定休日。
朝からじりじりと照りつける太陽。関東地方は梅雨の中休み、真夏の空です。
久々に自転車に乗ってお出かけするかぁ・・・行き先は遼平の通う高校。
嫁さんは学校公開や入学式などで何度か行っているけど、僕はまだ一度も行ってないんですよね。
お友達とランチに行くという嫁さんの自転車を拝借。空気を多めに入れて午前10時40分、出発。
国道17号を北上して北浦和駅前で浦和-所沢線に入り、所沢方面へ。
秋ヶ瀬橋の手前を右に曲がって道なりに・・・というコース。
このコース自体はバイクやクルマで何度も走っているので迷う心配はないんだけど、自転車で走ったときの
距離感はまるでわからないので往路はとりあえず寄り道なしで走ることに。
真夏の日差しのしたをせっせとペダルを漕ぎました。
「浦和あたりはけっこうアップダウンが多いわ・・・父親の電動アシスト自転車にすればよかったなぁ」
「顔には日焼け止めを塗ったけど、腕と首の後ろを塗り忘れて・・・真っ赤になりそうな予感がぁ」
ひとりブツブツ言いながらほとんど休みなしで1時間20分。ちょうど12時過ぎに遼平の学校へ到着。
校門前で記念写真を撮り、まだ授業中の遼平の携帯へメール送信してやりましたわい・・・後でびっくりするだろな(笑)
学校は荒川のすぐ近くにあり、景色と自然環境は申し分なし。交通環境はすこぶる悪いけど。
ヒバリのさえずりが聞こえる土手の上から見下ろせばすぐそこに学校。
すぐ横には田んぼがあり青々とした稲が風になびいて・・・順調に生育していますか?
はるか遠くにかすんで見えるのは東京スカイツリー(一番右側に薄く写っています)
土手の上に腰を下ろして気持ちのいい風に吹かれること30分。そろそろお腹も空いたことだし・・・出発。
遼平、しっかり勉強しろよ!
向かったのは自転車で10分ほどの埼玉大学。こちらの生協食堂で“冷やし唐揚げうどん”の昼食。
お薦めメニューの“金沢風カツカレー”が気になったのだけど“売り切れ”の表示が・・・残念。
しかしやっぱり学食は安くてボリュームありますねぇ。冷やしうどんに唐揚げが3つ入って410円。
学生時代ならちょっともの足りないけど、もうすぐ50歳のオヤジには十分な分量。
麺も冷凍麺を一つずつ茹でるのでシコシコでおいしいの。僕らの頃(30年前)とは大違いです。
ちょうど食べてるときに遼平から先ほどのメールの返信。「父さん、いったい何やっているの?」
「何やっているのって・・・飯喰っているんだよっ!」ってことで「埼大の学食で冷やしからあげうどんを食べてる」と
返してやったら 呆れたのでしょう、返事はありませんでした(笑)
でもキャンパスで見かけた学生さんは青春を謳歌しているようでとても眩しく見えました。
若いということだけでも羨ましいなぁ。
さてお腹もいっぱいになり次に向かったのは北浦和駅近くにある県立北浦和公園。
この公園には“埼玉近代美術館”があり、現在は“県展”の作品を展示中。
僕の場合 絵や彫刻はよくわからないので写真作品をじっくりと見させてもらいました。
やっぱり作品を見て思うのは闇雲にシャッターを切るんじゃなくて、テーマとか構図とかをしっかりと
考えながら撮すことが大切だということ・・・僕の場合、“スナップ写真”の域を出ないのはその辺の問題だな。
時計を見ると2時過ぎ。強烈な日差しの夏空ですがにわか雨の心配もなさそう。では次の寄り道場所へ。
こちらは浦和にある“調神社”。これで“つきじんじゃ”と読みますが 僕らは“つきのみや”と呼んでいます。
入り口には狛犬ではなく、ウサギがお出迎え。そうそう、こちらの神社には鳥居もありません。
なぜ”うさぎ”かというと “調(つき)”→同じ読みの“月”→“月“といえば“うさぎ”という説があるそうです。
神社で“家内安全・商売繁盛”をお願いし 後は家までひとっ走り・・・とはいえこのころから足がだいぶ重くなり。
川口市内に入った頃には足がピクピクと痙攣。
日焼けによる体力消耗と帰ってからのお楽しみのために水分を控えたのが原因ですね。
あえぐように跨線橋を渡り、家にたどり着いたのは午後3時40分。
とりあえず顔を洗って、うがいだけして・・・
冷えたビールと途中で家に電話をかけオーダーしておいたあつあつのフライドポテトで自分に”お疲れさまっ!”
明るいうちから外で飲むビールはおいしいなぁ。お仕事中の人、ごめんなさい・・・でも許してね。
身体の水分不足もあり、ビールを飲み干しましたが・・・アルコールに弱い僕はこの後、1時間半ほど爆睡。
疲れていたんだなぁ・・・それもそのはず。後でパソコンで本日の走行距離を調べたら42キロ。
やっぱりママチャリで42キロはつらいですね。スーッと僕を追い越し行ったクロスバイクがちょっぴり欲しくなりました。