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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

ピアノと老化防止

2016-01-09 15:26:12 | 趣味のピアノ
50代になってくると、手足があまり動かなくなってきて、おまけに近い所が見えづらくなってきて、余り仕事もはかどらなくなってきます。カメラを趣味として行っているおかげで、週に一度の健康ウォーキングが出来て、身体年齢が10年ほど若い状態を保っている感じは驚異的な事です。

しかし、考え方が理屈っぽくなってきて、新しい事に飛び込めないようになってきていることは事実で、何とかしなければと思って始めたのがピアノでした。両手と両足を規則的に使って演奏するのがピアノですが、しばらくすると効き腕を頻繁に使う事が少なくなって来て、両方の手を使って物事が出来るようになって来ます。そこから何だか面白い様に物事が進められる様になって来ます。

左手を使うと右脳が活性化、と云う感じなのでしょうか。閃きも多くなった様な気がしますし、右手も使うと左脳が活性化する訳で、理性的に順序立てて閃きが起こる様になってきます。そして左手と右手を別々に動かしますから、順序とタイミングを考えて行動するようになってきます。計画と行動のバランスが取れてくるようになってきた訳で、かなり早くから行動に移して結果は成功と云う面白い体験も多くなりました。

そんなこんなで、やり始めて良かったと云う所で、ピアノは老化防止に繋がりそうです。全く違ったジャンルなのですが、それも頭の中が真っ白け状態で挑戦したと云うのが功を奏したのかもしれません。レコードやCDを多く聞いていましたので、生の音が聞きたい時に聞けると云う欲求も満たされて、良い感じです。ピアノは9年目ですが、練習は上級と云った感じで、楽譜にもペダルの記号が一杯書かれています。

手に続いて足も使う環境な訳ですが、練習の時にはペダルを使わずに両足を揃えて弾いています。体が安定するのが両足を揃えている時ですから、不思議と上手く弾ける感じになります。ペダルを使うとバランスが崩れて弾き難くなりますので、昨年はペダルなしで指の操作のみを行い発表会に臨みましたが、早い曲になると、次の指位置を忘れてしまって思い出すのに苦労をしました。

前の音を少し残しておいて、次の指位置の取り掛かりにするのもペダルの役目ですから、冬のコンサートでは、ペダルを使った練習を早くから始めてみました。しかし、ペダルに頼ってしまう癖が出て来ますので、あまり面白くはありません。結局は中途半端に練習してしまって、ようやくコンサートの一週間前で形になったと云う感じです。

どうすれば良いかと云う感じですが、思い切ってペダルの上に足を乗せて、踏まないで練習することも良いかもしれません。これだと体が演奏に慣れるのも早いと思い、今年から始めています。ペダルを一回底まで踏んで、感覚を確かめてから練習をするのも悪くはありません。年々難しくなる楽譜ですが、練習期間が長くなる訳ではありませんので、これも一手であろうと思います。

そんなこんなで、ピアノネタも年に数回出していくことにしたいと思います。やってみないと判らない。今回は掃除ネタと違った角度で斬り込んでみました。しかし、撮影行も毎週行っていますので、掲載する写真はいつもの写真になります。

それでは、昨年末に撮影した写真から掲載します。


Asahi Pentax SP Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/250sec F5.6 Fujicolor100(業務用)
木々が落葉してしまうと、残された枝が影となって地面に複雑な画を描きます。晩秋から早春にかけて、追いかける冬の被写体です。
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ピアノの弾き具合

2015-09-21 20:12:10 | 趣味のピアノ
ピアノの話題が出た所で、もう少し話題提供をしたいと思います。出来なかった事に挑戦しようと云う感じで始めたピアノですが、今はもう8年目で、仕事の合間に練習をしていますからあまり上達はしないのですが、楽譜を見るとそこそこ音が出せたりします。ピアノを愉しむと両手と両足を使いますから、パラレルに仕事を進行できる癖が出来たりします。

何しろ生の音で自分が弾いているのですが、一方では音も聞いて楽しんでいる訳ですから、自分が行うので少し疲労感はありますが自動演奏の生の音な訳で、レコードやCDと違った愉しみ方をする事が出来ます。何しろ、ピアノがあれば弾いて楽しめる訳ですから、出かけた先にピアノがあると弾いてみたくなる気持ちになります。

