これ!どう思います?

マスコミがあまり報道しない様な問題を、私なりに考えてみます。

河野太郎氏に物申す!

2024-08-31 13:53:20 | 政治
【はじめに】
 先日(8月26日に)、河野太郎氏が「自民党総裁選挙に立候補する」と記者会見しました。

 河野氏は、昔から「原発反対」で「憲法改正反対」を主張して来ましたが、記者会見では真逆の発言をされました。 私は、呆れてしまいました!

【経済政策】
 日本の最大課題は、経済を発展させて→→実質賃金をアップさせる事です!

 与野党の政治家は経済についての知識が不足しているので→→財務省の言いなりになって→→税収を増やし→→プライマリーバランス(基礎的財政収支)を改善させる施策を続けて来ました。

 国が産業を発展させる『呼び水(金)』を投入して→→需要を喚起して→→GDPを増加させ→→企業と個人の所得を増加させると→→税収も増加し→→プライマリーバランスが改善します。

 日本の経済を発展させるのは簡単です、「過去の施策の反対の事をやったら→→経済が発展し→→実質賃金もアップする」と私は考えています。

 歴代の内閣は、少し経済が回復しそうになると→→消費税率をアップしたり、新たな税金を取るので→→経済は低迷し→→実質賃金がアップしなかったのです。

 人手不足などで→→大手企業は24年4月に給与をアップしましたが→→円安、ウクライナ戦争等による穀物価格の上昇などで→→実質賃金はアップしませんでした。

 河野氏は、26日の記者会見で経済政策には言及しませんでしたが、(恐ろしい事に)「消費税率アップ」が彼の持論です。 河野氏が総理大臣になったら→→経済の改善は期待出来ません→→経済は悪化すると予想します。 くわばらくわばら!

【政治資金パーティー裏金事件】
 河野氏は26日の記者会見で、「政治資金パーティーのキックバックで得た『金』の内→→政治資金収支報告書に不記載だった分は→→全額返金すべきである」と言う様な発言をしました。 その後、「返却し無かった議員は、次回の選挙では公認しない」と言う様な発言もしました。

 麻生派以外の派閥は既に解散していますから、何処に返却するのでしょうか? (国庫に返却させると訂正した様です。) 『金』さえ返せば国民は納得すると考えている様です。

 政治資金収支報告書に記載しない事は→→犯罪です。 『金』を盗んでも→→返したら許して貰えると河野氏は考えている様です!

 私は、岸田政権が政治資金規正法を改正しましたが→→”抜け穴”だらけの改正だった事を問題視しています。 河野氏は「私が総理大臣になったら→→政治資金規正法を国民が納得出来る内容に改正します」と明言すべきでした。

【憲法改正についての変節】
 河野氏は、自民党議員としては『左派』を売りにして、憲法改正には反対の主張をして来ました。 然し、26日の記者会見では、「速やかに憲法を改正する」と言う様な(真逆の)発言をしました。

 河野氏は、今でも麻生派に所属しています。 「憲法改正反対を主張し続けたら、麻生氏の支持が得られ無いと考えたのでは?」と推測しました。 河野氏が志の有る政治家とは思えません!

【原発についての変節】
 河野氏は原発反対派でしたが、26日の記者会見で「休止中の原発を再稼働させる」、「新たな原発の建設を検討したい」等と言い出しました。

 安倍政権の時に、電力とガスは自由化されたので→→電力とガスの供給義務は電力会社とガス会社には無く→→国が供給義務を負う事になっています。

(電力自由化とは) 電力会社(A社)が顧客(B社)と電力供給契約をしていたとします。 現在の電気事業法では、A社は(不測の事態以外は)給契約量の電力を供給する義務が有ります。 然し、C社が新工場を建設したのでA社に「電力を供給して欲しい」と申し出ても→→設備に余裕が無ければ、断る事が出来ます。 同様に、B社が「給契約量を増やして欲しい」と申し入れても→→設備に余裕が無ければ、A社は断る事が出来ます。

(供給義務を国が負うとは!) 電力自由化の前までは、電力の需要予測を電力10社にさせ→→設備投資の有無を検討し→→国に報告させ→→国は電力10社の計画が妥当かチェックして→→必要と判断したら、設備の増強を命令していました。

電力自由化で電力10社の供給義務を無くしたので→→電力の需要予測は国が行う必要が有り→→電力不足が予想される時は→→国の責任で対応する事になりました。 経済産業省と電力に関連する企業(1,756社)が『電力広域的運営推進機関(OCCTO)』を設立して→→将来の電力需要を予測して→→公表しています。

