最近は兎角DXという文字が目について、いろいろな所で講習会というところで、なかなか盛況の様子です。かくいう自身はDXと見ると、デラックスかディスタンスの略字としか見ていない訳で、何だかデラックスなものが出来るのかいといった感じです。正確にはディジタル・トランスフォメイションと言う訳で、どうやらパソコンで出来るように二値化する事みたいです。
それなら昔から悩まされているよと言う事で、NCなんかの自動機はコンピュータ制御ですから、ここの所で0と1に悩まされると言う事になります。電子回路設計ですから、はんだを印刷して部品を自動で載せるのですが、載せる場所を少し広めに取っておかないと、0と1の間に機械は置いてくれませんので、これが悩ましいと言う事になります。
世の中は軽薄短小の時代で、あまり置く場所を広くするとデカイ物になってしまいます。かといって配線パターンのためにあまり広いスペースも割けません。このせめぎあいで設計をしている訳でもあって、DX推進の裏はアナログチックなのです。部品もどんどん小さくなって機械の精度や分解能も高いものが要求されているのですが、依然として0と1のせめぎあいは続いています。
0.1とか0.3とかできたら良いのにね~等と言ってはいるのですが、その分分解能が10倍になって来て、スピードが大幅にダウンします。そうすると沢山出来ない訳で、これも困ったと言う事になります。自身も趣味の工作を行っているのですが、最初はとにかくアナログでないと間に合わない訳です。
あ~でもない、こ~でもないと切った貼ったを繰り返して、ようやく寸法が出てくるのですが、この時点でも0と1の間が出てきてしまいます。そして考えた挙句にえい、四捨五入だという感じで諦めが入って、整数化した寸法のものが出来上がっていきます。しかし微妙に合わないという問題もありますので、どの位で妥協するかというのが勝敗の分かれ目になります。
DX化の裏では壮大なアナログ思考と、二値化に向けた妥協とシンプル化が取られているのです。大抵の場合頓挫してしまうのは、高すぎる理想と現実の把握不十分ですので、全部アナログでやってみて、出来そうなところから良いちゃげんに作っていくのが大成功の基と言う事が出来ます。良さそうないい加減つまり良いちゃげんですが、これも良く事象を観察しない事には出てきません。
結局はDXやるにも壮大なアナログと言う事で、うかつにパソコンに任せてしまうと、例外エラーの多発や期待外れの結果と言う事になります。何だかそれらしい雰囲気なんだけど、求めているものとは少し違ってヒットしない。そんなわけで、面倒くさいけれどアナログ重視で切った貼ったと妥協の繰り返しですが、出来上がってみると誰でも作れるし、再現性も高くてディジタル的にも作れる。そんなもんです。
何だか、ねぇ。という感じで週末は撮影行ですが、使うのはディジタルカメラで、帰ってきたらディジタル現像という感じです。最近では色や輝度の分解能も飛躍的に高くなりましたが、あまり頼りすぎると違和感ありありの画像になります。いかに光の強さやハイライトとシャドウを把握して、その場で満足できる露出を考えることが大切で、これがアナログの要素かもしれません。
それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。
PENTAX Q7 Standard Prime 8.5mmF1.9
撮影データ:1/400sec F5.2 ISO100
マンサクの花が咲くと、早咲きの梅の花も満開になります。実はそれほどつかないみたいで、やはり虫の飛ぶ3月中旬の梅の花が一番実がなるようです。