ましこノート

参議院議員・増子輝彦が日々思うことを書きつらねています。(メールマガジンでも配信中)

阪神大震災の教訓

2005年01月17日 | ましこノート
阪神大震災から10年を迎えた。
あれからまだ10年しか経っていないのに随分前のように感じられる。大震災発生半月後に神戸市長田区へ視察に入ったが、想像以上の惨状だった。
あの時、国をあげて「防災対策」と叫んだが、教訓は活かされているのだろうか?
ほとんどの犠牲者は建物倒壊の下敷きになった事と、三軒両隣の連携の重要な事がわかった。

この大震災以降、ボランティア元年と言われるようにボランティア活動が日本で定着し、その後の災害支援活動に大きな貢献を果たすようになった。
昨年は災害が多く、特に新潟中越地方地震が起き大惨事となったが、10年前の教訓が復興に役立ったかどうかといえば、充分とは言えない。

災害は忘れた頃にやってくると言われる。今年はこの10年間に起きた様々な災害を教訓に、安全・安心な災害の無い街づくり・国づくりをしなければならない。
国民の生命と財産を守るのが政治の責任である。