めよう」と言ったのですが、結局・今週やりました。私は焼きガニが大好きです!




コロナと懸賞金

2021-12-18 10:15:52 | 新型コロナウイルス
【はじめに】
 東京に住んでいる長男夫婦が孫を連れて、二年ぶりに正月に帰省すると連絡が有りました。 感染者数が減少してきた9月の始め頃から、私は妻に「正月には帰省するだろう」と言って来ました。「11月~12月には、感染者数が増加し始めるだろう」と言うコメンテーターがいました。それで、妻は半信半疑でしたが、連絡が有った後は嬉しそうにしています。先日、孫の玩具を入れている箱の上に、お年玉用の袋が有り、触って見たら千円入れて、封をしていました。「忘れたらいけないから」と言っていました。

 今年の正月には、西宮に住む次男一家が来ました。孫にお年玉を上げたら、宝くじに当たった様な顔をして、生まれて初めて千円札を大事そうに持って、玩具売り場で買い物しました。 孫はお年玉をもらっても、今年の様には喜んではくれないと思います。

【日本だけ激減!】
 人口10万人当たりの感染者数、重症者数そして死者数は何故か?日本は少なかったですが、10月になって日本の新規感染者数は、嘘みたいに激減しています。 10月の中旬ころから、世界では逆に増加しました。

 何故?奇跡の様な事が起こったのか? 「原因を科学的に究明する事が今後の対策を検討する為に極めて重要だ!」と私は考えます。

【懸賞金の提案】
 「コロナ分科会の尾身茂氏が、学会や研究所に感染者数が激減した原因解明を呼び掛けるべきだ」と思いますが、彼にはそんな気は全く無いようです。 尾身氏が駄目なら私がと考えたのが、「懸賞金を出す案」です。

 原因を科学的に究明する為には、多くの研究者が携わり、多分金の掛かる実験をする必要が有ると思われます。従って、少額の懸賞金では参加チームが限られてしまいそうですから、気前よくドント大金『1,000億円』出しましょう!  国内に限定しないで、世界に公募しましょう!

 原因究明が出来たら、医薬や医療技術の進歩に役立つ可能性が有ります。 日本だけで無く世界にとっても重要な発見になるかも知れません。ノーベル賞がもらえる可能性も有ります。

★ 懸賞金 :ドント1,000億円
★ 締め切り期限 :2022年10月31日
★ 審査チーム :有能な人材を集めて、公平な審査チームを立ち上げる必要が有ります。コロナ分科会のメンバーは除外すべきです。

【仮説は沢山出ています!】
 新型コロナの感染が世界に広がり始めた頃から。現在までに日本の感染者数が少なかった原因を説明する仮説が沢山出ています。然し、科学的に証明された仮説は一つも有りません。

 ご参考までに、今までに報じられた仮説を列記しておきます。

【仮説❶ :BCGワクチン】
 結核予防のBCGワクチン接種で出来る抗体が新型コロナウイルスにも効果が有る。特に、BCGワクチンを作る為に日本に入って来た結核菌の株は旧型で、その株でワクチンを作り続けている。日本のBCGワクチンで出来る抗体は新型コロナに効果が有る。

 ヨーロッパ諸国では別の株からワクチンを作っているので、新型コロナウイルスには効果が無い。

 最近、この仮説の記事が出ていない様なので、専門家達は否定しているのでは?と思われます。

【仮説❷ :コロナワクチン接種の時期】
 日本でコロナワクチンの接種が始まった時期が、デルタ株が広がろうとした絶妙のタイミングだったので、10月以降に感染者数が激減した。

 日本と韓国の接種時期と接種率の推移はほぼ同じです。韓国は感染が拡大していますから、この仮説は信じられません。

【仮説➌ :日本人は新型コロナに耐性が有る】
 遺伝的か後天的かは不明だが、日本人の多くが新型コロナに耐性が有り、耐性を持たない人達が10月までに感染してしまったので、感染者数が激減した。 この不明な因子を『ファクターX』と呼んでいます。

 説得力のある仮説ですが、にわかには信じ難いです。

 出入国在留管理庁のデータによると、2020年6月現在の在留外国人の数は289万人でした。在留外国人が耐性を持っているとは考えられませんから、在留外国人の感染は抑えられなかったはずです。 在留外国人の感染状況を調査して、純粋な日本人のデータと比較したら、この仮説の正否が証明出来るかも?!

