フジノン・レンズは昔も今も写りが良い。EBCコーティングが施されたレンズは逆光特性も良くて、ハロを気にしないで撮影が行えます。しかし、昔のフジノン・レンズも結構健闘していますので、フードを装着して斜光をさえぎるだけでも、十分に持てる性能を発揮してくれます。中古品棚に並ぶ事もほとんど無い、価格は手ごろでも手に入れるのが難しいレンズです。
フィルム・メーカの作るレンズは、フィルムの発色度合いやコントラスト、そして感光剤の粒度を勘案して最良の取り合わせとなるように作られています。このために、フジノンのレンズと最良の取り合わせになるのがフジフィルムさんのフィルムという事になります。同じ様な理由で小西六さんのフィルムにはヘキサノンが一番良い取り合わせになります。
最良の取り合わせにはなるのですが、何しろフジカのカメラを中古品で購入しようとすると、なかなか見つからない感じです。メジャーどころのニコンさんであれば容易く見つかりますが、フジカとなるとそう簡単に見つかりません。やはりメジャー・メーカ以外のカメラはそれほど多くの数を販売していたわけではないので、手に入れようとすると意外に難しいわけです。
一番手っ取り早いのが、レンズ単体を探す事よりもカメラとのセットで購入する事で、一般的な標準レンズと135mmあたりの望遠レンズが一緒になったカメラ・セットで購入してきます。意外とカメラ屋さん以外の中古品店で見かける事もありますので、根気良く探すと実働してカビのほとんど無いレンズが付いたカメラを見つける事が出来ます。
このレンズもフジカST-605Ⅱに付けられて、撮影できるカメラセットとして売られていました。結構安い値段でしたので実質上のレンズ価格はほとんど無いような感じです。しかし、取り付けられているフジノン・レンズは写りはピカイチで、しかも開放絞り値が2.2と絞り開放で使用してもそこそこ解像度は出ています。
入門者向けのレンズな訳で、絞り込むと背景が急に硬くなっていきますが、それもファインダー像をよく見て撮影すると、通常のF1.8クラスのレンズと遜色が無いような背景ボケを作る事ができます。しかし、このままではマウント面にフジカ特有の絞り値伝達用の突起がありますので、削り取ってM42カメラ用としてどのカメラも使えるようにしています。
ディジタル一眼レフ・カメラのK-5にも、マウントアダプタを介して取り付けることができますので、装着するとあまり肩肘の張らない撮影が行えるお気楽カメラに変身しますので、ストレスがあまりかからない撮影が行えて便利です。加えてフジノン・レンズは色の偏りが少ない優秀レンズですから、白い被写体のグラデーションがきれいに出てきます。
フジノンレンズを装着すると白い被写体を良く追いかけるようになります。白から灰色にいたるまでのグラデーションがきれいに出てきますので、一度使うと病み付きになります。梅雨の中休みのような晴れ間が広がった休日は、フジノン・レンズの出番となりました。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Fujinon 55mmF2.2
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO200
モントブレチアの花が咲き始めると、暑い夏がやってきたという感じで、お盆の頃には咲き終わってしまいます。梅雨の終わりごろから咲き始めますので、これからの季節の被写体になってくれます、
フィルム・メーカの作るレンズは、フィルムの発色度合いやコントラスト、そして感光剤の粒度を勘案して最良の取り合わせとなるように作られています。このために、フジノンのレンズと最良の取り合わせになるのがフジフィルムさんのフィルムという事になります。同じ様な理由で小西六さんのフィルムにはヘキサノンが一番良い取り合わせになります。
最良の取り合わせにはなるのですが、何しろフジカのカメラを中古品で購入しようとすると、なかなか見つからない感じです。メジャーどころのニコンさんであれば容易く見つかりますが、フジカとなるとそう簡単に見つかりません。やはりメジャー・メーカ以外のカメラはそれほど多くの数を販売していたわけではないので、手に入れようとすると意外に難しいわけです。
一番手っ取り早いのが、レンズ単体を探す事よりもカメラとのセットで購入する事で、一般的な標準レンズと135mmあたりの望遠レンズが一緒になったカメラ・セットで購入してきます。意外とカメラ屋さん以外の中古品店で見かける事もありますので、根気良く探すと実働してカビのほとんど無いレンズが付いたカメラを見つける事が出来ます。
このレンズもフジカST-605Ⅱに付けられて、撮影できるカメラセットとして売られていました。結構安い値段でしたので実質上のレンズ価格はほとんど無いような感じです。しかし、取り付けられているフジノン・レンズは写りはピカイチで、しかも開放絞り値が2.2と絞り開放で使用してもそこそこ解像度は出ています。
入門者向けのレンズな訳で、絞り込むと背景が急に硬くなっていきますが、それもファインダー像をよく見て撮影すると、通常のF1.8クラスのレンズと遜色が無いような背景ボケを作る事ができます。しかし、このままではマウント面にフジカ特有の絞り値伝達用の突起がありますので、削り取ってM42カメラ用としてどのカメラも使えるようにしています。
ディジタル一眼レフ・カメラのK-5にも、マウントアダプタを介して取り付けることができますので、装着するとあまり肩肘の張らない撮影が行えるお気楽カメラに変身しますので、ストレスがあまりかからない撮影が行えて便利です。加えてフジノン・レンズは色の偏りが少ない優秀レンズですから、白い被写体のグラデーションがきれいに出てきます。
フジノンレンズを装着すると白い被写体を良く追いかけるようになります。白から灰色にいたるまでのグラデーションがきれいに出てきますので、一度使うと病み付きになります。梅雨の中休みのような晴れ間が広がった休日は、フジノン・レンズの出番となりました。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Fujinon 55mmF2.2
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO200
モントブレチアの花が咲き始めると、暑い夏がやってきたという感じで、お盆の頃には咲き終わってしまいます。梅雨の終わりごろから咲き始めますので、これからの季節の被写体になってくれます、