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ブランドが落ちるのには長年かかるのか?日大アメリカンフットボール傷害タックル事件日大対応に学ぶ

2018-05-25 17:58:05 | マーケティング戦略に役立つ情報
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皆さん、こんばんは!

売れプロ塾長・プロ研修講師・プロコンサルタント・東京都中小企業診断士協会事業開発部長の青木公司です。

本日は「ブランドが落ちるのには長年かかるのか?日大アメリカンフットボール傷害タックル事件日大対応に学ぶ!」です。

今回、日大アメリカンフットボール部の障害罪レベルの危険タックル問題。

大変な問題になっています。

まず、日大の宮川選手の関西学院大学のクウォーターバックに対する背後からの危険タックルは完全にスポーツを超え、怪我をさせる目的で行ったと宮川選手がいっているため、問題外の行為なのは間違いないです。

しかし、それが監督、コーチからの指示だったという宮川選手。

そしてそれを一切否定する日大のアメリカンフットボール部監督とコーチ。

そして監督、コーチを指示する大学。

政府スポーツ庁が動くだけでなく、警視庁もうごく大変な問題となっていますよね。

また、日大は危機管理学部が唯一ある学校とのことですが、今回の対応のまずさで、次から次へと炎上することとなっています。


5月23日の記者会見で、わずか一時間前にマスコミに通知して(通常は、数時間前には連絡)、わざわざマスコミを集めた記者会見。

日大広報部の白髪の司会者が、1時間半後から、報道陣の質問をあからさまに妨害し、さえぎり、質問を続けようとする貴社ともめる事態に。

「もうやめてください」と強引に白髪の日大広報部の人間が会見を終えようとしました。

その際、記者が「日大のブランドがあなたの発言で落ちている」と指摘すると、即座に「落ちません」と話し、常識のあまりのなさに失笑が起きました。

本日の会見で、日大ブランドが落ちるかどうかを聞かれた大塚学長は「ブランドが落ちる、落ちないというのは、長年のことになる」と断言していました。

僕は経営コンサルタントとして、「マーケティング、ブランドに関する意識が明らかに欠如しているな。
甘いな。だからこういうことが起きるのだ。」と確信しました。

ブランドを構築し、維持向上するためには、長年の圧倒的実績、長年の信頼、そして、相手にその魅力を伝えていくための長年の戦略と努力が必要。

これは事実です。

しかし、ブランドが落ちる場合は一瞬です。

「一瞬の悪い出来事」

「信頼を損ねる一瞬のウソ(そうとられてもアウト)」

「そして一瞬の相手の不振、不満」

それらであっという間に長年かけて構築したブランドは失墜します。

ブランドを築くには長い時間と努力と結果、実績が必要。

ブランドが落ちるのにはただ一度の問題とその対応、そして傲慢さであっという間に落ちるのです。


日大アメリカンフットボール部の体質に発したこの問題。

日大のその後の対応で、繰り返し、世間にそのまずさが広がっている今。

間違いなく、ブランドは失墜する。

そういう意味で。

会社を経営する立場、そしてかかわる社員とも。

考えていかないといけないと思うのです。


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コメント
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