【仮説➍ :HLA―A24型細胞】
 12月9日に理化学研究所(理研)が日本人の60%が持っている『HLA―A24型細胞』が新型コロナの感染を抑えている可能性が有ると発表しました。 これが、『ファクターX』なのか? (欧米人では、10%~20%の人しか『HLA―A24型細胞』を持っていないそうです。)

 全身の細胞や白血球の表面にはヒト白血球抗原『HLA』と言う物があり、HLAには色々なタイプが有ります。その一つが『HLA-A24型』です。

 『自己(自分)』なのか?『非自己(他人)』なのか?を判別するのが、HLAの役割です。Aと言う細胞が有ったとします。周りの物が自分(攻撃しない仲間)なのか?もしかしたら攻撃してくる敵なのか?判別しているのです。

 一方、身体(からだ)の中に入ってきたウイルスや細菌から、身体を守るのが(血液中の)『白血球』の役割です。白血球には種々のタイプが有り、その一つが『リンパ球』です。 リンパ球には、3種類の『T細胞』が有ります。・・・『キラーT細胞』、『ヘルパーT細胞』、『制御性T細胞』

 キラーT細胞は、ウィルスが感染した細胞に取り付いて、その細胞を殺すのが役割です。 制御性T細胞は、キラーT細胞が正常な細胞を攻撃し無い様に働き掛けたり、「もう攻撃は止めろ!」と命じたりするのが役割です。

 ヘルパーT細胞は、体内に入ってきたウイルスや異物がどんな種類なのか?と言った情報をHALから受け取って、ウイルスや異物を排除する物質を生産するのが役割です。 (キラーT細胞の働きを助ける物質を出すので、ヘルパーT細胞を呼ばれるのか?と私は考えています。)

 この仮説は、「日本人の多くが所有する『HAL細胞』が優秀で、ウイルスが侵入すると、どんな種類か?と言う情報を正確に/早期に発信し、キラーT細胞とヘルパーT細胞が早い段階で働き始めるので、体内でウイルスが殺され→→感染しない」と言う事の様です。

 この仮説が正しければ、『HLA―A24型細胞』の能力でも対応出来ない新しい変異株が発生しない限り、日本でコロナの感染が増加する恐れは無い事になります。

 韓国では現時点でもコロナの感染が増加しています。外見では、日本人と韓国人は良く似ている様に見えます。韓国人は『HLA―A24型細胞』を持っている人が少ないのでしょうか?! データーが無いので分かりません。

 この仮説は、説得力が有ります。金を掛けて研究する価値が有る様に思います。

【仮説❺ :デルタ株は自滅する】
 ウイルスに感染すると、宿主から栄養を貰って自分のコピーを作ります。そして、ネズミ算式にコピーが増えて行きます。ウイルスは、コピーミスを修復する酵素『nsp14』を持っています。 酵素『nsp14』が変化して、コピーミスを修復する能力が低下してしまい、異常なコピーが出来て自滅するか?感染出来なくなっているのでは?・・・と言う説です。

 この仮説では、日本に入ってきたウイルスだけが、『異常なnsp14』を持っている事になります。 現在も海外では・デルタ株は拡散していますから、入国者が運んできたデルタ株は日本に入って来た途端に『nsp14』が異常に変化している事になります。

 私は、この仮説には賛同出来ません。

【仮説❻ :韓国のワクチンの種類】
 韓国では11月1日に、経済活動を活発化させるために規制を緩和する『ウィズコロナ政策』を始めましたが、感染者数が増加したので12月6日に中断しました。 現在・感染爆発が起こっていますが、デルタ株が99.8%だそうです。

 日本では、ファイザー製とモデルナ製を接種した様ですが、その割合がどうだったのか?については分かりません。 韓国では次の5種類のワクチンが接種された様です。 「日本と韓国の感染状況の大きな違をワクチンの種類が原因だ」とは断定出来ない様です。

① アストラゼネカ
② ファイザー
③ モデルナ
④ ジョンソン&ジョンソン
⑤ アストラゼネカとファイザーの交差接種

【仮説❼ :生活習慣】
 日本人の①~④の生活習慣が、感染予防に効果が有る。 この仮説では、最近の感染者数激減の現象を説明出来ません。 手洗いには効果が有るようですが、嗽(うがい)の効果は殆ど無い様です。

① 日本人は手洗いや嗽(うがい)をする習慣が有り、感染を防ぐ効果が大きい。
② 日本人は握手やハグをする習慣が無い。
③ 対面で会話する時、あまり顔と顔を近づけない。そして、小声で話をする。『口角泡を飛ばす』様な状況になる事が極めて少ない。
④ コロナの感染が始まった頃から、多くの国民がマスクを着用している。

