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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

余地

2023-09-28 06:51:03 | いろいろあります

仕事でも趣味でもといった感じで、何か色々やってみようというときに結構余地という事を考えたりします。そのまま最後までやりきるという事もあるのですが、ここまで来たらあと少しは未来のために取っておいて、少し余らせようという作戦です。色々新しい展開を考えながら長続きさせていますので、余地を考えることは大切と考えています。

昔からのタクマーを使っていますので、昔レンズのタクマーとすれば現代レンズと比較して余地の一杯残ったレンズともいえます。そのまま撮影するとあまり面白くない、言ってみれば古臭い描写をしますので、何か対処をしない事には描写に満足できません。最初はフードでもつけてみようかと思って装着すると、劇的にハロが減ってきてびっくりという事になります。

結局はあれもやってこれもやってという事になるのですが、結構時間をかけてじっくりと解決していこうと思って実行に移します。それにしても自然撮影は天気が相手ですから、同じ日に撮影したとしても同じような描写になってくれません。一期一会という感じで毎回状況が変化しますから、ずっと余地の部分が減っていかないという事になります。

最近では色々な改善がされて、見違えるように描写力が向上したレンズが出てきていて、購入して楽しむのですが何となく面白くないという感じです。言ってみれば蒸留水のような描写という事になって、可もなく不可もなくという描写では、やる気もだんだん減ってきて写真が趣味ではなくなってしまいます。

そう考えるとタクマーレンズも一つ一つのレンズに癖がありますから、春の柔らかなシーンであればハロの一杯出てくるこのレンズで撮影してみようとか、秋になって赤色や黄色の紅葉がまぶしくなってきたから、ここは昔の元祖タクマーで彩度を出してみようとか、色々考えながら撮影しています。また、フィルムをチョイスするのも彩度や感色特性が微妙に違いますから、マッチングを考えるのも悪くない感じです。

最近凝りだしたコーヒーの世界も、どちらかというとフル・アナログの世界ですから、毎回微妙に違った味わいになって愉しめるという感じです。器具と豆との組み合わせでも味が違ってきますので、一期一会の味わいを楽しんでいるという感じです。ただし基本的なセオリーを守っておかないと、あまり面白くない味わいになりますから練習も必要という事になります。

もうそろそろ発表会のピアノですが、これもフル・アナログの楽器ですから、大体暗譜で弾けるようになってくると、ここから先は微妙な雰囲気の違いに悩まされるようになってきます。毎回微妙に違った雰囲気になるのですが、これも体のコンディションやその日の天気で変わってきますので、ある程度の余地を残して本番は楽しもうという事にしています。

すべてを完璧にというと、いつまでたっても仕上がらないという事になってしまって、満足感が得られないという事になります。このため大体8割くらいうまくいけば大成功という事で、残りの行ってみたいことはその後で、という事で余地として残してしまいます。そして時間をかけて対処法を考えていけば、いざというときの解決法をいっぱい持つことになって、長い間楽しめます。

どうやら台風の当たり年みたいで、やっと台風が過ぎたと思ったら南の方に怪しい渦巻きが2個くらいあるという感じで、お盆過ぎは頻繁に悩まされそうな感じです。一難去ってまた一難という感じで、猛暑の日も続いていますから撮影行もあまりできないといった感じです。しかし、その分家の中でいろいろチャレンジが出来たという感じで、原稿もいっぱいできてしまいました。これからの休日は撮影行ができる時に出向くという感じで、秋の草花が咲き始めるころまではゆっくりしようと思っています。

それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 SMC Pentax-D FA Macro 100mmF2.8

撮影データ:1/200sec F3.5 ISO200

ザクロの実も色付いてきて、少しずつ秋の気配というところです。少しずつ朝晩が涼しくなっていくのですが、まだまだ残暑は厳しいといったところです。

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自分でコントロール

2023-09-18 06:51:32 | いろいろあります

最近コーヒーの抽出器具を色々と手に入れて、あれやこれやと色々やっています。使うコーヒーの豆で味わいが変わってくるのですが、挽き方やお湯の温度と時間で色々味わいが変わりますので、まさにアナログの世界という感じです。抽出する器具によっても味わいが変わりますから、器具を変えて味わいを楽しむこともできる様になりました。

カメラの世界も最近は全自動カメラという感じで、ピントも絞りもシャッタースピードもカメラ任せですから、自身でなかなかコントロールが出来なくて困窮という事になってしまいます。自身でコントロールが行える部分がないと、シャッターボタンを押すだけになってしまって、何ともつまらないという事になります。

