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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

フラッシュバルブ

2017-06-04 06:50:20 | アクセサリー
今では懐かしいフラッシュ電球ですが、何回も使えるストロボが発売されると、一気に需要が減少して行って、今ではでディジタルカメラに内蔵されるようになってしまいました。今ではフラッシュというと、キセノン管を使ったストロボの事を指す様になりましたので、昔々のフラッシュバルブの事はご存じない方が増えました。

ごく普通の電球みたいですが、中には酸素と酸化促進剤、そして燃焼するとまばゆい光で発光するアルミニウムなどの線を一緒に入れてあります。要は燃やして発光するために、一回光らせると用済みになってしまう勿体無さが有りました。写真館で写真を撮ってもらうと必ず2~5個位は使いますので、写真を趣味にされている方はあまり使わなかったという感じでした。

ニコンF用のフラッシュガン・アダプターを探していた時に、いつも行くカメラ屋さんでそれなら有りますよとのことで、購入しましたが、これがあるのであれば、もしかしたら昔ながらのフラッシュガンはありますかと聞いてみましたら、棚の中から出してくれました。今ではフラッシュバルブも専用電池も売られていませんので、使おうという気は起きませんが、古き昔の記念に部屋に飾っておこうと思い、購入しました。

Fujifilm JX600 Fujinon4.6~23mmF4.8~6.3
撮影データ:1/60sec F3.5 ISO320
電球が取り付けられていないと、なんとも格好がつかない雰囲気ですので、カメラ屋さんの方が店の奥をごそごそ探して新品の電球を取り付けてくれました。今となっては中の酸素も抜けているでしょうし、光らない可能性のほうが高いので、あくまでも飾りといった感じです。私自身もストロボの時代からカメラの世界に入りましたので、なんとも懐かしい感じです。

昔は閃光電球と呼ばれていたフラッシュバルブですが、その前は閃光粉と呼ばれる粉があって、火をつけるとフラッシュのようにまばゆく光ります。その装置もWebなどではたまに見る事が出来ますが、ある意味使った事がない世界です。今のキセノン管フラッシュと同じ様にガイドナンバーがあって、大体GN20のストロボと同じ様な感じでした。

キセノン管は細い棒ですから、影のつき方がかなりきつく出る事があって、ディフューザーと呼ばれる拡散装置を取り付けて撮影したりします。簡単には薄い白布をストロボ発光部に被せるだけでOKですが、フラッシュバルブの場合は球状に発光しますので影が柔らかくなって好都合という事も聞きました。

遠い昔のフラッシュバルブという感じですが、最近まではプリントゴッコの製版用フラッシュとして販売されていた感じです。フラッシュバルブ自体も希少品で、手に入れても使えるかどうかは微妙な雰囲気ですから、今回手に入れたフラッシュガンはフラッシュバルブを装着して部屋の飾りとして活躍してもらう事にしました。

今では、何回も使えるキセノン管フラッシュが有りますので、カメラ内臓のものと併せて使っていこうと考えています。

それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Takumar 200mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO400
久しぶりに川の土手を歩くと、とちの木が花を咲かせていました。もう終わりごろですが撮影できてよかったと思っています。
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