これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

人間の本質と少子化対策 (1)

2023-06-24 08:17:03 | 社会問題
【はじめに】
 岸田総理は『異次元の少子化対策』を実施すると言っています。従来よりも『金』を沢山投入して、以下の様な施策を実施したいと考えている様です。

 ❶若者をより沢山結婚させる。❷若者の年収をアップする。❸若いカップルに子育てが出来る広い住まいを提供する。❹育児休暇を取りやすくする。❺産休後に女性が同じ職場に復帰出来る様にする。❻大学の無償化・・・。

 今から少子化対策を推進して→→成功しても→→効果が表れるのは20年以上先の話しです。 長期的視点で日本の経済を予想した場合、少子化が本当に問題なんでしょうか? 20年後には省力化機械は目覚ましく進歩して→→労働者の減少分を十分カバー出来る可能性が有ります。栄養状態が改善され→→後期高齢者でも十分働ける人が増えて来るでしょう!

 日本の財政は切迫しています。 経済を発展させる為に税金を重点的に使うべきだと思います。税率や社会福祉保険料を軽減して→→国債を発行して→→デフレから脱却して→→経済を活性化する事が先決事項だと思います。

【私の異次元の少子化対策】
 少子化対策についての私の持論は、「未婚の女性が、二、三人子供(婚外子/非嫡出子/庶子)を産んでも、国費でベビーシッターを派遣するなどして、彼女が友達と夜・飲みにいったりして、人生を楽しみながら子育て出来る様に、国が支援する」事です。

 「未婚女性が子供を産むのは『はしたない』と言う考え方」は誤りだと、国民を教育すべきです。 少子化対策に成功したと言われるフランスの婚外子の割合は『60%』ほどで、日本は『2%』ほどしか有りません。フランスで特殊合計出生率が『2に近い値』にまで回復したのは、未婚女性が沢山生んでいるからです。

 婚外子をサポートする制度が充実したら→→子供を産んだ後に離婚した女性もサポートされる事になります。 結婚した後に→→「夫がDVしたり、グータラだと分かったら」→→サッサと離婚して→→国の支援を受けて→→明るい/楽しい家庭を築いて→→人生を楽しみながら子育てすべきです!

 「結婚したいか?」との問いに、日本の若い男性の40%、女性の50%しか「はい」と答え無かったそうです。若い男女が結婚する様に、沢山金を投入しても、結婚する数が大幅にアップするとは考えられません。若者達の結婚に対する考え方が大幅に変わってしまっているのです。

 結婚を希望する男女の割合に差が有るのは、風俗の差では無いかと想像しています。男性用の風俗(娼婦、ソープランドなど)は沢山有りますが、女性用は少ない様です。 但し、女性用風俗は2018年頃から増加して、現在は200店舗以上になっている様です。

(余談 :少子化社会対策会議) 2003年に内閣府に少子化社会対策会議が出来ましたが、そのメンバーは頭の固い学者肌の方が多いいのでは?と想像します。 それらの先生達を、男性用と女性用風俗店に連れていって、男女が性欲をドンナニして発散させているのか?身をもって確認させる必要が有ると思います。→→そうしたら、異次元の少子化対策案が出てくるでしょう!

 少子化社会対策会議の委員は、若い男女の『性セックス』についての考え方が理解出来る人を選ぶべきです! 大学だったら『助教』か『大学院生』、民間の労働組合だったら『30歳前後の平社員』を選任すべきです。

【動物のセックスと快感】
 動物も植物も『種(子孫)』を残す為のプログラム(本能)で生きています。 昆虫(ハエ、アリ)が交尾(セックス)を好むと言う研究結果が報告されています。 更に、人間以外の動物も、セックスで快感を得ていると言う報告は多数有ります。

 動物に子孫を残させる為には、雄と雌に性器を与えるだけでは駄目なんですね! 雌が発情すると雄が好む臭いを発するなどして、更に、交尾で雄と雌が快感を得られる様にする必要が有ったのでしょう! (全能の神は大変だったのですよ!)