色々なメーカーの、色々な大きさのピアノが弾かせてもらえて、尚更面白くなるのですが、ピアノ一つ一つが微妙に違っている事に驚かされます。何しろほとんどが手作業で組み立てられて、調律が行われているピアノですから、一つ一つのピアノが個性を持っている訳です。買ったピアノはカワイ製のコンパクト・グランドピアノでしたが、レッスンをする教室のピアノとはまた違った音色になります。

カワイのピアノは音が良いけど鍵盤もペダルも重い。良く聞く話ですが、これが功を奏してなかなか良い感じに弾けることに、最近気づかされました。確かに弾き難くて力がいるのですが、慣れてしまうとそうでもなくなるのが不思議な所です。鍵盤をたたくのは指の力と腕の重さに依る所が大きいのですが、段々と指の筋肉が付いて来て、指が太くなってきた時から耳で聞いて判る程に効果が出て来ます。

重たい分、小さい音から大きな音まで自由自在に出て来ます。これよりも軽いと全部弾いたら同じ音量になってしまうようで、感情も入りませんから聞いていても自分自身面白くありません。重たい鍵盤ですが、慣れてしまうとそれなりに弾き易くて満足すると云った所です。あまり弾いていないと更に湿気と埃を吸って重くなりますから、定期的に練習をしてある程度の軽さを保つ事も必要と感じています。

ペダルを付けて演奏し始めた頃に、ハーフ・ペダルが上手ですね、と先生。いえ、これは足がへたばって来て余り踏めなくなったからという感じです。気付いてみると一曲弾いて鍵盤の一つの音は大体10数回押すのに対して、ペダルは数10回踏み替えないといけない感じです。教室のピアノはそれこそ1日で100回以上弾かれていますから、ペダルも鍵盤も軽い訳です。それでも重いペダルを使うと、あまり踏み込むと疲れて来ますから、少しだけ踏んで響きを調節したりします。重いペダルは響きを調節が行い易くて便利と思っています。

それでも、あまり弾かれていない様なピアノを弾かせてもらう時には、和音で少し鍵盤を押して重くなった鍵盤を少し軽快にして、そしてペダルも少し多めに踏んで軽くしておく事も必要かと思います。出張が続いて自宅のピアノが余り弾けなかった時には、帰って来て強めに鍵盤を押さえて、ペダルも底までしっかり踏んで練習したりします。

生のピアノは生き物みたいで色々気を遣いますが、その分出てくる音で応えてくれますのでカメラ同様面白くなります。

それでは、今月初めに撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 Komura 135mmF2.8
撮影データ:1/250sec F7 ISO100
9月と云えば、やはりお月さまとすすきの穂です。すすきの穂が出ると、朝晩が涼しくなって秋を感じる様になります。
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ピアノとメンテナンス

2015-09-07 20:01:26 | 趣味のピアノ
このブログを書き始める前にピアノを始めましたので、今では8年目になります。カメラと同じように余り上達しないのが難点ですが、何らかの共通点があって、同じ芸術の領域ですから、愉しんでやっています。ブログの検索項目でも、ちらほらとピアノに関する検索がありますので、メンテナンスにはご苦労されているんだなと思いながら記事を書くことにします。

始めて気になってくるのが、鍵盤の傷と滑り具合です。始めた当初は鍵盤もピカピカで、少し拭くだけで元通りになりますから、余り気にしていませんでした。一年位経つと爪傷が少しずつ付いて来て曇ってくるのですが、指先の汗や油を吸い込んでしまって、鍵盤が指にくっつくようになって来ます。かといって、滑ってしまうと音が鳴りませんので、微妙な雰囲気になる様に、キークリーナで年に数回掃除しています。

一年に一回は調律を行ってもらいますので、その後しばらくは鍵盤もきれいな状態ですが、一年後までの間に2回位は掃除を行わないといけない感じです。楽器店で紹介してもらったのが、カワイ・キーホワイトで、脂分がすっきりと落とせますから、掃除した後は演奏が楽になります。一回掃除を行っておくと数カ月の間は拭くだけで元通りになりますので、効果てきめんと言う感じです。

次は良くあるペダルの錆び取りで、真鍮でできていますから素足で踏んでいると直ぐに錆びてしまいます。習い始めて半年位は初級ですので、ペダルの必要もなかったのですが、それから後は楽譜にペダルの記号がいっぱいついています。付いていない楽譜でも、それは耳で良く響きを聞きながら踏むと云う事になっている訳で、練習をしている時でも、右足は常にペダルの上にあると云う感じです。

