少し前に購入したペンタックスQ用のレンズですが、その後は魚眼レンズアダプターが見つかったり、タクマー300mmF4が見つかったりして、その分疎かになっていました。35mm判換算で70-200mmになる望遠ズーム・レンズです。かなり前から売られていたQシリーズのキット・レンズですから、その分中古価格もこなれてきており、今が買い時と購入に踏み切ったわけです。
望遠レンズであればそれほど購入意欲もわかないといった感じで、広角域をカバーするレンズのほうが欲しかった感じです。何しろ広角レンズでも望遠レンズに早代わりするペンタックスQですから、気楽に持っていけて広い場所が写せるレンズが重宝するわけです。その様な感じですから、55mm標準タクマーをマウントアダプタを介してつなぐだけで、しっかりとした200mm望遠レンズになります。
しかし、敢えてテレフォトズームかというと、それは歪曲収差補正という機能がペンタックスQに備わっているということが要因にあります。レンズの焦点距離情報がカメラ側で判りますから、自動的に歪曲を補正することが出来ます。ほぼまっすぐというよりも、歪曲が目立たない感じで、遠景から近接まで破綻の無い画像を提供してくれます。
この補正は、ペンタックスQ用の純正レンズで無いと効きませんので、少し歯がゆい感じですがこの補正が効いているということがあって、唯一購入しているズーム・レンズということになります。Q用以外で所有しているズーム・レンズはわずかで、今では歪曲を後から現像ソフトウエアで補正する事も難しいので、今では使用しなくなってしまいました。
もうひとつの理由はレンズ解像度で、短焦点レンズであれば絞り開放からの解像感はかなり出ているのが普通で、2段ほど絞り込むとはっきりとした画像になります。ズーム・レンズではどうしても構成枚数の多さから無理をしていますので、絞り開放では余り期待できる画像になってくれません。数段絞り込むとかなりはっきりとするのですが、今度は被写界深度がかなり深くなって、ボケも硬くしまりますので余り満足する画にはなってくれません。
その点、このテレフォト・ズームはF2.8固定ですから、少し絞り込んでF5.6位になり解像感もかなり上がりますから、普及型のF3.5-5.6レンズに比べてかなり有利になります。少し絞り込んで解像感を出していくのは、昔も今も同じような感じですので単焦点レンズのほうが圧倒的に多くなるのは判る気がします。ズーム・レンズではF8以上で同じ解像感になるのですが、背景ボケがすごく硬くなって扱いづらくなります。
休日は雨続きでなかなかチャンスに恵まれませんが、絞りをF5.6固定にしてシャッター・スピードと後ぼけ量を稼ぎながら撮影していきます。少し柔らかめの感じですが、それでもそこそこ満足できますので、近い範囲での撮影を愉しみました。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO3200
玄関先のわびすけが今年も咲き始めました。薄暗い雨の日で感度が上がってしまってノイズだらけになりましたが、咲き分けの様子が写せてよかったと思っています。
望遠レンズであればそれほど購入意欲もわかないといった感じで、広角域をカバーするレンズのほうが欲しかった感じです。何しろ広角レンズでも望遠レンズに早代わりするペンタックスQですから、気楽に持っていけて広い場所が写せるレンズが重宝するわけです。その様な感じですから、55mm標準タクマーをマウントアダプタを介してつなぐだけで、しっかりとした200mm望遠レンズになります。
しかし、敢えてテレフォトズームかというと、それは歪曲収差補正という機能がペンタックスQに備わっているということが要因にあります。レンズの焦点距離情報がカメラ側で判りますから、自動的に歪曲を補正することが出来ます。ほぼまっすぐというよりも、歪曲が目立たない感じで、遠景から近接まで破綻の無い画像を提供してくれます。
この補正は、ペンタックスQ用の純正レンズで無いと効きませんので、少し歯がゆい感じですがこの補正が効いているということがあって、唯一購入しているズーム・レンズということになります。Q用以外で所有しているズーム・レンズはわずかで、今では歪曲を後から現像ソフトウエアで補正する事も難しいので、今では使用しなくなってしまいました。
もうひとつの理由はレンズ解像度で、短焦点レンズであれば絞り開放からの解像感はかなり出ているのが普通で、2段ほど絞り込むとはっきりとした画像になります。ズーム・レンズではどうしても構成枚数の多さから無理をしていますので、絞り開放では余り期待できる画像になってくれません。数段絞り込むとかなりはっきりとするのですが、今度は被写界深度がかなり深くなって、ボケも硬くしまりますので余り満足する画にはなってくれません。
その点、このテレフォト・ズームはF2.8固定ですから、少し絞り込んでF5.6位になり解像感もかなり上がりますから、普及型のF3.5-5.6レンズに比べてかなり有利になります。少し絞り込んで解像感を出していくのは、昔も今も同じような感じですので単焦点レンズのほうが圧倒的に多くなるのは判る気がします。ズーム・レンズではF8以上で同じ解像感になるのですが、背景ボケがすごく硬くなって扱いづらくなります。
休日は雨続きでなかなかチャンスに恵まれませんが、絞りをF5.6固定にしてシャッター・スピードと後ぼけ量を稼ぎながら撮影していきます。少し柔らかめの感じですが、それでもそこそこ満足できますので、近い範囲での撮影を愉しみました。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO3200
玄関先のわびすけが今年も咲き始めました。薄暗い雨の日で感度が上がってしまってノイズだらけになりましたが、咲き分けの様子が写せてよかったと思っています。