【人間の本質】
 人類の雌(女性)にも発情期が有る様です。然し、他の動物の様に、「私は今!発情期なのよ!」と雄(男性)に示す臭いを発したり、発情期を示す肉体的変化が有りません。 人類の雌は発情期で無くても、男性を受け入れてセックスで快感が得られる様です。

 これは、人類にとって借っては重要な意味が有ったのでしょう! 「ドンナ意味が有ったのか?」皆さん考えてみませんか! 私の考えは、「男女がセックスすると『絆が深まり』→→男性が女性の子育てを支援する様になる」事です。

 然し、「食糧が簡単に手に入る様になり、避妊具が普及した現在では、女性が何時でも男性を受け入れられる事は、種々の問題を引き起こしているのでは?」と私は思います。→→少子化が進む最大の原因だと思います。

【人間の知能と少子化】
 動物が知能を発達させたのは→→知恵を使って効率よく、より沢山食物を得て→→沢山子供を産んで、元気に育てるのが本来の目的だったと思います。

 人類はドンドン知能を発達させ→→火を使って食物を加工して→→栄養を吸収しやすくし→→塩などで味付けして→→食事を楽しむ事が出来る様になりました。

 最後の氷河期が終わった頃(1万年前)、栽培効率の良い『米』と『大麦』を人類は手に入れました。→→人口が増加して→→大きな集団で生活する様になり→→国家が誕生して→→文明が開花しました。 人口が増加すると→→疫病が蔓延して→→人口が減少し→→増加する→→・・・を繰り返してきました。

 避妊具を使用し無かったら、女性は平均5~6人も子供を産むと思いますが、昔、人口が爆発が起こらなかったのは、疫病の流行と子供の死亡率が高かった為だと思います。第二次世界大戦後に医薬が進歩して、網戸が普及したので子供の死亡率は急激に低下した様です。先進国では、子供の生存率の上昇以上に、女性が生涯に産む子供の数が少なくなり→→少子化が問題になってきたのだと思います。

【避妊具の発明】
 『神』が存在するとしたら、「セックスしたら快楽が得られる様にしてやるからドンドン子供を産みなさい!」、「食物が容易に入手出来る様に知能を授けてあげるから、丈夫な子供に育てなさい!」と言われたのでしょう!

 人類はセックスの快楽が大好きです。食糧が豊かになってくると→→遊びが出来る時間を持てる様になりました。 どの人種の男女とも、「子供が出来ないセックスの方法が無いか?」、「有れば素晴らしいのに!」と、罰当たりなことを考える様になったと思われます。

 今から5,000年ほど前に、動物の盲腸や膀胱でコンドームを作り始めた様です。日本には江戸時代に入ってきて→→世界では、ゴム製のコンドームが1844年頃から製造される様になり→→日本では1909年頃に国産され→→1933年頃から現在の物に近いコンドームが生産される様になりました。

 初期の頃は、性病予防が目的だった様ですが→→日本では1950年頃から避妊具として普及する様になりました。 1950年から60年に掛けて、日本では合計特殊出生率が急激に低下して→→その後、一旦・回復しましたが→→1973年頃にピークになり→→その後は低下し続き→→少子化が問題になってきました。

 そして、2022年の合計特殊出生率は『1.26』になってしまったのです!

 なお、避妊薬(ピル)は、1960年にアメリカで初めて認可され→→日本では1999年に認可されました。

(合計特殊出生率) 49歳までに女性が、平均何人子供を産むかを表す数値を合計特殊出生率と呼びます。現在でも、産んだ子供の一部は、成人になる前に亡くなりますから、合計特殊出生率が『2.1』以上でないと少子化が進む事になります。

(余談 :コンドーム制限法) 子供を産まなくなった最大の原因は、コンドームが普及して→→快楽/娯楽の一つとしてセックスを楽しむ様になった事だと思います。 中国も少子化が深刻な問題になっているので、「子供が3人以上のカップルにしか、コンドームを売ってはならない!」と言う法律を検討している様な記事を読んだ記憶が有ります。

 この法律は、少子化から脱却する唯一の手段だと思います。 然し、民主主義国家で、こんな法律案を掲げた政党には、国民の多くは投票しないと思われます。 (こんな法律を制定したら→→コンドームやピルを麻薬の様に超高値で密売する輩が横行すると予想します。)

(余談 :広末涼子氏) 広末涼子氏の不倫問題が最近、連日の様に報道されています。 「コンドームやピルが発明されていなかったら、不倫に走る女性は殆どいない」と思われますか?

