昔から存在している物は何かしら信頼感が有る訳で、多くの年月を経ながらブラッシュ・アップされていて、信頼して使うことが出来ます。フィルムの現像タンクなども昔から同じ形や大きさで、少しずつコストダウンや使いやすさを念頭に改良が施されているのですが、基本的な外観や中身の構造は同じですから、今でも安心して使うことが出来ます。
最近使いだしてなるほどと納得したのは熱電対で、それこそ昔から仕事でいっぱい使っていましたから、今でも形恰好は同じですし表示方法も同じです。しかし、線によって特性が少しずつ違っているのかと思いましたら、元来規格でも決められているセンサですから、センサを変えても全く同じ温度を示します。
0.1℃位違うかと思っていましたら、全く同じ温度を示す訳でびっくりしたという感じです。センサ事態合金で作られていますので、配合比率が多少違うと思っていましたら、かなり厳格に管理されている様子で、ほとんど同じ特性を示します。どうやら配合比率の影響は少ないみたいで、びっくりという感じです。
フィルム現像液や定着液も、それこそ自身の生まれたころから有る訳で、使い勝手をよくするために粉体から濃縮液に変わったりしているのですが、基本的にほぼ同じレシピで作られていると言う事になります。何しろ薄めたり溶かしたりした後は、時間と温度さえ配慮すれば仕上がりは間違いがないという感じです。
フィルムの現像タンクも、昔からずっと存在している訳で、最近ではドイツ製のものを使っているのですが、流石は質実剛健のお国柄が良く顕れていて、LPLさんの現像タンクよりも数段大きくて武骨なのですが、その分動作はしっかりしていて多少乱雑に扱っても壊れない安心感が有ります。
カメラやレンズと言うと、これは日進月歩で新しい製品が出てきていますので、むしろ新しい機能や特性に関心が向くと言う事になります。使われる硝材やコーティング等、そしてカメラではいろいろなテイストや機能が増えてきますので、ずっと同じ仕様というのはあまり見かけません。
コーヒー器具の方はずっと昔からほぼ同じという感じで、あまり変化がない代わりに、壊れた時にすぐ購入が出来るというメリットが有ります。やはりずっと使い続けている器具には愛着が有る訳で、今年もまだ売っていたという事で安心をしていると言う事が有ります。それだけロングセラーの品物が多いと言う事かもしれません。
何だか昔から有るものは、しっかりと継承されて作られているものと感じて、心強く思ったというところです。趣味でいろいろ買っているレンズですが、やはり現代レンズにはない味わいがあって、最近ペンタックスさんのレンズも、味わい復刻レンズが発売されてきてびっくりという感じです。
梅雨に入って休日の日は晴れの天気になってばかりなのですが、どうやらこれ以降は梅雨が本格化しそうな感じです。梅雨の間に作物や植物も大きく成長しますので、我が家の家庭菜園もいっぱい収穫できればと、採らぬ狸の皮算用をしている毎日です。コロナ禍の制限が少なくなったこの夏は、どのような休みになるだろうという感じです。
それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。
PENTAX K-1 Auto Takumar 85mmF1.8
撮影データ:1/800sec F2.8 ISO100
梅雨に入って、不快指数満点の時に咲き出すのがネジバナで、独特のピンクの花を探して歩き回るという事になります。今年も見つけることができてほっとした感じです。