最近ではディジタルカメラを使っていても、フルオートは使わずに全部マニュアル設定で撮影する事も多くなりました。カメラの露出計を使わずに、フォクトレンダーのVCメーターを同行させて、色々確認しながらマニュアルで絞りとシャッター・スピードを合わせこみます。1カット撮影するのに結構時間がかかるのですが、思い通りの雰囲気になってくれて満足という事になります。

フルオートのカメラで撮影していると、この明るい雰囲気や薄暗い雰囲気を表現したいと思っても、自動で露出を合わせこんでしまいますので、すべて同じ明るさや色合いになってしまいます。これはフィルムでフルオートのカメラを使っても同じような感じで、すべて同じようなネガ濃度になってしまいます。

これはある意味面白くないわけで、後からの現像ソフトウエアやスキャナーで、色々とパラメータを調整するのですが、なかなか記憶している雰囲気になってくれません。やはりその時には絞り値やシャッター・スピードを細かく微調整して、目標の雰囲気に手探りで進めていく他は無いという感じです。

ある意味チャレンジャーな話ですが、この時にディジタルカメラで撮影を行うと、撮影した直後に画像の確認ができますので、すごく便利という事になります。また、この時にフィルムカメラも持っていて、掴んだ設定値を基にして設定を行うと、フィルムの風合いが加味された結果を得ることができます。

この事は今のTTL式露出計の時に迎合するやり方で、今のカメラに昔ながらの測光方式を取り入れて撮影を行うという事を指しています。その考え方で行けば、オリンパスペンEE-3はレンズの周囲にセレン測光部が設けられていて、昔からある画面全体の平均的な測光を行うようになっています。

被写体は薄暗いのだけれども、背景や周囲は明るい場合に、ある意味スポット測光の現代カメラでは被写体を明るくしてしまうのに対して、昔ながらのカメラでは明るい背景がある程度明るくなって、被写体部分は暗く沈みます。つまりある程度は見たままそのままの雰囲気が再現できるわけで、現代カメラに露出計を用いてマニュアル設定を行ったときに近くなります。

その様な事を考えているうちにオリンパスペンEE-3で撮影が行いたくなってきました。季節はすでに夏本番ですが、一通りの花は咲いてしまって次は秋の花という感じで、少し寂しい雰囲気を醸し出しています。それでも光量が多い夏ですから、ネオパンアクロスを装填して撮影を行う事にしました。ハーフサイズの小さなカメラですが、色々な撮影が行えますので、暑くなる前に急いで撮影を行ってきました。しばらくは暑さが続きそうなこの頃です。

それでは、先月上旬に撮影した写真から掲載します。

Olympus-Pen EE-3 D.Zuiko 28mmF3.5

撮影データ:ISO100 Auto Fujifilm Neopan100AcrosⅡ(ISO100)

暑くなって夏野菜のオクラも実をいっぱいつけています。この頃の畑は色々な野菜が実る時期になり、我が家の家庭菜園も毎日何等か収穫できているといった感じです。

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携帯用ガスコンロ

2023-09-08 06:52:01 | いろいろあります

登山に行っていた頃は灯油が使えるバーナーと言う事で、火をつけるまでに一苦労するのですが、朝や夕方の寒い時間帯にバーナーの火があると有難い訳で、良く持って行きました。その時にパーコレーターも持って行っている訳で、火をつけて準備をしていると皆が集まって来てコーヒー・パーティーになります。

今では持って行くとしても町内会のバーベキュー・パーティーぐらいで、コロナ禍も有って最近はトンとご無沙汰の感じでした。久しぶりに倉庫の片付けと言う事で出してきたことになるのですが、長年使っていましたので動きも渋くなっているうえに、空気を加圧するポンプ部分も壊れてしまっているという感じでした。

これからはガスの方が良さそうですし、車で持って行く器具とすればカセットコンロが有る訳で、メインのお食事や鉄板を載せてバーベキューも、カセットコンロで十分に間に合います。バーベキュー位になるとガスは施設で準備されている事も多く、鉄板も貸してもらえますので特に必要を感じないというところです。

カセットコンロも有ったのですが、流石に古くてまともに動くのかという不安がありましたので、昨年コロナ禍と言う事もあって捨ててしまいました。と言う事は、携帯用のガスコンロはほとんど無いと言う事になります。たまには裏庭でバーベキューというのも行ってみたいのですが、それならば焼き肉店という感じでそのままになっていました。

