マミヤさんのM42最後発レンズで、この後は独自のバヨネット・マウントに変わって行きます。この頃のM42レンズは開放測光のカメラに対応するべく、色々な工夫がなされていますので、単純に純正以外のカメラには取り付かないようになっています。絞り値の伝達ピンやカメラ内部への水進入防止策が施されていますので、一筋縄では取り付きません。
良く行くカメラ屋さんで、このようなレンズが出てきて、M42レンズらしいけれどと見せてもらったのがこのレンズでした。絞り値の伝達ピンをはずせば、なんとかなりそうと考えて購入しましたが、ペンタックスSPに取り付けると絞り輪が動かせなくなってしまいます。少しマウントからレンズが浮いてしまいますので、無限遠も出せません。
よく見ると埃や水分がカメラ内部に入らないように、3mm程絞り輪の縁部分が出っ張っています。この出っ張りを削らない限りは装着できませんので、諦めて絞り輪を外して根気良くやすりで削って行きます。一週間ほどかかってようやく撮影にこぎつけましたが、なかなか難解な改造でした。
しかし、苦労をした甲斐があって、満足する画を出してくれますから手放せないことになります。絞り値の伝達ピンを外してしまうと、オート絞り機能の付いた絞込み測光用レンズになってしまうわけですが、ディジタル一眼レフ・カメラもペンタックスSPも絞り込み測光方式ですから、さして不便は感じないことになります。
F2クラスのレンズは、少し絞り込まれているレンズと考えることが出来ます。このために絞り開放から解像感がある程度出ていますから、暗い場所や柔らかな背景ボケが期待できます。加えてある程度深めの被写界深度も確保されていますので、思い切って近接撮影を行っても、微妙なボケに悩まされることが少ない印象です。
手軽に高品質の写真が撮影できますから、余計な配慮をしなくても結果オーライとなっていきます。気持ちよく撮影が行える感じで、ストレスを余り感じない分、構図決定に時間が避けて好都合です。しかし、これ以上の優雅なボケ味を堪能したい場合には、F1.4やF1.8の大口径標準レンズを用いたほうが有利です。
早春の花は小さいけれど、ある程度密集してこんもりと咲きますから、花全体を写しこむためにはレンズを選ぶことも必要と感じています。APS-Cサイズのディジタル一眼レフ・カメラでは、背景ボケが多少硬くなる分、被写界深度が稼げますからカメラも選んで撮影していくことが大切と感じさせてくれます。
今回の撮影行では、晴れた日ですが朝まで雪が降っていましたので、格好の枝雪撮影となりました。青い空にこんもりと雪を抱いた枝を撮影するのも、冬の撮影行の愉しみです。小一時間の間、雪と戯れながら空を見上げて、楽しく撮影できました。
それでは、今月はじめに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Auto Mamiya/sekor 50mmF2
撮影データ:1/1000sec F8 ISO100
見上げると神社の森の木々が雪化粧しています。雪景色が一番映える被写体となっています。
良く行くカメラ屋さんで、このようなレンズが出てきて、M42レンズらしいけれどと見せてもらったのがこのレンズでした。絞り値の伝達ピンをはずせば、なんとかなりそうと考えて購入しましたが、ペンタックスSPに取り付けると絞り輪が動かせなくなってしまいます。少しマウントからレンズが浮いてしまいますので、無限遠も出せません。
よく見ると埃や水分がカメラ内部に入らないように、3mm程絞り輪の縁部分が出っ張っています。この出っ張りを削らない限りは装着できませんので、諦めて絞り輪を外して根気良くやすりで削って行きます。一週間ほどかかってようやく撮影にこぎつけましたが、なかなか難解な改造でした。
しかし、苦労をした甲斐があって、満足する画を出してくれますから手放せないことになります。絞り値の伝達ピンを外してしまうと、オート絞り機能の付いた絞込み測光用レンズになってしまうわけですが、ディジタル一眼レフ・カメラもペンタックスSPも絞り込み測光方式ですから、さして不便は感じないことになります。
F2クラスのレンズは、少し絞り込まれているレンズと考えることが出来ます。このために絞り開放から解像感がある程度出ていますから、暗い場所や柔らかな背景ボケが期待できます。加えてある程度深めの被写界深度も確保されていますので、思い切って近接撮影を行っても、微妙なボケに悩まされることが少ない印象です。
手軽に高品質の写真が撮影できますから、余計な配慮をしなくても結果オーライとなっていきます。気持ちよく撮影が行える感じで、ストレスを余り感じない分、構図決定に時間が避けて好都合です。しかし、これ以上の優雅なボケ味を堪能したい場合には、F1.4やF1.8の大口径標準レンズを用いたほうが有利です。
早春の花は小さいけれど、ある程度密集してこんもりと咲きますから、花全体を写しこむためにはレンズを選ぶことも必要と感じています。APS-Cサイズのディジタル一眼レフ・カメラでは、背景ボケが多少硬くなる分、被写界深度が稼げますからカメラも選んで撮影していくことが大切と感じさせてくれます。
今回の撮影行では、晴れた日ですが朝まで雪が降っていましたので、格好の枝雪撮影となりました。青い空にこんもりと雪を抱いた枝を撮影するのも、冬の撮影行の愉しみです。小一時間の間、雪と戯れながら空を見上げて、楽しく撮影できました。
それでは、今月はじめに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Auto Mamiya/sekor 50mmF2
撮影データ:1/1000sec F8 ISO100
見上げると神社の森の木々が雪化粧しています。雪景色が一番映える被写体となっています。