ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

シッコ

2007年09月22日 | ましこノート
話題作マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」を観た。
アメリカの医療制度に対する痛烈な批判である。
政治が保険会社にコントロールされて、
国民がそのためいかに不利益を被っているかがカナダ、
イギリス、フランスと比較し問題提起をしながら、
最後に共産圏キューバに頼る
アメリカ人を描き出されている。
その原因は政・官・業の癒着構造がアメリカにもはびこり
国民のためではなく、政治家が特定の業界団体の為に
活動している姿が浮き彫りにされている。
それはどこかで見た風景であり、日本そのものである。
医療、介護、年金は勿論のこと、高度福祉社会を創る責任が
政治にはあるが、高負担・高福祉社会の是非について
早急に合意形成が必要になる。
超高齢社会が世界に類を見ない速いスピードで進行中である。
国民皆保険を持たないアメリカの現状についての
問題提起を大いなる参考として、日本も福祉に限らず、
全ては国民の為の政治政策を
実現していく事を「シッコ」は教えている。

〈ましこ輝彦公式サイト http://www.mashikoteruhiko.com/〉