今年はなんだかコーヒーに興味が行った年で、パーコレーターやマキネッタという感じで、色々購入してみました。家の中で行う分にはガスレンジも有りますのでこれで十分という感じなのですが、コーヒー・サイフォンの時にはアルコール・ランプと言う事で、今までは細々と行っていたと言う事になります。

しかし、食事の準備をしている時にはガスレンジが使えませんので、昔あった三ツ口のガスレンジが恋しいという感じで、もう一つ小型のガスレンジがあると助かるという感じです。しかし、都市ガス用のガスレンジは高価で小型のものがなかなかありません。それならばとカセットコンロですが、なかなか小さいものが有りませんし、小さいものは屋外用といった感じで、家の中で使うには野暮ったい印象が有ります。

色々探していると、コーヒー・サイフォンにも使える少し洒落たバーナーが見つかります。専用の五徳も付いていますので、台所にちょこんとおいて使う事も出来そうです。ガスはカセットコンロ用のボンベから注入する方式で、カセットコンロ用のボンベを1個買っておけば、かなり長持ちしそうです。無論外に持ち出せばそのまま使える訳で、色々な場所でコーヒーを愉しむことが出来そうです。

これは面白そうと購入することにしました。今ではいかつい登山用コンロという感じではなくて、ポータブルのガスコンロで十分間に合うという感じです。少し火力は弱いのですがパーコレーターやサイフォン、そしてマキネッタくらいの容量であれば、十分使えるという感じです。早速使ってみると食卓の上にも置けるデザインですので、皆で出来上がりを見ながら楽しめるのが良いといった所です。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 SMC Pentax-M 120mmF2.8

撮影データ:1/500sec F4 ISO200

昔からの夏の定番とすればホウセンカという感じで、今では植えているご家庭もかなり少なくなって寂しい限りです。熟した実をつまむと、ぱっとはじけて種が飛び散りますので、子供時代の遊びの一つになっていた感じです。

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色々試してみよう

2023-08-05 06:51:20 | いろいろあります

昔から愛用していたパーコレーターなのですが、久しぶりに引っ張り出してみると結構やつれていて、コーヒー粉を入れるバスケットも少し歪んで破損していました。プラスチック製だから仕方がないのですが、元々は安価なアルミ製のものでしたので仕方がないという感じです。このまま使い続けても面白くありませんので、廃棄して新しいものを新調しようと言う事になりました。

フレンチプレスの方は金属とガラスで出来ていますので、まだまだ使えそうです。恰好から調べてみるとボダム製のもので、結構高額な感じです。引き出物でもらってきたのですが、いまだに使えて頑丈そのものといった感じです。いつもはコーヒーメーカーでコーヒーを淹れていますので、フレンチプレスもパーコレーターもどちらかというと日陰の存在です。

フレンチプレスは最初コーヒー用としては思っていなくて、紅茶を淹れるための器具と考えていました。ふとしたことでコーヒー用の器具ということに気付いたのですが、よくよく調べてみると日本では紅茶を淹れる器具としてもなじみが深いと言う事が判って、多少ほっとしたという感じです。フレンチプレスでコーヒーを淹れると、ペーパードリップでは濾し取られてしまう脂分や微粉が出てきます。

結構コーヒー本来の味わいという感じで、フレンチプレスも面白いという感じです。油分のために味が多少マイルドになる事と、本来のどっしりとしたコーヒーの味わいを堪能することが出来ると言う訳です。この味わいを堪能した後でペーパードリップのコーヒーを飲むと、すっきりとしすぎて少し物足りないと言う事になります。

そういえば、パーコレーターで紅茶も出来ると言う事も聞いたことがあって、これからの暑い季節ですが、麦茶や棒茶も煮出して入れるお茶でも有りますから、パーコレーターを使うと半分煮出すような方式ですから、お茶を作ってそのまま水を張ったバットに浮かばせておけば、味もしっかりと出たお茶が飲めそうです。

物は試しとコーヒーを淹れて堪能した後で、色々なお茶をバスケットに入れて、パーコレーターで煮出してみることにしました。緑茶は少し苦みが強くなるのですが、冷やして飲むと苦みも丁度良いアクセントになって、なかなか良い味わいになります。棒茶や麦茶は一段と濃い味わいになって、冷やして飲むと結構いけそうです。