 江戸時代にはコンドームが普及していませんでしたが、江戸や大阪の庶民の女性が不倫するケースが多々有った様です。密会の場所を『出合茶屋(待合)』と呼びました。今で言うラブホテルです。 (現在、素晴らしい設備を備えた高級ラブホテルは、密会では無くて、夫婦が利用するケースが多いい様です。)

 私は歴史を学ぶのが趣味の一つです。特に教科書に書かれていない様な事を調べています。 「江戸時代には、不義密通は死罪だった!」と言われていますが、実際に死罪になったケースは、ほとんど無かった様です。→→それで、出合茶屋が繁盛して、増えていったのです。

 江戸時代の『性についての考え方(モラル)』は、現在よりも『おおらか』で自由だったのでは?と私は見ています。 女性は『処女』よりも『床上手(とこじょうず)』が好まれました。長屋の貧しい奥さんは、旦那公認で夜鷹(よたか)になって稼いだ様です。江戸の夜鷹の数は最盛期に4,000人もいたそうです。その料金は大体24文でした。(掛け蕎麦は16文でした。)

 有名人が不倫すると、マスコミは面白可笑しい記事を書いて儲けようとします。 視聴者の多くの方は、「私も不倫してみたい!」と言う願望を持っていて、「不倫相手を見つけられない!」と残念がっている様に思えます。→→マスコミに叩かれる有名人の記事で留飲を下げているのでは?! セコい考え方の方が多いい様で、残念です!

(江戸の庶民の人口増加と男女比の変化) 江戸の庶民が、『性』に”おおらか”だったのは、江戸の庶民の人口爆発と男女比の変化が関連している様に思います。 (江戸時代とは、1603年~1868年の265年間を言います。)

 江戸時代の初期には江戸の総人口は15万人ほどで、庶民は女性が極めて少なかった様です。庶民の男性の多く(80%以上)は生涯結婚出来ず、狭い!狭い!長屋で暮らしていた様です。 庶民の人口は急激に増加して、江戸時代の中期には50万人ほどになり、女性は更に急増して男女比は『1.8:1』にまで改善された様です。それでも、多分、男性の50%以上は結婚出来なかったと想像します。

 女性の人口が増加して→→江戸時代の末期には→→庶民の男女比は『1:1』になった様です。ヤット、庶民も一夫一婦制が一般的になったのでしょう!

 山本周五郎が描く”江戸の庶民の生活”は、江戸時代の中期以降だと考えないと史実に反します。(なお、赤穂浪士の討ち入りは1702年の事です。)

★ 初期(1609年) :江戸の総人口≒15万人、庶民の男:女≒4:1ほど
★ 中期(1721年) :江戸の庶民の人口≒50万人、男:女≒1.8:1 、(総人口≒100万人)
★ 後期(1844年) :男:女≒1:1

南高梅の収獲

2023-06-18 12:45:43 | 果樹
 我が家の狭い庭に、南高梅を1本育てています。 毎年、6月の末に収穫しているのですが、今年は都合が有って、昨日(17日)収獲しました。

 次男夫婦が今年小学生になった娘(孫)を連れて来てくれました。近所の梅が大好物の小学5年生の女の子が、今年も手伝ってくれました。妻と私を含めて六人で、捥ぎ(もぎ)取りました。10時頃に初めて、2時間ほど掛かりました。

 去年は沢山取れすぎて、妻が梅の貰い手を探すのに苦労しました。今年は、50~60kgを目標に、結構沢山摘果したのですが、72kgにもなってしまいました。 もう少し、太い枝を切るなどして、目標に近づける必要が有ります。

・・・ 収穫量の推移 ・・・
★ 23年≒72kg
★ 22年≒98kg
★ 21年≒63kg
★ 20年≒32kg
・・・ 2009年5月に、コーナンで買った苗を植えました。

