コムラーのレンズを久しぶりに引っ張り出してきました。小さいながらもF2.8の明るいレンズで、絞り開放ではなんとなく物足りない描写となるのですが、絞り込むにつれて解像感が上がって、見違えるような一枚を撮影することが出来る隠れ銘レンズです。この135mmF2.8は、一番製造本数が多かったと見えて、ジャンク品でも良く目にすることが出来ます。
レンズの曇りがある個体も多く、きれいなものは恐らくほとんど存在していないと思われ、ジャンク品を複数個買ってきてばらばらにして、良いとこ取りをしてき組上げると、安心して使える一本が出来上がるという按配です。絞りは10枚以上の羽根を組み合わせたプリセット式で、自動絞りでないことからあまり購入する人もいないといった感じです。
しかし、レンズが販売されていた当時は、安くてしっかりと写るサードパーティのレンズで、多くの方が現用されていました。このため金属のピンは磨り減っていたりしているものが多く、使い出すとピンが外れてピントや絞りが合わせられなくなってしまうこともあります。ジャンク品を集めて分解し部品の予備を持っておくと、いざという時に交換が行えて便利です。
一旦ばらばらにしてベンジンなどできれいに油をとってから、改めてヘリコイドグリスを付けると操作性も高まって、快適に撮影が行えるようになります。グリスが固まっている個体はピントリングが異様に渋くなっていますので、なかなかピントが合いません。また、グリスが抜けている場合はスカスカに動きますので、これもピントを合わせるのが難しくなります。
発売から50年以上経過した古参レンズと諦めて、しっかりとメンテナンスを行えば、元来総金属製の重厚レンズですから、壊れてしまうことはありません。しかし、レンズ自体のコーティングがほとんど施されていませんから、逆光を避けてフードをしっかりと装着して撮影することが必要です。
自分自身でばらばらにして、注油して磨いて組み立てたレンズは愛着が湧きます。タクマーレンズも、今ではメンテナンスを行ってくれるところが少なくなりましたので、勢い自家修理ということになります。今では完全に作動する、きれいなコムラーレンズを探すのが至難の業ですから、修理してメンテナンスを施してそれから使うということになります。
段々と梅雨の季節に入る時期は、被写体も少なくなりますが晴れ間を見計らって撮影行になります。コムラー・レンズを使っていると、がたがあったら帰ってねじを締めなおそうという感じで、納得できる結果を出してくれるレンズに感謝しながら撮影を行います。
それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO100
面白い花と気づいてよく見るとゆきのしたの群落でした。葉はてんぷらにしても美味しい春の花です。
レンズの曇りがある個体も多く、きれいなものは恐らくほとんど存在していないと思われ、ジャンク品を複数個買ってきてばらばらにして、良いとこ取りをしてき組上げると、安心して使える一本が出来上がるという按配です。絞りは10枚以上の羽根を組み合わせたプリセット式で、自動絞りでないことからあまり購入する人もいないといった感じです。
しかし、レンズが販売されていた当時は、安くてしっかりと写るサードパーティのレンズで、多くの方が現用されていました。このため金属のピンは磨り減っていたりしているものが多く、使い出すとピンが外れてピントや絞りが合わせられなくなってしまうこともあります。ジャンク品を集めて分解し部品の予備を持っておくと、いざという時に交換が行えて便利です。
一旦ばらばらにしてベンジンなどできれいに油をとってから、改めてヘリコイドグリスを付けると操作性も高まって、快適に撮影が行えるようになります。グリスが固まっている個体はピントリングが異様に渋くなっていますので、なかなかピントが合いません。また、グリスが抜けている場合はスカスカに動きますので、これもピントを合わせるのが難しくなります。
発売から50年以上経過した古参レンズと諦めて、しっかりとメンテナンスを行えば、元来総金属製の重厚レンズですから、壊れてしまうことはありません。しかし、レンズ自体のコーティングがほとんど施されていませんから、逆光を避けてフードをしっかりと装着して撮影することが必要です。
自分自身でばらばらにして、注油して磨いて組み立てたレンズは愛着が湧きます。タクマーレンズも、今ではメンテナンスを行ってくれるところが少なくなりましたので、勢い自家修理ということになります。今では完全に作動する、きれいなコムラーレンズを探すのが至難の業ですから、修理してメンテナンスを施してそれから使うということになります。
段々と梅雨の季節に入る時期は、被写体も少なくなりますが晴れ間を見計らって撮影行になります。コムラー・レンズを使っていると、がたがあったら帰ってねじを締めなおそうという感じで、納得できる結果を出してくれるレンズに感謝しながら撮影を行います。
それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO100
面白い花と気づいてよく見るとゆきのしたの群落でした。葉はてんぷらにしても美味しい春の花です。