これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

日本の活性化❶―1 :高齢者活躍社会

2022-04-16 09:54:31 | 改革
【はじめに】
 1991年にバブルが崩壊して30年以上になりますが、日本の経済は停滞したママです。 日本とイタリアを除いた先進国では、平均年収が増加しましたが、日本は30年以上も400万円前後で推移してきました。 何故こんな状態を放置してきたのでしょうか?! 日本の政治と経済を活性化する必要が有ると私は考えているのですが、妙案は浮かびません。皆さんも考えて下さい!

 竹中平蔵氏は『規制緩和』、京大の藤井聡教授は『消費税減税』・・・多くの専門家が種々の提案をされています。 私は色々な対策を同時/平行に実施しないと日本を活性化して、平均年収をアップさせられないと考えています。 今回と次回は、「高齢者に活躍してもらう必要が有り、その為に何をすべきか」についての私の考えを書きます。

【元気な内は働ける社会】
 『女性活躍社会にする運動』は重要だと考えますが、高齢者の割合が増加している問題は、より差し迫った重要な問題です。『高齢者活躍社会にする運動』を官民協力して始める必要が有ると思います。

① 高齢者の割合が増加すると→→年金受給者が増加し→→医療費も増加して→→国家が破綻する。
② 少子化問題を解決して→→子供を沢山生んで/育て→→現役で働く人口を増やし→→日本の経済を発展させて→→税収を増加させ→→福祉予算を増やし→→高齢化問題を解決する。

 今から30年程前に『②の案』に着手したので有れば、良策だと言えますが、高齢化社会は将来の問題では無く、現在既に発生している問題です。 従って、直ぐに対策を打たなければならない問題です。

【持論 :理想的な老人】
 「毎日!毎日!少しの時間運動して、体力と時間を残して、給与をもらうか/全くのボランティアで社会に貢献する」、「医者の世話に出来るだけ掛からないように努力する」のが私の理想とする老人です。

 元気でも『老害』と呼ばれる人達が沢山いますが、老害は何とかして排除すべきです。老害者は得てして実権を握っているので、面と向かって「貴方は老害です!」と言えません。 年取った重役でも素晴らしい人格者はおられますが、老害を排除する為には、重役に定年制を設ける以外に無い様に私は考えています。

【持論 :身体の仕組み】
 私の持論ですが、人類の祖先は食物を得る為に毎日!毎日!動き回らざるを得なかったのだと思います。その為に、人類の身体は毎日身体を使う事を前提にした『作り』になっているのだと私は考えています。

 食物を取れなくなった(社会に貢献出来なくなった)老人は→→身体を短期間に老化させ→→死んで、次の世代に活躍の場を明け渡す様に、身体の作りはなっているのだと思います。 役割が終わった人間は早く死ぬべきですが、医薬や医術が進歩して、なかなか死ねなくなりました。

 私は老人の介護についてはスウェーデンに学ぶべきだと考えています。スウェーデンでは、自分の口で食べられなくなったら、『胃ろう』による栄養補給は行わないのが原則です。「静かに見守って死を迎えさせるべきだ」との考え方なのです。

❶ 人類の身体は毎日運動する事を前提にした『作り』になっている。
❷ 年とともに老化する。→→身体を動かさないと老化が早まる。
❸ 使用しない筋肉/機能は退化する。→→若い時は、筋肉が衰えても運動したら回復しますが、年を取るとなかなか元に戻りません。

【ラジオ体操】
 私が工場勤務の時は、現場職だけで無く事務職も毎朝勤務時間前にNHKの昔のラジオ体操をしました。 運動が必要なのは、本社や支店の事務職でしたが、ラジオ体操の習慣は有りませんでした。

 散歩は足腰の運動にはなりますが、足腰以外は殆ど使いませんから、上半身、腕、首などの運動を別にする必要が有ります。 NHK、日テレ、朝日などで車椅子の人でも出来る体操を放送しています。老人は勿論ですが、若い人達も毎日三、四分間体操して、5,000歩ほど歩いたら日本の医療費は大幅に少なくなると予想します。