【韓国の報道】
 日本で感染者数が激減して、韓国で増加すると、韓国で無責任な報道が出る様になりました。笑ってしまう内容でした。

❶ 総選挙が近いので、日本政府が感染者数や死者数を誤魔化している。

❷ 日本ではPCR検査試薬を生産していないので、ほとんど検査していないから、感染者の洗い出しが出来ないのだ! (注記 :日本にはPCR検査試薬のメーカーが沢山あります。厚生労働省のホームページで、『新型コロナウイルス感染症の体外診断用医薬品(検査キット)の承認情報』を検索して下さい。)

➌ 韓国では『単なる水』をワクチンだと称して接種した。・・・自国の政府を全く信用していないのか?!

10万円給付とクーポン券 (その2)

2021-12-15 23:24:05 | 政治
【はじめに】
 今週になって、岸田首相はあっさりと10万円全てを現金で給付しても良いと、方針転換しました。松野官房長官のメンツは丸潰れで、可哀そうでしたが、「恥をかくのも給料のうちだ!」と我慢しましょう!

 皆で大きな声を上げたら、政治家を動かす事も出来るのですね! 頑固だった安倍晋三氏は、『安倍のマスク』の配布を撤回しませんでした。安倍のマスクは沢山余ってしまって、現在でも(税金を使って)民間の倉庫会社で大切に保管しているそうです。

【朝令暮改は美徳か?!】
 「朝令暮改をしてはいけない」と言うのが日本人が大事にしてきた教えの一つです。 然し、岸田文雄氏の様に、思い付きで喋ってしまうタイプの人間は、誤りに気が付いたら(直ぐに)訂正発言をする方が良いと思います。

 岸田首相の周りには優秀なスタッフがおられると想像します。そして、岸田首相はスタッフの話しに耳を傾けられる方の様です。今回のクーポン券騒動では、スタッフの意見を取り入れて方針を大幅に変更したのだと類推します。岸田首相にとっては『朝令暮改は美徳』と言えると思います。

(余談) 昔、ある機械を設計・製造・販売していた、社員200名程の組織で働いていました。製造部隊は播州のトンデモナク広い敷地の一角に専用の建物が有り、K工場と呼んでいました。その組織の長が工場長(T氏)でした。

 T氏は誰の意見も聞く人では有りませんでした。T氏が工場長に就任した時、「朝令暮改は美徳である!」と言われ、朝令暮改を連発されました。

 60名ほどの設計担当者を集めて、思い付きのバカげた指示を何回も!何回も!出しました。 金正恩の周りでは、老人達が必ずノートと筆記具を持って、メモを取っています。 同期のO氏と私以外は、必ずノートと筆記具を持って、頷きながら熱心にメモを取っていました。現在の北朝鮮の様な雰囲気でした。

 東京勤務だった私に、夕方・T氏から「明日朝一に皆に訓話するから、お前も来い」と電話が有りました。着替えを持たずに新幹線に乗りました。朝一から待ちましたが訓話は始まりません。女性社員達も夜の9時頃まで待っていましたが、管理職の一人が「今日は無い」と言って回りました。

 結局二晩、ビジネスホテルに泊まって帰ったのですが、新幹線の中で「無駄な出張だったから、何かしよう」と考えて禁煙することに決めました。365日間禁煙しました。 そんな分けで、今でも良く覚えているのです。

【私の間違い】
 私は、「国がどこでも使えるクーポン券を印刷して市町村に配布するのだ」と勘違いしていました。 明確に書いた記事は見つかりませんが、市町村が(多分)その域内でのみ通用するクーポン券を印刷する事になっている様です。 お詫びします。

 特殊なインクを用いたりして、偽物を防止出来る印刷技術を有する企業は全国に沢山は無い様ですから、クーポン券案に固守していたら大混乱になっていたと想像します。

10万円給付とクーポン券

2021-12-11 09:50:16 | 政治
【はじめに】
 与党の国会議員と市町村長は地元の商店街に足を運んで、「現金給付が良いか? クーポン券の方が良いか?」聞いて見るべきだと思います。私は昨日・大型の酒の廉売店に行ったので、店員に聞いて見ました。

 「ここは東大阪で、前の道の向こうは大阪市です。大阪市は現金給付らしいけど、東大阪は多分クーポン券になる!」と諦め顔で言いました。「大阪市が現金給付すると、まだ決まって無い様です」と慰めました。

