会議室で会議中に揺れ始める。いつもと違う揺れに、フロアは騒然。
居室は高層棟21階、揺れが半端ない!立っていられない。キャスター付きイスがフロアを滑る。
外を見ると、隣の高層ビルが、前後にユサユサ揺れている。
何とも不思議な光景だ。まるで、ビルが生きているよう。
断続的な揺れに船酔い状態、とても仕事にならない。
保育園はどうしたろう。ちょうど午睡明け頃だ。
子どもたちは無事?お迎えはどうしたらいいのか?
携帯が発信できず、会社の固定電話から両保育園に電話。
「皆、大丈夫ですよ。何時でも私が残ってお待ちしていますよ」
園長先生の力強い言葉。嬉しくて涙が出そうになる。
窓から眼下を見下ろす。終業時間が近づくも、電車の動く気配無し。
その一方で、歩道、車道ともみるみる交通量が増えていく。
会社から、「交通麻痺の為、社内に留まるよう」指示。
どうしたらいいんだろう。早くお迎えに行きたいのに。気持ちばかりが焦る。
携帯は依然として不通、トシチャンとも連絡が取れない。
固定電話からも、実家、両保育園とも電話がつながらなくなってしまった。
そのうち再び、「徒歩圏半径10キロ内在住者のみ帰宅せよ」という指示。
我が家は駅にして3駅分。Googleマップで9キロと出る。
よっしゃー!帰るぞ!チビっ子たち、待っとれよ!
帰宅者に防災バックが配られる。オレンジ色のナイロン巾着の中には水と乾パン。
同じフロアの後輩女子2人とともに21階を17時半に出発。
エレベータはもちろん閉鎖中、階段をぐるぐるぐるぐる降りる…め、めがまわる…
やっと1階に着く頃は、もうクタクタでゴールな気分。
いやいや、ここがスタート地点。
ここでトシチャンからメール受信。
「会社を出た、歩いて帰る、子どもたちはお迎えに行く!」
会社を出る。15号線の歩道は、既に徒歩帰宅の人で流れができている。
思うように歩けないのが、もどかしい。
一方トシチャンも会社から徒歩帰宅。
約1時間後には、無事、子ども達のお迎えが完了。
そのまま車で私のお迎えに来てくれ、
会社から約6キロ地点、19:30家族無事再会を果す。
車道も、歩道も、駅も、家に帰れない人でいっぱい。
保育園でお迎えを待っている他の子ども達。
会社の大多数の人は、会社の指示のもと会社に泊まっている。
テレビをつけると、信じられぬ光景。続く余震。
とても、手放しで喜ぶわけにいかない。
居室は高層棟21階、揺れが半端ない!立っていられない。キャスター付きイスがフロアを滑る。
外を見ると、隣の高層ビルが、前後にユサユサ揺れている。
何とも不思議な光景だ。まるで、ビルが生きているよう。
断続的な揺れに船酔い状態、とても仕事にならない。
保育園はどうしたろう。ちょうど午睡明け頃だ。
子どもたちは無事?お迎えはどうしたらいいのか?
携帯が発信できず、会社の固定電話から両保育園に電話。
「皆、大丈夫ですよ。何時でも私が残ってお待ちしていますよ」
園長先生の力強い言葉。嬉しくて涙が出そうになる。
窓から眼下を見下ろす。終業時間が近づくも、電車の動く気配無し。
その一方で、歩道、車道ともみるみる交通量が増えていく。
会社から、「交通麻痺の為、社内に留まるよう」指示。
どうしたらいいんだろう。早くお迎えに行きたいのに。気持ちばかりが焦る。
携帯は依然として不通、トシチャンとも連絡が取れない。
固定電話からも、実家、両保育園とも電話がつながらなくなってしまった。
そのうち再び、「徒歩圏半径10キロ内在住者のみ帰宅せよ」という指示。
我が家は駅にして3駅分。Googleマップで9キロと出る。
よっしゃー!帰るぞ!チビっ子たち、待っとれよ!
帰宅者に防災バックが配られる。オレンジ色のナイロン巾着の中には水と乾パン。
同じフロアの後輩女子2人とともに21階を17時半に出発。
エレベータはもちろん閉鎖中、階段をぐるぐるぐるぐる降りる…め、めがまわる…
やっと1階に着く頃は、もうクタクタでゴールな気分。
いやいや、ここがスタート地点。
ここでトシチャンからメール受信。
「会社を出た、歩いて帰る、子どもたちはお迎えに行く!」
会社を出る。15号線の歩道は、既に徒歩帰宅の人で流れができている。
思うように歩けないのが、もどかしい。
一方トシチャンも会社から徒歩帰宅。
約1時間後には、無事、子ども達のお迎えが完了。
そのまま車で私のお迎えに来てくれ、
会社から約6キロ地点、19:30家族無事再会を果す。
車道も、歩道も、駅も、家に帰れない人でいっぱい。
保育園でお迎えを待っている他の子ども達。
会社の大多数の人は、会社の指示のもと会社に泊まっている。
テレビをつけると、信じられぬ光景。続く余震。
とても、手放しで喜ぶわけにいかない。