(余談) 40歳代の現場職社員と電車で出張した事が有ります。彼は入社以来・車通勤でした。 電車がほぼ満員だったので、吊革を掴もうとするのですが、ドンナニ頑張っても肩より上に手が上げられませんでした。彼は、ラジオ体操をサボっていたのだと思いました。

【サプリメント】
 栄養補助食品(サプリメント)の広告が氾濫しています。 毎日・散歩と体操をして、サプリメントも利用するのは良いと思いますが、「サプリメントだけで健康を維持できる」と考えるのは間違いです。

【私の健康管理方法】
 私は昨年、後期高齢者になりました。同い年の友人が前立腺癌になったので、私もPSA検査を受けました。数値が高かったので、エコー検査とMRI検査を受けましたが、前立腺が肥大しているだけで、癌では無くてホットしました。

 自己負担は一割ですが、「近年中に二割に戻る」と言う噂を聞いたので、今月・簡易人間ドック検査等を受けましたが、前立腺肥大以外の異常は見つかりませんでした。

 私は喫煙も晩酌もやっていますが、今も元気なのは、何故か?考えてみました。遺伝的な要因が大きいと思います。母は103歳、父は原爆の被爆者で、80歳まで喫煙しましたが87歳まで生きました。

❶ 簡易人間ドック検査 :40歳になった頃、会社の定期健診を受けた時、たまたま・他に受診者がいなかったので、医者が暇で色々とアドバイスしてくれました。義兄が開業医だと言うと、「毎年、簡易人間ドック検査を受けるよう!」アドバイスしてくれました。以来、65歳にリタイアするまで毎年簡易人間ドック検査をしてもらい、義兄から注意点を指摘してもらってきました。

❷ 歩数 :50歳の時に出向した会社の社長が、「毎日一万歩以上を目標にすべきだ!」とアドバイスしてくれました。歩数計を買って、毎日の歩数をチェックしました。 年老いてからの”一万歩”は多すぎると言う記事を読んだので、リタイアしてからは”五千歩”を目標にしました。コロナが問題になってからは、二日に一回、人通りの少ない道を散歩しています。

❸ 好き嫌い :私は鶏肉は嫌いですが、他には嫌いな物は有りません。野菜、青魚、肉、牛乳、チーズ、納豆は大好きです。

(余談) 私は30歳代に365日間✕2回・禁煙しました。少しずつ体重が増えて6~7kgも太ってしまいました。喫煙を再開すると1年間ほどで元の体重に戻りました。 禁煙期間の前後を除いて、私の体重は20歳頃から変わっていません。 私は昔から小食で一回に食べられる量が少ないので、毎日お八つを頂かないと体重が維持出来ません。 この事で、後期高齢者になっても元気なのか?とも思われます。

【妻の健康管理方法】
 妻は私より二歳年下で、至って元気です。 何か特別の用事がない限り、夕方・友達と五、六千歩散歩しています。週に1回体操教室で二時間以上運動しています。月に一回・五時間ほど習い事に通って、口の運動をタップリしています。

 年に3回ほど、遠方の家に妻と二人で草引きと植木の剪定に行っていますが、妻は筋肉痛にはなりません。多分、体操教室のお陰だと思われます。

【高齢者の健康維持方法】
 私は神戸市と大阪市で二拠点生活をしています。 大阪にも住んでいるのは、(ボランティアで、)小さな賃貸マンションの管理、京都府の2ヶ所の家の草引きや庭木の剪定をするためです。75歳を過ぎた私が元気なのは、身体を使う仕事が有るのと、神戸の近所の人や大阪のマンションの住人と会話しているからだと思います。

 神戸の家の周辺では、散歩したり/ジョギングする人が多いいですが、大阪では殆ど見掛けません。 大阪の道には起伏が殆ど有りませんが、マンションの住人達は電動アシスト自転車を利用しています。電動アシスト自転車では、足腰を鍛える事は難しいと思います。 マンションの住人達は、多分・若い時から運動不足だったと想像しますが、私より若いのに、足腰に問題を抱えた方が3人もいます。3人は自転車に乗れなくなって、私に自転車を上げると言ってくれるのですが、「運動不足になるから」と言って断っています。