(注記) 既に、多くの店ではスマホ決済かクレジットカードで取引しています。 クーポン券は時代遅れの発想です。

【公明党の選挙公約】
 先の衆議院選挙の時に公明党が、「18歳までの子供に、1人当たり一律10万円相当の支援を行う」と言う公約を掲げました。

 公明党と自民党が話し合って、「年収が960万円以上の所帯を除いて、0歳から高校3年生までの子供に一人当たり10万円相当の給付を行う」と11月19日に閣議決定しました。

 公明党の要求を丸呑みすると、自民党のメンツが潰れると岸田首相は(愚かにも)考えたのだと想像します。 所得制限を設ける事と半分をクーポン券で支給する『迷案』を採用しました。 安倍のマスクを思い出しました。 私は怒っているので、『岸のクーポン』と呼ぶことにします。

 日本のコロナ新規感染者数は激減した状態が2カ月ほど続いています。現金5万円は今年中に給付される様ですが、クーポン券が配布される時まで感染者数が増加し無かったら『気が抜けた景気対策』と揶揄されるでしょう! 来年の今頃には、『岸のクーポン』は流行語大賞に選べれる恐れが有ります。 岸田首相としては、初詣で「早々に感染者数が増加する様に」祈る必要が有ります!

【種々の意見が飛び交い始めました!】
 現在の動きを見ると、「クーポン券の配布では無く、現金5万円給付を行う市町村が大半を占める様になるだろう」と私は予想します。大阪市の松井市長が現金給付を決定したら、近畿地方の市町村の多くは『右へ倣(なら)え」になりそうです。不思議なことに小池知事はダンマリを決め込んでいます。東京都が現金給付すると言い出したら、岸田首相は面目丸つぶれになります。政府は小池知事と裏取引して、クーポン券を配布させようと躍起になると想像します。

★ 12月1日・立憲民主党の泉健太代表が、「10万円一括支給案」を提案した。

★ 12月6日・群馬県太田市の清水聖義市長が、「全額を現金で給付する方向で調整する」と発言しました。 (太田市の人口≒22.2万人)

★ 12月8日・大阪市の松井市長が、「12月27日に一括10万現金給付案」を発表した。 (大阪市の人口≒275万人)

★ 12月8日・秋田県横手市議会が、所得制限の対象外となる世帯にも配るための経費を盛り込んだ補正予算案を賛成多数で可決した。

★ 12月9日・大阪市の松井市長が、一括給付は断念すると発言した。

★ 12月10日・立憲民主党が、「自治体が希望する場合、全額を現金で給付することを選べるようにする法案」を提出した。

【岸田政権の迷走】
 岸田政権の発言をまとめて見ました。 既に、可笑しな事を言っていますが、小池知事が「全額現金給付案」を採用したら、支離滅裂な説明をせざるを得なくなりそうです。

★ 半分クーポン券にする理由は、「現金給付だと使わないで貯蓄してしまうので、景気対策にならない」と言うことでした。

★ 現金給付は年末までに出来るが、クーポン券の配布には券の印刷や事務手続に時間が掛かるので、春先の配布になる。

★ 最初の5万給付に掛かる経費は300億円ほどで、クーポン券の配布には967億円ほど掛かる。この程度の経費は妥当で有る。 (揚げ足を取ると、一括10万円給付にすると経費は300億円ですみ、967億円節約出来る事になります。)

★ 12月7日・松野官房長官は、「(5万円相当のクーポン分は)クーポン給付を基本に検討いただきたいが、地方自治体の実情に応じて現金給付も可能とする」と言いました。

★ 12月8日・松野官房長官は、松井大阪市長の一括現金給付案に対して、「それぞれ別の給付措置で同時支給は想定していない。先ずはクーポン給付を基本として検討いただきたい」と発言しました。 要するに、「一括給付は駄目だけど、2回に分けて現金給付するのはOK」と言い意味の様です。

★ 12月10日・内閣官房の担当者が3日に、「令和4年6月末までにクーポン給付を開始することができない見込みである場合に限り、現金給付を可とする」と言う通達を市町村に出したと公表しました。 (いつ頃、クーポン券を市町村に届ける予定か?明確にしていません。)

