連休中のちょっとした撮影にと、ペンタックスQ7にスタンダード・ズームを取り付けて、部屋の中に転がしておきました。解像度の関係からズーム・レンズをあまり持たない撮影行ですが、被写界深度とぼけ味を求めない撮影では、思い切り絞り込んでパン・フォーカスに近い感じで撮影しますから、ズーム・レンズでもそれなりに撮影できることになります。
後ボケのうるささを嫌う時には、スタンダード・プライムがありますので、ズーム・レンズの持ち味である画角可変を有効に活用して、風景と人物スナップを行う時には、構図が瞬時に決まるズーム・レンズが有利です。後ボケの味わいや被写体の立体感などを要求する時には、単焦点レンズと一眼レフ・カメラを用いれば事足ります。
ペンタックスQ用のスタンダード・ズームは、手軽なキット・レンズですが、思った以上に良く写るといった印象です。色ずれが現代レンズらしくほとんど感じられませんし、後ボケの角ばりも思った以上に出てきません。撮像素子の小さなQ7ですから、それほど大きなボケが期待できない感じですが、そこそこボケてくれて解像感も良い仕上がりになっています。
作品撮影よりも手軽なスナップ撮影で、思った以上の結果を出してくれる優秀なレンズであり、昔の単焦点キット・レンズにかけるメーカの意気込みが感じられる仕上がりになっています。コスト・パフォーマンスも抜群な訳で、Q7を使わない時にはこのレンズを付けっぱなしにしておいて、不意の撮影の時に活用するようにしています。
35mmフィルム換算で28mm~70mmの極一般的な撮影画角をカバーしますから、おおよそ考えている普通のスナップ撮影の範囲をカバーしてくれますし、たる型や糸巻き型の歪曲収差補正はカメラ側で補正してくれますから、変に画面がディフォルメーションされてしまうこともありません。もちろん強烈な歪曲表現をする時には、カメラ側の補正をOFFにするだけですから、至って簡単に表現を切り替えることが出来ます。
今回は京都旅行の時にバッグの中に一緒に入れておきました。少し薄暗いところで撮影結果に不安のあるときの補完用として、また広角表現を行いたい時の撮影用として活躍してくれました。近接撮影もこなしますから、道端の珍しい花を見つけたときでも直ぐに撮影が出来るメリットがあります。
撮影頻度はヤシカDに比べると少なくなりますが、状況撮影としての役目は十分に果たしてくれます。おまけに簡易露出計としての役割も果たしてくれますから、露出だけ見て大体その位置にヤシカDの設定を行えば、設定はバッチリな訳です。ズーム機能を駆使すればスポット測光の様になりますから、効果てきめんという感じです。
撮影枚数は多くないにせよ、十分に活用できました。ヤシカDで撮影したネガフィルムの出来栄えも良くて、濃過ぎず、そして薄すぎずの濃度が得られたことは良かったと思っています。
それでは、連休中に撮影した写真から掲載します。

PENTAX Q7 Standard Zoom 5-15mmF2.8-4.5
撮影データ:1/1000sec F2.8 ISO100
神社の赤と空の青、そして新緑が重なって、5月の爽やかさが表現できます。少し明るめに補正することでちょうど良い雰囲気になりました。
後ボケのうるささを嫌う時には、スタンダード・プライムがありますので、ズーム・レンズの持ち味である画角可変を有効に活用して、風景と人物スナップを行う時には、構図が瞬時に決まるズーム・レンズが有利です。後ボケの味わいや被写体の立体感などを要求する時には、単焦点レンズと一眼レフ・カメラを用いれば事足ります。
ペンタックスQ用のスタンダード・ズームは、手軽なキット・レンズですが、思った以上に良く写るといった印象です。色ずれが現代レンズらしくほとんど感じられませんし、後ボケの角ばりも思った以上に出てきません。撮像素子の小さなQ7ですから、それほど大きなボケが期待できない感じですが、そこそこボケてくれて解像感も良い仕上がりになっています。
作品撮影よりも手軽なスナップ撮影で、思った以上の結果を出してくれる優秀なレンズであり、昔の単焦点キット・レンズにかけるメーカの意気込みが感じられる仕上がりになっています。コスト・パフォーマンスも抜群な訳で、Q7を使わない時にはこのレンズを付けっぱなしにしておいて、不意の撮影の時に活用するようにしています。
35mmフィルム換算で28mm~70mmの極一般的な撮影画角をカバーしますから、おおよそ考えている普通のスナップ撮影の範囲をカバーしてくれますし、たる型や糸巻き型の歪曲収差補正はカメラ側で補正してくれますから、変に画面がディフォルメーションされてしまうこともありません。もちろん強烈な歪曲表現をする時には、カメラ側の補正をOFFにするだけですから、至って簡単に表現を切り替えることが出来ます。
今回は京都旅行の時にバッグの中に一緒に入れておきました。少し薄暗いところで撮影結果に不安のあるときの補完用として、また広角表現を行いたい時の撮影用として活躍してくれました。近接撮影もこなしますから、道端の珍しい花を見つけたときでも直ぐに撮影が出来るメリットがあります。
撮影頻度はヤシカDに比べると少なくなりますが、状況撮影としての役目は十分に果たしてくれます。おまけに簡易露出計としての役割も果たしてくれますから、露出だけ見て大体その位置にヤシカDの設定を行えば、設定はバッチリな訳です。ズーム機能を駆使すればスポット測光の様になりますから、効果てきめんという感じです。
撮影枚数は多くないにせよ、十分に活用できました。ヤシカDで撮影したネガフィルムの出来栄えも良くて、濃過ぎず、そして薄すぎずの濃度が得られたことは良かったと思っています。
それでは、連休中に撮影した写真から掲載します。

PENTAX Q7 Standard Zoom 5-15mmF2.8-4.5
撮影データ:1/1000sec F2.8 ISO100
神社の赤と空の青、そして新緑が重なって、5月の爽やかさが表現できます。少し明るめに補正することでちょうど良い雰囲気になりました。