 去年から、私が懸賞金(1,000円)を出して、参加者全員で収穫量を当てるゲームをしています。一番近い予想者が懸賞金をゲットします。 今年は、近所の女の子が一番でした。 お金を上げようとしたら、「バーバが、『お金は貰ってはいけない!』と言ったので、貰えません」と少し残念そうな顔で言いました。 妻が、「バーバに後で説明するから、貰いなさい」と言うと、嬉しそうに受け取りました。

 去年は次男が一等賞だったのですが、1,000円渡すと財布から500円硬貨を2枚出して、「お手伝いのお礼です」と言って、近所の女の子と孫に1枚づつ渡しました。 私は、「息子が機転が利く様になった」事が嬉しかったです。

 我が家には3段と5段のアルミ製折り畳み式脚立(踏台)が有ります。去年から近所の女の子は使用出来る様になりました。 孫は1年生ですが、最初3段の脚立に挑戦して、直ぐに危なげなく登れる様になり→→いつの間にか5段の上の方に登って、捥ぎ取っていました。

 妻が買い物バッグにビニーの紐を取り付けて、首に掛けられる様にしたのを、6人分用意していました。 まだ小さい孫も、捥ぎ取った実をバッグに入れて→→一杯になったら→→大きな籠に移していました。

 孫は丸顔でしたが、今年に入って急に顔が長くなり、少女の顔付きになりました。まだ甘えん坊さんですが、難しい言葉を覚え、順調に成長している様に見えます。嬉しい限りです。

・・・ 南高梅についての投稿 ・・・
 私の父と母が南高梅で大変苦労したので、私は南高梅に関連した記事を過去に2回投稿しています。暇を見つけて是非とも読んで下さい!

❶ 2018年5月20日 :父と母と南高梅
❷ 2021年6月27日 :我が家の南高梅を収穫しました。

故郷・田辺に帰ってきました!

2023-06-10 07:28:20 | 紀伊田辺
 一昨日(8日)、妻の故郷(紀伊田辺)に、日帰りで帰ってきました。 義理の母の25回忌に参列するのが目的でした。

 義理の母が元気な頃は、家族を連れて年に2回は電車で帰省していました。15年程前から妻の運転する車で、毎年1回、妻と二人で私の故郷・龍神を経由して田辺に帰省していました。新型コロナが流行し始める前(2019年)に、次男夫婦と孫娘を連れて帰った後、3.5年間帰っていませんでした。

 今回は、特急『くろしお』を利用しました。久しぶりに電車に乗ったので、天王寺駅と田辺駅がスッカリ変わっていたので、ビックリしました。


 『銀ちろ』と言う料理屋で昼食を頂きました。田辺で食事する時は、大抵『銀ちろ』を利用します。義理の母は『銀ちろ』の天婦羅が大好きで、何時も二人前か三人前を注文していました。 私は『鰹の刺身』が大好きなので、今回も頂きました。まだ『上り鰹』のシーズンです。 『なかいさん』に、「けんけん鰹ですか?」と聞いたら、「違います」との返事でした。

 鰹は足が極めて速い魚です。『ー40 ℃』に急冷したら長時間保存できます。朝魚市場に出す時、解凍する事になりますが→→朝8時~9時頃刺身にすると→→魚の臭いが無く、透き通る様なピンク色をしていて→→段々赤くなり→→夕方には、黒味がかって光り、魚の臭いが強くなって来ます。透き通る様なピンク色の刺身をワサビ醤油で食べたら、絶品です!


 『辻の餅』と言う和菓子屋で、子供の頃から私が大好きな『おけし』を買いました。 父と田辺に行ったら『辻の餅』に寄って、店内に有った椅子席に座って、先々代の女将さんと父が昔話をする横で、『おけし』を頂きました。 今回は60歳前後の跡継ぎの女将さんが、「最近はあまり売れない」とボヤイテいました。

 『辻の餅』の向かいに『三万五千石』と言う和菓子屋が有り、ご主人(K氏)は私より二回り以上年配でしたが、10年間ほど親しくして頂きました。 私は現役時代・週に一、二回全国各地に出張しました。田辺に帰省する時は、出張先で有名な和菓子を買ってきて、K氏と試食会をしました。K氏は和菓子作りに情熱を掛けていました。 残念ががら癌で無くなられました。