【地方自治体の対応の予想】
 現金で買い物する時代では無いので、実情を知っている多くの地方自治体は現金給付を選択すると私は予想します。

 私が管理している大阪市内の賃貸マンションから、半径1km以内にスーパーマーケットが7軒、ドラッグストア6軒、コンビニが8軒ほど有ります。関西はクレジットカードが使える店が少なかったで、(コンビニでは使えましたが、)スーパーマーケットは1軒だけ使え、どのドラッグストアでも使えませんでした。

 コロナの感染が始まって、クレジットカードが使える店がドンドン増えて来て、今ではスーパーマーケット1軒を除いて、全ての店で使える様になっています。 この頑固なスーパーは、機械に現金を投入して支払う様になっています。 このスーパーの機械でクーポン券が使用出来る様にするのは、かなり難しいと思われます。

 現金で買い物するのは、殆どが老人です。今回の国からの給付は、若い子育て世代が対象ですが、彼/彼女の多くは現金では買い物していません。 安倍のマスクの時と同様に、岸田首相は世の中の実情を全く把握出来ていません。給付を受ける側の都合を考慮していません。

 私が現金を頂いたと仮定したら、クレジットカードと連結している銀行口座に一旦全額入れます。欲しい物を、欲しい時に、安い店を探して買います。

【偽クーポン券対策】
 日本にも悪賢い人間が沢山います。偽物を作って儲けてやろうと、手ぐすねを引いている輩がきっといます。 『安倍のマスク』の場合とは違って、多量のクーポン券の発行には偽物が出回る恐れが有ります。 岸田首相の周りに、偽クーポン券対策を考えている様な人間がいるとは思えません。

★ クーポン券には偽物を簡単に作れ無い工夫が必要です。市販のコピー機の性能は向上していますから、国立印刷局で高度な印刷技術を駆使したクーポン券を作る必要が有ると考えます。

 今年・北朝鮮では紙幣用の紙とインクを中国から入手出来なくなったので、国産の紙とインクを使って『臨時金券』を発行しました。直ぐに『偽臨時金券』が出回って、臨時金券の発行を停止しました。 日本で偽クーポン券が出回ったら、世界に恥を晒す事になってしまいます。

(提案) 偽クーポン券が防止出来て、安く済ませるには、現行紙幣に『コロナ・クーポン券』と印刷する案が良いと思います。 戦争中に発行した『軍票』は、日本銀行券に『軍用手票』などと印刷しして発行しました。

★ 偽札を掴(つか)まされた商売人は、警察に届ける義務が有りますが、補償は受けられません。偽クーポン券も同じ様にするのでしょうか?! 今の所、何の報道も有りません。 偽クーポン券を掴まされても政府が補償する事にしたら、商売人は売り上げを上げる為に、積極的に偽クーポンを受け入れる様になりそうです。

 チケットショップでも取り扱える事にしたら、「政府が補償してくれるのだから偽クーポン券も大歓迎」と言う事になりそうです。

【クーポン券案では煩雑な作業が必要です!】
 クーポン券を配布すると、下に列記する様に煩雑な作業が必要になります。(政府は、『クーポン券の見本』と『偽クーポン券判別機』が必要な事を承知しているのか?甚だ疑問です。) クーポン券発行の事務経費(967億円)には、市町村の事務費、金融機関や商店の手間賃は含まれているのでしょうか?!

 「10万円給付に総額1兆9473億円必要で、現金とクーポン券を発行する為には1兆2162億円掛かる」と言う報道が有りました。差額の7,311億円は何の金でしょうか?

(クーポン券の有効期限) クーポン券に有効期限をもうけ無いと、事務手続きが何時までも続いてしまいます。

★ 市町村がクーポン券と『クーポン券の見本』の必要数を国に報告する。
★ 国がクーポン券の印刷を発注する。
★ 印刷会社がクーポン券を国に納入する。
★ 国がクーポン券に『見本』のハンコを押す。→→事前に『クーポン券の見本』を市町村と金融機関に発送する。
★ 金融機関で担当者に『クーポン券の見本』を見せて、覚えてもらう。
★ 市町村が『クーポン券の見本』を各商店に配布する。
★ 各商店でレジ担当者に『クーポン券の見本』を見せて、覚えてもらう。
★ 国が市町村にクーポン券を発送する。
★ 市町村がクーポン券を郵送する。
★ クーポン券を受け取る。
★ クーポン券で買い物する。
★ 商店がクーポン券を金融機関に持ち込む→→現金を受け取る。
★ 金融機関がクーポン券を国に郵送する→→国が偽クーポン券が混じっていないか?チェックする。 (偽クーポン券を判別する機械を導入し無かったら、気の遠くなるような作業量になり、広い会場を確保して、沢山アルバイトのチェック員を雇う必要が有ります。)
★ 国が金融機関に金を振り込む。