 電力会社が設備を増強/新設する場合は、経済産業省が融資する様になりました。大型案件では、経済産業省が補助金を出す様になるかも知れません。 電力族議員が暗躍して→→『黒い金』を懐に入れていると想像しています。

(原発についての河野氏の変節) 河野氏は、『衆議院議員 河野太郎公式サイト』で「原発反対」を主張してきました。 今回・急に「原発賛成」に変節したのは→→「総裁選挙で電力族議員達の支援を得るためだ!」と疑われても仕方がありません。

★ 電源開発の民営化 :2004年
★ 電力広域的運営推進機関 :2015年
★ 電力自由化 :2016年
★ ガス自由化 :2017年 

【河野氏の今までの主張】
 河野氏の考え方は、次で検索すると読むことが出来ます。8月26日の総裁選立候補の記者会見で「憲法改正」と「原発」について、180度違う考えを表明しましたが、httpsサイトは修正していません。

★ 衆議院議員 河野太郎公式サイト :https://www.taro.org/category/policy/page/1

・・・ 朝日新聞デジタルに公表された河野氏の意見 ・・・
❶ 憲法改正 :賛否 →→どちらとも言えない。
❷ 憲法を改正するか解釈変更して集団自衛権を行使できるようにすべきか? →→どちらかと言えば賛成
❸ 当面は財政再建のために歳出を抑えるのではなく、景気対策のために財政出動を行うべきか? →→どちらとも言えない。
❹ 5年以内の消費税率引き上げはやむをえないと思うか? →→どちらかと言えば賛成
出典 :朝日新聞デジタル 23年12月16日 http://www.asahi.com>sousenkyo46>carta

【河野氏の経歴】
 河野氏は、政治を家業とする裕福な家で生まれ育った『ボンボン(育ちが良くて世間知らずの息子)』です。 (私には、鳩山由紀夫氏に似ている様に見えます。) アメリカなどに5年間ほど留学しているので、米会話のレベルは高いと思われます。

 河野氏は、若くして(33歳)衆議院議員になり、以来、9回連続当選しています。 自民党の中では『左寄り(リベラル)』な発言をしてきましたが、派閥は”保守本流の”『宏池会(こうちかい)』でした。 当時、宏池会は『宮澤派』と呼ばれていました。

 (極めて稀な例ですが、)河野太郎氏が衆議院議員に当選した時、父親の洋平氏は神奈川県の別の選挙区の衆議院議員で、宮澤派に所属していました。 1999年に洋平氏は、太郎氏など14人を引き連れて宮澤派を飛び出し→→『大勇会』を結成しました。 洋平氏が2003年に衆議院議長に就任する為に『大勇会』を離れたので→→麻生太郎氏が大勇会を引き継ぎ→→『志公会(麻生派)』を設立しました。 河野太郎氏も志公会に参加しました。

 河野太郎氏は、”毛並みが良い”ので国民の人気が高いと見られているのか?2015年からほゞ連続して種々の大臣を歴任しています。

◎ 生年月日 :1963年1月10日(61歳)
◎ 大学 :ジョージタウン大学国際学部比較政治学科卒(86年) ・・・81年に渡米→→82年ジョージタウン大学入学→→84年プーランドのワルシャワ経済大学に留学(1年間)→→ジョージタウン大学卒業
◎ 家族 :妻、息子一人

★ 三世議員 :父;洋平氏(衆議院議長)、 祖父;一郎氏(総理大臣)、 大叔父;謙三氏(参議院議長)
★ 衆議院議員 :1996年(33歳)~ ;当選9回  神奈川15区
★ 派閥 :宮澤派→→大勇会→→麻生派 ・・・現在も麻生派
★ 国家公安委員会委員長 :①15年10月7日~16年8月3日、 ②20年9月16日~21年10月4日、 ③22年8月10日 ~現職
★ 特命担当大臣(規制改革) :①15年10月7日~16年8月3日、 ②20年9月16日~21年10月4日、 ③23年9月13日~現職
★ 特命担当大臣(消費者及び食品安全) :①15年10月7日~6年8月3日、 ②22年8月10日~23年9月13日
★ 外務大臣 :17年8月3日~19年9月11日
★ 防衛大臣 :19年9月11日~20年9月16日
★ 特命担当大臣(沖縄及び北方対策) :20年9月16日~21年10月4日
★ ワクチン接種推進担当大臣 :21年1月18日~21年10月4日
★ デジタル大臣 :22年8月10日~現職
★  デジタル行財政改革担当大臣 :23年9月13日 ~現職


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