 『辻の餅』の女将さんから、「K氏は立派な方だったけど、女性にモテて奥さんを泣かせていた。二号さん、三号さんがいたと思う。もしかしたら四号さんがいたのかも?」と言う話を聞きました。


 高校時代の友人が、奥さんと二人で」やっている『ケルン』と言う喫茶店で、コーヒーを頂きました。奥さんは、私の妻の幼馴染なので、『ケルン』に行くと話が弾みます! (今回は友人が入院中で、残念ながら会えませんでした。)

 田辺には高校時代の友人が、家業を継いだりして、数人住んでいましたが、何人か、「跡取りがいなくて店仕舞いしたり、死亡したりした」と暗い話を聞きました。


 田辺名物の一つが蒲鉾と牛蒡巻(ごぼうまき)です。蒲鉾店が沢山有りましたが、段々少なくなって来ています。 今回は『古田蒲鉾』店の蒲鉾と牛蒡巻を買いました。私より一回り以上年長の独身の兄妹が二人で細々とやっていた、蒲鉾店(秋正)を利用していたのですが、15年ほど前に、店仕舞いしてしまいました。

 私は、牛蒡巻をそのままワサビ醤油で頂きます。・・・大の好物です!

 『秋正』の上品で微妙な味が忘れられ無いので、店仕舞いのあと、帰省すると色々な蒲鉾店で蒲鉾と牛蒡巻を買って試食しましたが気に入った味の物は有りませんでした。ケルンの女将さんが、10年ほど前に『古田蒲鉾』店で買って来てくれました。それ以来、『古田蒲鉾』店を利用しています。

 蒲鉾で有名な小田原に20回以上出張したので、時々蒲鉾を買いました。小田原製は高いですね! 田辺に帰省する週に小田原に出張したので、結構高価な蒲鉾を買って、『秋正』製と食べ比べて見ました。 『秋正』製は1/3程の価格でしたが、味に優劣は無い様に思いました。(非常に良く似た味でした! なお、小田原では牛蒡巻は作っていません。)


(余談 :沖見の思い出)
 紀伊田辺では美味しい魚が食べられます。 駅前に『沖見』と言う魚屋が有り、私がまだ小さい頃から、父に連れられて田辺に行くと必ず『沖見』で魚を買いました。

 代替わりで3人の息子さん達が店を継いでいました。私は帰省すると必ず『沖見』で鯵(アジ)と藍子(アイゴ)の干し物を買いました。「何時買っても、ここのアジとアイゴは美味しいね!」と言うと、息子さんの一人が「田辺の郊外に『ー40 ℃の冷凍倉庫』を所有する、魚の加工会社が有って、旬(しゅん)の時に多量に仕入れて、少しずつ解凍して干し物にしている。」、「そこから買ってくる。」と言っていました。

 10年ほど前に、『沖見』は店仕舞いしてしまいました。田辺に住む甥から『岩出鮮魚店』を紹介して貰ったので2回行って見ましたが、あいにく休みでした。次回帰省したら、事前に電話して行って見たいと考えています。(店の前の道路が狭いので、車で行くのは推奨しません!)

 アイゴは、田辺では『アイ』と呼びます。鰭(ひれ)の刺(とげ)に毒が有るので、店に出す前に刺を切り取っています。白身魚で、少し『くせ』が有りますが、何回か食べると病み付きになります。私の息子達と、その嫁さん達も大好きです。


私が習近平だったらロシアを!

2023-06-03 12:06:48 | 国際問題
【はじめに】
 「ロシアがウクライナに侵攻した」と言う報告を受けた習近平氏は、宝くじの一等が当たった時の様な顔になったと想像します。

 ロシアの専門家・筑波大学名誉教授の中村逸郎(いつろう)氏は、ロシアに関する面白おかしい予想話を、テレビで公表しています。中村氏の予想は、殆ど当たった事が有りません! 私も中村氏に負けずに、大胆に考えて見ました。

 私は習近平氏の立場になって、ウクライナ戦争を考えて見ました。NATOとロシアが核戦争を始めない限り、中国がウクライナ戦争で得る実利は『巨大』だと私は思います。戦争が長引けば実利は大きくなりそうです。 戦争を長引けせるために、実現不可能な停戦案をロシアとウクライナに呈示して、世界に発信しています。