文書通信費100万円の問題について

2021-12-04 11:02:31 | 政治
【はじめに】
 今回の衆議院選挙で新たに当選したり、返り咲いた議員に文書通信費として100万円支給された件を問題視する記事が目立ちます。(公設秘書費も1ヶ月分支給されました。) 該当する議員は69名の様です。 私は、『国民からの当選祝い金』だと思って受け取ってもらうべきだ!と思います。 議員が「有難い!」と感謝してくれて、勉強して、国を良くしてくれたら、安い金額です

  2009年の衆議院選挙は8月30日が投票日でしたから、2日間の在職で文書通信費が1ヶ月分支給されて問題になり、マスコミは「問題だ」と報道しましたが、有耶無耶になってしまいました。今回も有耶無耶になるでしょう! 報道機関が今頃になって問題視するのが可笑しいです。 投票日(10月31日)を決めた前総理大臣の菅氏は、1日だけの在籍で100万円支給される事を承知していたでしょう。(記者達も知っていたはずです!)

 法律は国会議員達が作る物ですから、他にも沢山・自分達に都合が良いような法律が有ります。問題点を追及し続け無かったら、改善されません。

【問題の本質】
 日本には「国民は善良である」と言う前提に立った法律が沢山あります。 国会と地方公共団体の議員の仕事には、綺麗事では済まないケースが多々有ります。然し、議員に関する法律は「議員は全て善良である」と言う前提に立っています。 「国民全体の善良な人の割合より、議員の割合は少ないと考えるべきだ」と私は思っています。

 議員や政党・会派に支給される金の使い道や金額の妥当性については、マスコミが調査/勉強して、「こんな状態を放置して良いのか?」と国民に問いかけるべきです。 で無かったら議員達に都合の良い法律を作ったり、そんな法律を死守しようとします。

 以下に述べる様に国会議員が国からもらう『金』は決して多くは有りません。 有力議員は自費で私設秘書を雇う必要があり、選挙ではウグイス嬢を雇ったり多額の金が必要です。文書通信費を流用したくらいでは足りないのは明らかです。 口利き等をして、表に出せない金を集めたりする事になるのだと思います。 『政治家の周りで黒い金が飛び回らなくても、政治活動が出来る様にするには如何したら良いのか?』を国民とマスコミは考える必要が有ります。

 然し、公設秘書の数を増やしたり、文書通信費の様な金を増額すると、選挙で現職議員が有利になってしまいます。選挙の公平さを確保する為には次の2点が不可欠です。❶公設秘書は選挙に係われなくする、❷文書通信費の様に議員個人に支給する金は、領収書の提示を義務化して、選挙には使えなくする。

(余談 :アメリカの公設秘書) 上院議員は公設秘書を無制限で雇える事になっています。2019年は議員一人当たり、41.2人の公設秘書を雇ったそうです。下院議員には22人の上限が有り、2019年は平均16.6人だったそうです。公設秘書は選挙活動に参加出来なくなっています。

【国会議員の収入】
 国会議員の歳費(給料)とボーナスは、現在の民間企業と比較すると決して多いいとは言えません。後述のように大臣や議長になると退職金がもらえますが、大企業の重役と比較すると微々たる金額です。国会議員は何年在職しても退職金が貰えません。

 私が出向した社員40名弱の小企業のオーナー社長の年収は2,000万円以上有りました。 社長はベンツに乗っていましたが、車の購入費、ガソリン代、車検代など全て会社の経費で落としていました。別の小企業では、社長だけで無く・勤務実績の無い(幽霊社員の)息子と娘の車の費用も会社が支払っていました。毎年一、二回家族でヨーロッパ旅行をしていましたが、その費用も会社持ちでした。他にも家族の飲食費等々を経費で落としていました。 国会議員には遣り手の方が多いいですが、他の仕事についた方が『金』儲けは出来ると思います。

① 歳費(給料) :月=129.4万円 (年=1552.8万円)・・・21年は20%カットされています。
② ボーナス :317.5万円✕2=635万円
③ 文書通信交通滞在費 :100万円/月 (年=1,200万円)・・・無税、領収書不要
④ 公設秘書費 :3名分、直接秘書本人の口座に振り込まれる。

