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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

さて今年は

2016-01-01 07:30:00 | いろいろあります
あけましておめでとうございます。本年もカメラやピアノ、そして見つけた色々なものを自分なりに反芻しながら紹介していきたいと思います。何しろ昔レンズや昔のカメラは、紹介している雑誌も少なくて使ってみないと判らない、現代の未知の領域となっていますので、せっせと撮影しながら紹介していきたいと考えています。

昨年の秋からスーパー・エルニーニョ現象だそうで、ここ金沢も全く雪が降らないどころか、新年から晴れたり雨が降ったりの天気でこれから先どの様な天気になるのかが判らない状況です。おかげで太平洋側と同じような冬枯れの雰囲気になっていて、暖かいのは大変結構な事ですがスキー場は雪が降らずに、開店休業となっている所も多くあると聞いています。

昨年からとみに増えてきているフィルムの使用率ですが、古いカメラが集まってきましたので、更に使用率がアップしそうです。やはりディジタルと比較すると粒状性からくる解像度は低いのですが、その分グラデーションや雰囲気描写の良さが前面に出てきて、特段レタッチを行わなくても満足が出来る結果が得られます。

ディジタルでは沢山撮影が出来る分、構図の曖昧さが前面に出てきて一杯撮影はするのですが、成功したコマが極端に少なくなると云う災いも出て来ます。やはりフィルムの場合は1枚数10円というコストの高さが懐に響きますし、何とか成功コマにしてやろうと云う気持ちが出てきて、時間をかけて撮影を行うようになります。

今ではAPSフォーマットのフィルム自体が無くなってしまいましたから、現在フィルムカメラを使うとなると、135フォーマット・フィルムのフルサイズか、ハーフ・サイズと云う選択肢になってきます。中判フィルムもありますが、一般的に容易く使用できるのが135フォーマット・フィルムと云う事になります。

フルサイズのディジタルカメラよりも先に、フィルムは元々フルサイズな訳ですから、当然ながら周辺減光や歪曲収差等の影響を大きく受けてしまいます。加えて背景ボケの変形要素も大きく出て来ますから、フィルムで撮影する時には過去に被った災いが降りかかってくる訳で、逆光を避けながら少し近接してイメージ・サークルを広げて、そこそこ無難な画像を得る様に努力します。

加えて、過去から行っているスクウェア・フォーマットの手段が効果的に働きます。ハーフ・サイズから始まったカメラ趣味ですが、その後は教材で買ってもらったおもちゃの6×6判カメラで愉しんでいました。スクウェア・フォーマットの基礎がどうやらこの辺りにあった様で、フルサイズのフィルムでもAPSサイズ位の範囲で、正方形の枠を動かしてトリミングを行う癖が身に付きました。

そんなこんなで、APS-Cフォーマットのディジタル一眼レフを使った事で、イメージ・サークル周辺の怪しい部分が見事に取り除かれますから、これもまたよしと云った感じです。昔レンズを使って、ノー・トリミングの撮って出し撮影を行う時には、APS-Cフォーマットのディジタル一眼レフ・カメラが最強の助っ人になります。

少し手間のかかるフィルムですが、長い歴史を持ったアイテムですから、味わい深い記録となって残ります。何しろフィルム自体は物理的に廃棄しない限り消えてしまいませんから、条件を変えて数回はスキャニングして愉しめますし、銀塩印画紙に焼き付けて独特の色合いやグラデーションを愉しむ事も出来ます。

今年も色々なカメラやレンズ、そしてフィルムで撮影していきたいと考えています。それでは、昨年末に撮影した写真から掲載します。


Konica Auto S2 Hexanon 45mmF1.8
撮影データ:1/125sec F5.6 Kodak SuperGold 400
出張から帰って来て、運動のために途中から金沢市内を歩きます。浅野川沿いの風景がきれいで、主計町(かずえまち)の景色が印象的で思わず撮影しました。昔ながらの風景も良いものです。
コメント (2)
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