なんだか今年もラニーニャ現象みたいで、異常気象が続くという感じです。何しろ昨年11月までは暖かな雰囲気で、紅葉と落葉が進まずにいつまでも緑の葉っぱが付いているといった感じでした。それが12月になって気温が一気に下がってみぞれも降り出し、晩秋を通り越して一気に冬といった感じでした。
おかげで一気に紅葉して落葉しますので、あっという間に裏山の木々も枝だけになってしまったという所です。一気に季節が進んでしまった感じで、寒々とした冬枯れの景色が続いたという事になり、これはクリスマス寒波がやってくるかもと身構えましたが、意外にも雪の量は少なくて、この雪で最後まで葉をつけていた庭先の蝋梅も、やっと落葉したという感じです。
年末から年始にかけて少し暖かくなって晴れた日が多くなったのですが、木々の春芽がかなり膨らんでいるという感じでした。蝋梅の花芽も大きくなってはいるのですが、やはり雪が積もる頃にならないと咲き出さないわけで、少し先に咲きだすわびすけやサザンカが今年はいっぱい花を咲かせたという事になります。
何だか昨年に続いて今年も桜や梅が早くに咲きだしそうで、今からそわそわという感じです。しかし、早咲きのマンサクや蝋梅もまだ咲きだしてはいませんので、桜は4月に入ってから咲き出しそうな感じです。どうやら季節的には2週間ほど遅れているみたいで、昨年秋の彼岸花同様に桜も4月に入ってからと思っています。
周りの木々にしてみれば、晩秋を飛び越していきなり冬になった訳ですから、寝入りばなでいきなり休眠打破になったという感じです。葉が落葉してしばらくの間は休眠状態に入るのですが、いきなりの休眠打破でびっくりしたという感じではないでしょうか。取り急ぎ春の花芽を膨らませるのですが、なかなか間に合わずに今の状態になっているという事もできます。
何はともあれ裏山のクヌギの木も、一旦はすべて落葉したのですが箒のような細い枝にはならずに少し太った枝になっています。新芽が少し膨らんできている訳で、いきなりの休眠打破に慌てふためいているといった感じです。異常気象や地震の影響もあるとは思いますが、感じたことは今年が元に戻る年という事で、花芽もいっぱい膨らんでいますからにぎやかな春になるのではと思っています。
やはり共通テストの時期が近付くと、昔はセンター試験寒波といわれていたように日本海にJPCZと呼ばれる雲の帯が出来て、北陸地方にかかってくるという事になります。直撃になるとドカ雪になるのですが、今年は寒気の勢いがそれほど強くはないという感じで、少し北にずれたようになりました。
それでもしっかりと雪が降る訳で、思ったよりも少ない積雪になったという感じです。少し水分の多い雪が降りましたから、枝への着雪も少なくてよく見る雪景色は朝早くに無くなってしまいました。これから2月になるとしっかりと冷え込んできますから、晴れる日が多くはなるのですが寒いので雪景色が長続きするようになってきます。
何はともあれ寒気の底を過ぎた週末は、少し晴れて気温も上がってきましたので撮影行に出発したという事になります。思えば1週間近く鉛色の空だったわけで、久々の日の光に満足しながら撮影行と除雪を行ったという感じです。天気予報を見るとこれから先はあまりドカ雪にならないみたいで、気温も上がってきますから少しずつ春といった感じです。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。
PENTAX K-5 SMC Pentax-D FA Macro 100mmF2.8
撮影データ:1/400sec F5.6 ISO100
荒涼とした景色ですが、その中でつつじやサツキの木は紅葉の季節を迎えます。常緑樹の雰囲気なのですが、昨年出た新芽はそのままに、一番幹に近い方の葉から紅葉して行きます。