石川県でも最近は地震が多くなって、昨年5月に大地震があったのですが、その後は次第に地震の規模も回数も少なくなって、そろそろ沈静化などとも考えていたわけです。よくよく考えてみると17年前に能登半島地震があって、その後も8年くらいの周期で地震が襲ってきていたという感じです。やっと家の修理も終わったころという感じなのですが、今回の大地震になってしまいました。
一番最初の揺れはそれでも大きくて、昨年5月と同じくらいかと思っていましたら、数分後に大きな揺れが襲ってきました。この時にお茶碗やコップなどが落ちてしまって、床一面が割れたものだらけになってしまいました。金沢市内の震度は5だったのですが、過去からあまり経験したことのない揺れですので、とにかく急いで後片付けという事になった訳です。
それにしても大地震があった時間帯が夕方の16時ですから、その後すぐに暗くなってしまって、被害の状況もあまり判らなかったというところです。しかし、大地震の後で大津波警報が出てしまって大分心配した感じです。今回も実家は大地震の渦中にある場所ですから、とっさに海抜高さを調べると津波の高さよりも十分に低くて一安心だったのですが、その後電話がつながらなくなって、連絡が取れない状況になってしまいました。
それでも一番参ってしまったのが余震の多さで、その夜は10分くらい毎に地震が襲ってきて、そのたびに外に出て確認をしますので精神的にも疲弊した感じです。幸いにも夜中を過ぎると間隔が徐々に開いてきて、少しは寝る事が出来たという感じです。心配ですから着ているものはそのままでベッドに入るのですが、なかなか寝付けなかったという感じです。
緊急入院でようやく退院できたと思ったら、今回の大地震という訳でなんだかこの1か月は三りんぼうのような雰囲気になってしまいましたが、自身の体も元に戻りつつあって地震の方も少しは沈静化してきましたから、家の被害も少なくて自身の運がある程度強かったことに感謝しているという感じです。これだけのことが起きてしまうと、後は良くなっていくだけですから、少しはほっとしたという感じです。
自身の年齢も65歳という事で、これから先は何があるかわからないですねと、主治医の方とも話をしていました。しかし、大地震がどこまで鎮静化するか判らないという感じで、せっかく晴れているのにという気持ちはあるのですが、撮影行もしばらくお預けといった感じです。なんだか侘しい雰囲気なのですが、外の景色も結構侘しい訳で、お正月に撮影した写真を使いながら乗り切っていこうと考えています。
外の自然現象を見ると、大地震があったころから不思議と風がピタッと止んでいたという感じです。よく言われる話で地震が起きる時はそよとも風が吹かないという感じなのですが、次の日からは少しは風が吹いてきていて、これで地震も沈静化していくのではないかと考えています。入院しているときに大雪が降ったのですが、まだまだ雪の塊がいたるところに残っています。それにしても暖かなお正月で、この様な年も珍しいですからスーパーエルニーニョの影響が少し考えられるといったところです。
今回は大地震の発生という感じで、とりあえずスクープ的な状況報告にしたいと考えています。次の日になって、被害状況が明らかになってきて胸が痛む感じです。何しろ石川県では過去から大地震の体験そのものが少ない訳で、いきなり襲ってきてかなり面食らいました。体調も元に戻りつつありますし、しっかり静養して備えたいと思います。
それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。
FinePix AV250 Fujinon5.7~17.1mmF2.9~5.2
撮影データ:1/60sec F2.9 ISO200
お正月になってナンテンの実も真っ赤に色付いています。同時にナンテンの紅葉もこの時期なのですが、なんだか今回の大地震を予知するように真っ赤に紅葉してしまって、不気味な感じです。実と葉を少し散らせた後は春に新芽が伸びてくるという事になります。