今となってみれば、そのレンズを知らない方も多いですし、当時大ヒットになったテレモアの商品名で売られていたテレコンバータもはるか昔の思い出です。今のテレコンバータはケンコーさんが出しているテレプラスがつとに有名ですし、現用されている方も多いのではないかと思います。
今となってみれば、大学生の頃に姿を消している会社でもあり、中古品自体もそう多くは出ていないのが現状で、探すのに一苦労するレンズですが、見つけたとしても数千円から場合によってはジャンク扱いの数100円で売られているのを目にする感じです。安物サード・パーティの扱いを受けるかわいそうなレンズなのですが、どっこい、描写性能は安物とは思えない感じです。
ジャンク扱いのレンズを数個買ってきて良いとこ取りを行い、一本のレンズに仕上げる事が必要な位、生き残りの完全なレンズを見つけるのが難しく、カビや曇りなしで動作も正常な物を見つけたら、即買いしても良い位の感じです。一番見かけるのが135mmF2.8の望遠レンズで、広角やマクロレンズもあるらしいのですが、今までのカメラ店巡りでは、105mmF2.8の中望遠レンズとコニカ用の広角レンズ位しかありません。
奇跡的に巡り合う。そのようなレンズですから、先ずカメラ屋さんに聞いてもあまり良い返答は帰って来ませんし、棚に陳列される事も余りありません。仕方なしに余り注目しないでいると、ジャンクで数個かごに入っていたりします。2個目のレンズはそのような感じでしたから、良いとこ取りを行って一本のレンズに仕上げてしまいました。
昔ながらの太め鏡胴で、ずっしり・ぼってりの望遠レンズです。余裕が十分確保されている設計と、昔ながらのプリセット絞りのため、鏡胴内に余計なカムやレバーが無く、すっきりとしている事が相まって、描写性能が高くてしっかりと写る印象となります。しっかりと考えて低価格にしてある訳で、学生カメラマンの心強い味方であったろうと思います。
今のディジタル一眼レフ・カメラに取り付けても、その性能は充分に感じる事が出来ます。繊細で立体感が出せるレンズですから、撮影行に持ち出して撮影が楽しくなる不思議なレンズです。プリセット絞りも絞り優先AEが効くカメラで有れば、被写界深度を見ながら絞り値を設定することが出来ますので、余り不便は感じません。
1個1個手組みをされていた昔ながらのレンズで、貼り合わせレンズがバルサムで貼り付けられていない珍品もありますが、古き昔の昭和の香りを漂わせているレンズでもあり、手放せない逸品です。特にニコイチ等、自分の手心が入ったレンズは手放せないですし、レンズの写りも確かですから、壊れたら直して現用復帰させながら今後も使っていこうと考えています。
それでは昨年末に撮影した写真から掲載します。

Asahi Pentax SP Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/250sec F7 Fujicolor100(業務用)
例年2月頃に咲いているやしゃぶしの花が、年末に咲いています。異常気象の影響と思いますが、不思議な気分です。
今となってみれば、大学生の頃に姿を消している会社でもあり、中古品自体もそう多くは出ていないのが現状で、探すのに一苦労するレンズですが、見つけたとしても数千円から場合によってはジャンク扱いの数100円で売られているのを目にする感じです。安物サード・パーティの扱いを受けるかわいそうなレンズなのですが、どっこい、描写性能は安物とは思えない感じです。
ジャンク扱いのレンズを数個買ってきて良いとこ取りを行い、一本のレンズに仕上げる事が必要な位、生き残りの完全なレンズを見つけるのが難しく、カビや曇りなしで動作も正常な物を見つけたら、即買いしても良い位の感じです。一番見かけるのが135mmF2.8の望遠レンズで、広角やマクロレンズもあるらしいのですが、今までのカメラ店巡りでは、105mmF2.8の中望遠レンズとコニカ用の広角レンズ位しかありません。
奇跡的に巡り合う。そのようなレンズですから、先ずカメラ屋さんに聞いてもあまり良い返答は帰って来ませんし、棚に陳列される事も余りありません。仕方なしに余り注目しないでいると、ジャンクで数個かごに入っていたりします。2個目のレンズはそのような感じでしたから、良いとこ取りを行って一本のレンズに仕上げてしまいました。
昔ながらの太め鏡胴で、ずっしり・ぼってりの望遠レンズです。余裕が十分確保されている設計と、昔ながらのプリセット絞りのため、鏡胴内に余計なカムやレバーが無く、すっきりとしている事が相まって、描写性能が高くてしっかりと写る印象となります。しっかりと考えて低価格にしてある訳で、学生カメラマンの心強い味方であったろうと思います。
今のディジタル一眼レフ・カメラに取り付けても、その性能は充分に感じる事が出来ます。繊細で立体感が出せるレンズですから、撮影行に持ち出して撮影が楽しくなる不思議なレンズです。プリセット絞りも絞り優先AEが効くカメラで有れば、被写界深度を見ながら絞り値を設定することが出来ますので、余り不便は感じません。
1個1個手組みをされていた昔ながらのレンズで、貼り合わせレンズがバルサムで貼り付けられていない珍品もありますが、古き昔の昭和の香りを漂わせているレンズでもあり、手放せない逸品です。特にニコイチ等、自分の手心が入ったレンズは手放せないですし、レンズの写りも確かですから、壊れたら直して現用復帰させながら今後も使っていこうと考えています。
それでは昨年末に撮影した写真から掲載します。

Asahi Pentax SP Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/250sec F7 Fujicolor100(業務用)
例年2月頃に咲いているやしゃぶしの花が、年末に咲いています。異常気象の影響と思いますが、不思議な気分です。