そういえば、昔山の上にコーヒーの粉と、お茶が飲みたいですから緑茶も一緒に持って行ったという感じです。パーコレーターを調べてみると、多少時間はかかるのですがお茶や紅茶も出来る事が書いてありました。時間をかけるほど苦く濃くなっていきますので、冷やして飲むときには濃いめ、ホットで飲むときには少し短い時間で淹れると良い感じです。

梅雨も終盤に近くなって、休日も雨模様の天気になりました。この様な日は撮影行にも出かけられませんので、雨の止み間を見計らって庭の草木や家庭菜園の様子を撮影という感じです。今年の梅雨明けは有るのかと思えそうな雨続きの予報なのですが、段々晴れる時間帯も増えてきて気温も夏らしくなってきましたので、今後に期待というところです。

それでは、先月初旬に撮影した写真から掲載します。

FinePix AV250 Fujinon5.7~17.1mmF2.9~5.2

撮影データ:1/150sec F2.9 ISO100

梅雨の終わりごろからモントブレチアの花も開き始めます。先まで咲き終わるころは夏の真っただ中で、そろそろ梅雨明けと感じさせてくれます。

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パーコレーター

2023-08-03 06:50:38 | いろいろあります

以前は山登りもしていましたので、山頂や山荘についてしまうと、何だか手持ち無沙汰になります。この様な時にコーヒーを一杯と言う事で、バーナーとパーコレーター、そしてコーヒーの粉と水を並べれば、お湯を沸かして粉をセットすると、簡単に本格的なコーヒーを味わうことが出来ます。

良くパーコレーターの味は少しまずいとも言われますが、淹れ方を間違えてしまうとコーヒーを煮出す事になってしまって、苦くて香りも飛んでしまい、あまり美味しくは仕上がりません。天辺のお湯が噴出するノズルの覗き窓を見ながら、少し薄い色で抽出を終えるようにすると、結構美味しい感じに仕上がります。

また、コーヒーの粉を入れる所には小さな穴が開いていて、上から噴き出したお湯が粉を通って、下のポットに落ちるようになっています。この穴はスムーズにお湯を通すために少し大きめに空いていますから、微粉も通り抜けてしまって粉っぽい仕上がりになります。このため抽出後火を止めてしばらくの間置いておくと、微粉が下に沈殿すると言う事になります。

山の上では、何しろ寒い場所でコーヒーを作っていますので、気がせいて早めに抽出を終わらせるようになる事と、抽出が終わった後でコーヒーの粉を片付けていますので、思ったよりも美味しいコーヒーになっていたと言う事になります。加えて粗挽きのコーヒー粉をコーヒー屋さんに頼んで挽いてもらっていましたから、美味しくなる条件は満足していたと言う事になります。

結構色々な登山で同行させましたので、アルミ製のポットはぼこぼこに凹んでいて、中のコーヒー粉を入れる部分は少し歪んでいました。今では登山もあまり行わないのですが、パーコレーターはこの単純な機構と言う事もあって、紅茶や緑茶などのお茶の抽出も行うことが出来ます。家でも使える訳なのですが、思い切って新調しようと言う事になりました。

これで屋外のバーベキューの時にも、パーコレーターと水、そしてその日に淹れたい紅茶かコーヒーを持って行けば、バーベキューの火を一部分使わせてもらうだけで、美味しい飲み物も作ることが出来ます。抽出方法はすでに判っていますので、何とか美味しい飲み物にありつけそうです。

梅雨に入って休日も雨模様になってしまって、撮影行にも出かけられないという感じです。この様な時は家の周りで撮影という感じで、家庭菜園の野菜たちも暑くなってきて一杯花が咲いて大きくなり、いっぱい実を付けるようになりました。雨の止み間を狙って記念撮影と言う事で、収穫も兼ねて記録に残していきます。この様な時にコンパクトカメラは便利で、手早く記録に残すことが出来ます。

久しぶりにパーコレーターで淹れたコーヒーは、コーヒーの油分もそのまま出てきますので、少しまろやかな味わいになります。加えて抽出時間をかなり短くしていますので、苦みも余り無くてすっきりとしている感じです。購入した電動ミルはパーコレーター用の粗挽きが出来ますので、思い通りの懐かしい味が再現出来て満足したという感じです。

それでは、先月上旬に撮影した写真から掲載します。

FinePix AV250 Fujinon5.7~17.1mmF2.9~5.2

撮影データ:1/210sec F2.9 ISO100

梅雨も終盤に入って、蒸し暑い中でアガパンサスが花を開きます。この時期の青色の花は清涼感があって、癒される感じです。

 

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