【ウクライナ戦争の予想される事態】
 ウクライナ戦争がどうなるか?現状では予測不可能です。ドンナ状況が予想されるのか?思いつくままに(以下に)列記してみました。

 ドンナ事が起こったら❶~❽の事態になるか?考えると頭の体操になると思います。❶について私が考えたシナリオを書いてみました。

 ロシア軍が予想以上に弱体化していて→→ウクライナ軍の反転攻勢に耐えられそうに無い→→プーチン氏が苦し紛れに核弾頭を搭載したミサイルを、一発ウクライナに打ち込む→→NATOが最新の戦闘機や爆撃機でウクライナに展開するロシア軍を攻撃して、壊滅的な損害を与える→→プーチン氏がパニックになって核のボタンを押してしまう→→核核戦争に突入する。

❶ NATOとロシアが核戦争に突入する。
❷ ロシア軍が2022年2月の侵攻前の状態で、一方的に停戦を宣言する。
❸ ロシア軍がウクライナから全て撤退して→→停戦する。
❹ クリミヤ半島以外からロシア軍が撤退して→→停戦する。
❺ 2023年5月末の状態で停戦する。
❻ ザポリージャ原子力発電所をロシア軍が破壊する。
❼ ロシアがウクライナ領内で核爆弾または多量殺戮兵器を使用する。
❽ NATOがウクライナに直接軍事介入する。

【習近平にとって避けたい事態】
 ウクライナ戦争は、習近平氏にとって『棚から牡丹餅』です。但し、世界経済が大幅に悪化して、中国製品が売れなくなる事態は避けなければなりません。←←NATOとロシアが核戦争を始め無い限り、世界的大不況にはならないと私は予想しています。

 もう一つ避けなければならない事態は、ロシアが国連の常任理事国の権利を剥奪される事です。→→中国、アメリカ、イギリス、フランスの4カ国になってしまいます。→→中国にとって好ましくない問題が、理事会で討議されると、今まではロシアも拒否権を行使してくれていました。→→中国だけが拒否権を連発する様になると、中国包囲網は益々強固な物になると思われます。

【中国がウクライナ戦争で得られるもの】
 ウクライナ戦争が始まった時に習近平氏が考えていた以上の利益を、中国は既に得ています。戦争が長期化すると更に莫大な利益が転がり込んでくる事を、習近平氏は確信しているでしょう!

(余談 :中国の台湾侵攻) 習近平氏は虎視眈々と台湾の併合を狙っています。出来れば軍事力を使わないで併合したいと考えていると思われますが、軍事侵攻についても検討しているでしょう! ウクライナ戦争から、「偵察機や衛星からの情報/民間人のスマホ情報を集め→→AI(人工知能)を駆使して分析し→→効果的な攻撃を行う事が重要である」等々を学習していると想像します。

 アメリカがウクライナに兵器や弾薬を多量に支援して→→備蓄量が大幅に減少したら→→習近平氏は、「台湾に軍事侵攻するチャンス到来」と考える恐れが有ります。

・・・ 既に得られている実利 ・・・
❶ 原油と天然ガスを安い値段で、多量に輸入出来る。
❷ ロシア向けに、工業製品の輸出が拡大している。
❸ 人民元決済が拡大している。
❹ ロシアが悪役を引き受けてくれる。

・・・ 今後期待できる実利 ・・・
① ロシアの弱体化→→軍事/政治/経済面で中国の影響力拡大→→ロシアは中国の『子分の様な国』になってしまうと予想します。

② 中央アジア5ヶ国(カザフスタン,ウズベキスタン,キルギス,タジキスタン,トルクメニスタン)をロシアから切り離し→→中国の『衛星国』にする。

③ コーカサス3ヶ国(ジョージア 、アルメニア、 アゼルバイジャン)をロシアから切り離し→→中国の『衛星国』にする。

④ モンゴール国への影響力拡大 ・・・現在は中露・2国とのバランス外交

⑤ ロシアの種々の産業から欧米諸国が撤退した→→中国が投資してロシア経済を支配するチャンスが到来している。

⑥ ロシアの地下資源の独占が期待できる。 ・・・ロシアには石炭、ニッケル、コバルト、金などなど、沢山地下資源が埋蔵しています。

⑦ コンゴ共和国のコバルト(Co)を独占出来る。 ・・・コンゴ共和国は紛争が絶えない、危険な国ですが、燃料電池等に必要なコバルトの埋蔵量が世界ダントツの一位です。ロシアの軍事組織『ワグネル』が駐屯して活躍しています。中国も進出して、既にコバルトを独占しています。
 ロシアが弱体化したら→→ワグネルを中国の傭兵にするか、中国軍を駐留させて→→コンゴ共和国の地下資源を今後も独占すると予想します。

