無事Windows11のパソコンがセットアップされて、使いだしてきていますが、思えば今から30年ほど前にMacOSのウインドウ形式と同じものが出て来たという感じでした。それでは、今まで使ってきた雑感をまとめておきます。最初はWindows1.0からで、Windows3.0までの間は、遅くて使い難くてという感じで、インストールはしてみるのだけれど、すぐにMS-DOSに戻してしまうという感じでした。
その後でWindows3.1の時代がやってくるのですが、ある程度洗練されていて使いやすい訳ですから、この時期に測定器メーカーさんも対応OSを新しい3.1に乗り換えてきたという事になります。この3年後に鳴り物入りでWindows95が発売されるのですが、いざインストールするとドライバがなかなか合わなくて、新品パソコンでないと上手く動作しないという感じでした。
その後自作パソコンが増えてくると、ドライバのインストールがかなり楽にできるOSとしてWindows98が出てきて一大ヒットになりました。今でも古い加工機の一部にWindows98のパソコンがつながっているものが多くて、広く浸透しているOSとなっています。そしてWindowsNTをもう少し使いやすくして、一般的にも使えるようにしたのがWindows2000で、どのパソコンにも入って使いやすいことから、後に出たWindowsMEを駆逐してしまいました。
こうしてWindowsNT路線に一本化する事が出来たのですが、Windows2000の後継として出て来たWindowsXPは最初色々と不都合があったのですが、丹念にユーザ要望を取り入れて成長し、見事に枯れたOSとして長期間使われることになります。この頃からOSがネット接続を意識し始めて、WindowsVistaが発表されたのですが、評判は散々であったことを覚えています。
急遽使いやすいOSとして、余計な表現を排したWindows7が出てくると一斉にOS更新が進んだという事になります。Windows7パソコンは中古も含めていっぱい出回ることになり、Windows10までの間はWindows7のパソコンがある意味お化粧直しをして使われていたという事になります。Windows8からはタイルメニューが取り入れられたのですが、馴染みが薄くて元のスタイルに戻される方も多く、Windows8.1で巻き返しを図るもヒットしないという状況でした。
この頃からもうWindowsではヒットしない意識が生まれてきたようで、Windows10を無償リリースして、Windows7以降のユーザを取り込む工夫がされています。おかげでWindows10パソコンはかなり長持ちするOSとして認知されたことになります。実際Windows10以降の新規リリースは行わないアナウンスもされていました。
それでもCPUやBIOSにセキュリティ機能が追加されると、Windows10では対応できなくなってきて、パソコン側にも変革を求めるWindows11が出て来たという感じです。しかし、Windows10の機能はそのまま引き継いでいますから、ほぼ同じインターフェイスと昔からのソフトウエアが使えるという感じで、特段の変化はありません。
結局我が家のパソコンも、メインで使っているデスクトップパソコンはかれこれ15年選手という事で、これを機会に用廃という事にしています。それに比べてノートパソコンは使われる機会が少ない訳で、来年10月以降はネットに繋がないプレゼンテーションやスキャナ用として使われていくという事になります。
何だか1つおきのリリースでヒットが生まれている様子で、特にWindowsMEやWindowsVista、そしてWindows8は思わしい状況ではありませんでしたので、今回のWindows11ではどうなるだろうという感じです。サポート終了後もWindows10を使われる方が多そうで、セキュリティ観点からするとかなり不安という感じです。今後が注目される1年間になりそうです。
それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。
Olympus-Pen EE-3 D.Zuiko 28mmF3.5
撮影データ:ISO100 Auto Foma Fomapan100(ISO100)
これから日陰を作ってくれる公園のケヤキはうっそうと茂っていかにも涼しそうな印象です。オリンパスペンはハンディキャップは大きいけれど、質感をきれいに描写してくれる銘カメラです。