【公設秘書】
 国会議員は公費で、❶政策担当秘書、❷第1公設秘書、➌第2公設秘書の3名の秘書が付く事になっています。人選は各議員がします。級と号級によって給与が違います。同じ級と号級だと❶と❷の給与は同じで、➌の秘書は低く設定されています。 最も低いケースでは268,900円(年額≒323万円)、最高は534,000円(年額≒641万円)ですから決して高給では有りません。 国から直接本人に振り込まれます。

 公設秘書には、国家公務員と同様にボーナス、通勤手当、住居手当、勤勉手当が支給され、退職金も支払われます。(詳細は、『国会議員の秘書の給与等に関する法律』を参照願います。)

(余談 :私設秘書) 私は複数の与野党の国会議員の地元事務所にお邪魔した事が有りますが、与党の有力議員の事務所には公設秘書の他に私設秘書がいました。色々お願いに来る人がいて、結構・皆さん忙しそうでした。 野党の事務所には陳情の来客は殆ど無い様で、暇そうな事務所が多かったです。 私設秘書の給料は議員が工面する必要が有り、パーティーを開いたりして金を集める必要が有るのです。 文書通信交通滞在費を私設秘書の給料に当てている与党議員は多いいと想像します。

 現在は無くなっていると信じたいのですが、昔は裏金を集める(極秘の)地元事務所を持った有力議員もいました。町工場や工務店が裏事務所の役割をしていました。 有力議員の場合は、億円単位の金を扱っていた様でした。

 公設秘書の数は、与野党に関係なく3名まで認められます。 日本は、地元出身の国会議員を介した『陳情/請願』で地元の要望を各大臣/各省に伝える慣習が続いてきました。 この慣習を無くさない限り、与党議員は私設秘書を雇わざるを得ないのです。 詳細は、2021年10月16日に投稿した『世襲議員を減らす特効薬』に述べました。

【国会議員の優遇】
 地方選出議員用の議員宿舎が有ります。衆議院用は2007年に建て替えら、港区赤坂の一等地に有る300戸の高層マンションです。家賃は15.4万円、3LDK(82m2)です。参議院用は千代田区の麹町と紀尾井町に有ります。

① 議員宿舎 :有料
② 議員会館 :東京事務所として利用(約100m2/室)

【政党に支給される金】
 企業や労働組合からの献金を制限した見返りに、1995年から政党交付金(政党助成金)が支給される様になりました。1995年≒302億円、2020年≒318億円でした。 衆議院の定数=465人、参議院の定数=248人ですから、2020年には議員一人当たり、4,450万円支給された事になります。(共産党は何故か?受け取っていません。)

 立法事務費は、法律を作る為の調査/検討を行う為に必要な『金』として、1953年から政党/会派に支給されています。 アメリカ等では議員が法律案を作成して議会に提出する例が多いい様ですが、残念ながら日本の議員達は問題意識が乏しく、勉強不足などで議員立法を成立させた例は非常に少ないです。

 立法事務費の支給が、政党交付金より先に始まりました。どちらも政党(又は会派)に支給されます。 実質を伴わない立法事務費は廃止して、その分・政党交付金を増額すべきだと考えます。

❶ 政党交付金(政党助成金) :1995年から始まった。
❷ 立法事務費 :議員一人当たり65万円/月 (年=780万円)・・・1953年から政党/会派に支給される。

【役職議員の年俸】
 民間企業の役員の様に、国会議員も大臣などに就任している間だけ歳費(月給)とボーナスが増加します。 役職に就くと議員の給料ではなく、役職によって定められた給料が支給されます。

 2021年は、コロナで日本経済が低迷した為に、役職給与をカットしています。 法律で定められた本来の給与を下に書きます。(大手民間企業の役員給与と比べると、決して多いいとは言えません。)

・・・ 役職議員の月給 ・・・
★ 総理大臣 :241万円 (加算額111.6=2,410,000―1,294,000)・・・21年は30%カット
★ 国務大臣 :176万円 (加算額46.6=1,760,000―1,294,000)・・・21年は20%カット
★ 副大臣  :169万円 (加算額39.6=1,690,000―1,294,000)・・・21年は20%カット
★ 大臣政務官 :144万円 (加算額14.6=1,440,000―1,294,000)・・・21年は10%カット
★ 衆参の議長 :217万円 (加算額87.6万円=2,170,000―1,294,000)
★ 衆参の副議長 :158.4万円 (加算額29万円=1,584,000―1,294,000)
△ 議会雑費 :6,000円/日・・・国会の委員会の役員や委員長への日当