⑧ 兵器の輸出拡大 :近年、ロシアの兵器輸出は減少ぎみですが、それでも輸出大国(2020年は世界第2位=32億US$)です。中国製兵器は安価な様ですから、ロシアのシェアの大半が中国に転がり込む可能性が有ります。

⑨ ウクライナの復興 :ウクライナの復興が始まったら、中国が過剰生産している鉄鋼やセメントの需要が有るかも? そして、労働者を派遣して儲けられるかも?

⑩ 万が一、ロシア国内が大混乱になって→→数カ国に分割されたら→→中国は、それぞれの国に投資して→→中国の『衛星国』にする。 更に、極東ロシア(バイカル湖より東の地域)には、中国は進軍して、併合すると予想します。

(余談) 中国軍が極東ロシアに侵攻したら、日本は自衛隊を出して→→南樺太、千島列島、北方四島を奪還すべきだと思います。

【ウクライナ戦争の短期決着は避けたい!】
 習近平氏は、「ウクライナ戦争がズルズルと長引いて欲しい」と考えていると思われます。 ウクライナ戦争が今年中に、または来年春までに、短期決着する可能性は少ないと思われます。 然し、次の様なケースは考えられます。

ケース1 : ロシア軍が既に弱体化していて→→ウクライナ軍の反撃に抵抗出来ず→→クリミヤ半島から撤退したせざるを得なくなったら→→プーチン大統領は一方的に停戦を宣言すると予想します。

ケース2 : ロシアがウクライナで核兵器や化学兵器を使用して民間人を多量に殺戮(さくりく)したり、ザポリージャ原子力発電所を破壊して放射性物質を多量に発生させたら、NATOは最新の戦闘機や爆撃機でウクライナに展開するロシア軍に壊滅的なダメージを与えると私は予想しています。→→ロシア軍は撤退せざるを得なくなります。

 『ケース1』の場合は、中国に打つ手は有りませんが、『ケース2』にならない様に→→定期的に特使をロシアに派遣して→→『脅し賺(すか)し』続けると思います。

(余談) 最近、中国は「ウクライナに武器を支援すべきでない」と言っています。 中国の諜報機関は、「ロシア軍が弱体化しているので、ウクライナ戦争を長引かせる事が出来ない」と判断している可能性が有ります。 逆に、「ロシア軍に十分な力が残っている」と判断するのだったら、ウクライナに対する武器支援には言及しないと、私は考えます。

(余談 :ウクライナ戦争で得をしている国)
 ヨーロッパ諸国はロシアからの原油と天然ガスの輸入が止まって、経済が停滞する状況になっていますが、以下の国はウクライナ戦争で恩恵を受けています。

❶ 中国
❷ インド :ロシア産原油を安値で多量に輸入しています。(インドはロシア製兵器を多量に購入していましたが、今後は欧米製に変更すると思われます。兵器の国産化に投資する様です。インド/中国間には国境紛争問題が有るので、中国製兵器は今後も買わないと予想します。)
❸ イラン :ロシアがイラン製ドローンや弾薬を買っているかも知れません。ロシアから核兵器に関する技術支援を受けているかも?
❹ トルコ :トルコはNATOの一員ですが、ロシアに対する経済制裁に参加していません。トルコはロシアから原油を多量に輸入して、機械類などを輸出しています。2022年は、輸出/輸入ともに大幅に拡大しました。
❺ 北朝鮮 :金額は少ないと思われますが、砲弾などを輸出して、食糧を輸入していると想像しています。
❻ 韓国 :2020年の兵器輸出額は『890億円』→→22年の兵器受注額は『20,000億円(=2兆円)』