 マンションに70歳過ぎの女性が住んでいるのですが、彼女は週に6日ほど働いていました。 2年ほど前にコロナで急に仕事が無くなり、買い物以外では出掛けなくなりました。会うたびに太って来ます。運動不足が主原因なのは分かります。「仕事でストレスを解消していたのに、部屋に閉じこもる様になってストレスが溜まって無茶食いしているのでは?」と私は想像しています。

 年老いて太るのは、心臓の負担が増えるので良くないそうです。 私の予想では、彼女は数年以内に歩行に問題が出て来て、毎週・クリニック通いになるでしょう!

【登山】
 私の神戸の家の最寄り駅はJR塩屋です。そこから須磨の鉢伏山に登る登山道が有り、三、四時間で頂上に登れます。 好天の日には、塩屋駅の周辺に登山のグループが沢山集合します。 近鉄の大和西大寺駅に、年に3回・好天の日に行っていますが、改札階の広い通路が、沢山の登山姿のグループの集合場所になっています。

 登山は元気な内の趣味の一つとしては価値が有ると思いますが、今回・私が問題にしている「高齢者活躍社会の実現」と言う事には貢献しません。 「昨日は、鉢伏山に登って疲れた!今日は寝て暮らそう!」では、社会的な活躍をした事にはなりません。

【老人の集会場】
 私が小学生の頃(今から60年以上前に)集落の婦人達用に村が集会場を建てました。十畳ほどの小さな畳敷きの部屋に、台所とトイレが付いただけのお粗末な建物です。集落の主婦達が、月に一度集まってワイワイガヤガヤやりながら、昼食を作っていました。 時々でしたが、集落の子供達に『うどん』をふるまいました。

 コロナが猛威を振るいだす前の年(2018年)に帰省した時、集落の主婦に聞いたら、「メンバーは全員代替わりしたが、今でも定期的に集まっている」、「楽しいです」と言っていました。

 私が神戸に家を建てた時、徒歩数分の所に、市が建てた南向きで、海が見張らせる鉄筋コンクリート造の立派な老人用の集会場が有りました。近所の老人が、「行って見たら、古くからの住人達ばかりで、仲間には入れてもらえなかった」と言っていました。20年ほどすると、利用者がいなくなったのか?閉鎖し→→その後、市立のデイサービスになりました。

 田舎では老人でも毎日歩いて、身体を使わざるを得ません。強風や大雨の日以外では、一日・家に閉じこもるのは病人だけです。 そんな地域では、『口の運動をする』集会場を設ける事は有意義だと思います。 逆に、都会の老人には運動が必要で、『口の運動』の場所を税金で作る時代は終わったと思います。

【老人大学は止めるべきです!】
 地方公共団体が無料か、格安の料金で『老人大学』とか『生涯学習』を運営しています。老人が趣味で勉強するのは素晴らしいと思いますが、必要な金は全て自分達で負担すべきです。老人の暇潰しの為に貴重な税金を投入すべきでは有りません。

 私が播州の会社に勤務していた時、地元の高齢の社員達が、「老人大学は不公平だ!」と怒っていました。4年の大学と2年の修士課程があって、入試も試験も有りません。「入学するとダラダラと6年間通う人が多いい。」、「入学したいのだけど、空きが出来ないと入れない。申し込みの順番だから、私が生きている間に入れそうに無い!」、「勉強が目的でなく、喋りに行く人が多いい!」などと言っていました。

 老人に必要なのは座学では無く、身体を使う事です。 スマホを持って歩くとポイントが溜まるアプリを自治体や企業が運営しています。老人大学を止めて→→その金を回して→→アプリを充実させたら老人達は元気になり→→医療費を減らせます。

 貴重な税金は、若い人達のために使うべきです。


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