・・・ 役職議員の年俸 ・・・ (21年のカットされる前の年俸)
★ 総理大臣 :4,049万円
★ 国務大臣 :2,953万円
★ 副大臣  :2,416万円
★ 大臣政務官 :2,416万円

【退職金】
 国会議員には退職金は支給されません。 役職についた議員には、在職期間による退職金が支払われます。在職期間を1年とした場合の退職金を下に整理しておきました。

 大手企業の重役の退職金と比較したら、微々たる金額です。最高裁判所長官を10年務めたら退職金は4,944万ですが、総理大臣を10年続けても1,320万円(?)程にしかなりません。

 衆参両院の議長と副議長も立派な役職だと私は思いますが、(昔からの慣例なのか?)何年勤めても退職金は貰え無いようです。

★ 総理大臣 :132万円
★ 国務大臣 :96万円
★ 副大臣  :92万円
★ 大臣政務官 :79万円

総理大臣の退職金の計算式 :基本額(俸給月額×在職年数に応じた支給率)+調整額(基本額×6/100)

【JRの無料パスと飛行機代】
 国会議員には以下に示す①、②、③の中から一つだけ選択する権利が与えられます。 JRではグリーン車に乗れます。 JR各社と航空各社に国から費用が支払われています。 その総額は年間13億円ほどの様です。

 東京に近い県から選出された議員には、航空券引換証は与えられません。

①JRパスのみ
②JRパスと1カ月当たり東京・選挙区間3往復分の航空券引換証
③1カ月当たり東京・選挙区間4往復分の航空券引換証

(余談) 私の故郷は和歌山県の田辺市で、1980年頃・横浜に住んでいました。 お盆休みには必ず、私の両親、義理の母と姉が孫を待っていたので、羽田から南紀白浜空港に飛行機で帰省しました。 ある年、飛行機が1時間程離陸しませんでした。 地元選出のH代議士が遅れたので、待っていたのです。 H代議士とは子供の頃毎年、一、二度雑談して顔見知りでした。 私の直ぐ近くの席に座りましたが、頭に来ていたので挨拶しませんでした。 国会議員は飛行機の無料引換証を支給されるだけでなく、離陸を遅らせる事も出来たのです!

 当時・正月、ゴールデンウイークとお盆んに、羽田/南紀白浜空港間の航空券を入手するのは極めて難しかったのです。私は極秘の入手ルートを二つ持っていたので、毎年帰る事が出来ました。飛行機や新幹線には予備の席が確保されていて、国会議員達は何時でも予備の席が利用できる様になっていました。この慣例は、多分・今でも続いています。

【私鉄やバスの無料パス】
 国会議員には私鉄やバスの無料パスも支給されますが、その費用は国からは出ていません。 企業側が負担しています。

 秘書には無料パスが支給されないので、秘書の移動/宿泊には文書通信費の一部が使われていると想像します。

【国会法第38条の全文】 1947年
 議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、別に定めるところにより手当を受ける。

【国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律第9条の全文】
第9条第1項 :各議院の議長、副議長及び議員は、公の書類を発送し及び公の性質を有する通信をなす等のため、文書通信交通滞在費として、月額百万円を受ける。

第9条第2項 :前項の文書通信交通滞在費については、その支給を受ける金額を標準として、租税その他の公課を課することができない。(無税なのです。)

【文書通信交通費の支給金額の変遷】
 国会議員達が如何にも仕事をしている様な振りをして、領収書の要らない金を国費からチョロまかしてきました。 最初(1947年)は『通信費』だけでしたが、63年には『交通費』を追加、74年には『文書費』、93年には『滞在費』を追加したのです。

 多くの国会議員は本来の用途には殆ど使用せず、流用していると推察します。 従って、文書通信交通費の支給は、「公序良俗に反する行為」を議員達に助長している様に思えます。

 胡散臭い人間が多いい議員達に、給料やボーナス以外に領収書の要らない『金』を支給するのは止めるべきです。

★ 1947年 :通信費=125円/月
★ 1963年 :通信交通費=10万円/月
★ 1974年 :文書通信交通費=35万円/月→→その後・75万円/月
★ 1993年 :文書通信交通滞在費=100万円/月

(余談 :共産党の噂) 共産党の国会議員は文書通信交通費を党本部に上納していると言う噂が有ります。 真実だったら、法律違反で、犯罪だと思います。 この金は、議員本人が文書を作成したり、電話したり、視察旅行する費用として税金から支給されているのです。