たまたま出張時に、楽譜を見に入った楽器店で見つけたのがピアノコンパウンドで、ついでに金管楽器用のさび落とし布も買ってきました。それまでは仏壇磨きか自動車のホイール・クリーナと思っていましたので、これが正式のクリーナと思ったのが正直な所です。鍵盤は素手で弾きますから、ペダルも素足が一番細かく踏む事が出来ます。余り磨くと無くなってしまうと思えそうですが、ほんの少し削る位ですから余り関係は無いようです。

また、発表会などでは革靴を履いて演奏と言う事になりますが、ゴム底ではない靴でペダルを踏むと、時々滑ってしまいます。今ではゴム底の革靴か、スニーカーで演奏するようにしています。家で何とか使える踵の高いスリッパを探していましたら、ゴム底のサンダルがありましたので、今ではそれを使っています。ペダルも錆びませんので、丁度良い感じです。

演奏会で、演奏前には鍵盤の表面をさっと拭いて演奏すると良いみたいです。今年の演奏会では、指がくっついてしまって思うように弾けなかったのが悔しい所です。頭の中は先のパートに行っているのに、実際は大分遅れて手が付いて行くので、途中で今どこ等と言う事が起こります。指離れが良い様に拭いておけばと、後悔しきりです。

そんなこんなで、発表会の当日も撮影行には出かけます。どちらも芸術、色々やって愉しみたいと思っています。それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


Olympus-Pen EE-3 D.Zuiko 28mmF3.5
撮影データ:ISO100 Auto Kodak Ektar100
川の流れを撮影していますが、季節も進んで今が一番澄みきっています。今まで撮影した中では一番グラデーションが出ている感じで、水の透明感も出せている事にびっくりです。
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調律の日

2014-12-26 14:30:06 | 趣味のピアノ
寒くなって来て、雪が降り出す頃にピアノを調律してもらう事にしています。買ったばかりの頃は、半年位経つと耳で聞いて少しわかる程に音がずれていたのですが、5年位経つと少し馴染んできた感じで、音の違いは判らなくなりました。厳密に弾きながら聞いていると、少しは判る様なのですが、雰囲気は変わらないのでその分中身の掃除や鍵盤の調子も見てもらっています。

フィルムカメラもアコースティックピアノも、純然たるアナログの機械ですから、調整を行いながら使っていく訳です。カメラのシャッター・スピードや絞りの開き具合、そしてレンズの屈折率など、厳密に考えればその場その場で違いますし、何よりもフィルム自体が作られた月日で微妙に違います。微妙な違いをかぎ分けて使っていくのが愉しみでもある訳です。

ピアノ自体大きな箱ですから、温度の上昇と下降で息をするように、部屋の空気を出し入れしています。1年もたつと内部に埃がいっぱい入っている状態になり、目で見てもうっすらと積もっているのが判ります。ピアノ演奏に慣れてくると、鍵盤の押し方やペダルの踏み込み具合など、微妙な雰囲気を聞くために上蓋を開けて練習する事が多くなります。しかし、張ってある弦に触れないで清掃を行う事は至難の業ですから、調律師さんにお任せしています。

教室のピアノと自宅のピアノで音が違うと、レッスンや練習で変な感じになりますから、調律師さんも大変だそうです。また、鍵盤の重さやペダルの踏み込みの重さなどを合わせておかないと、弾き辛さにつながるので大変な感じです。今回の調律でも色々な部分を調整してもらいましたので、ピアノの下にもぐったりして調整してもらいました。このためすごく時間がかかります。

調律が終わって、試しに弾いてみると鍵盤は軽くなって、ペダルも踏み易くなっています。今では楽譜にペダルの記号が書かれていなくても、その場の雰囲気や響き方で考えて使うようになってきていますので、鍵盤の重さと併せて微妙に音色が変えられる事が面白く感じています。今年も調律が無事に終わって、新年が迎えられそうな感じです。

調律が終わると、カメラの方も動作音を聞きながらチェックしていきます。レンズはカビや曇りをチェックしながら、年末までかけてゆっくりと拭いていきます。結構埃も入っていますから、場合によっては分解して清掃を行います。ディジタル一眼レフは、センサ表面とシャッター幕の清掃はご法度な所ですが、その他のミラーや表示部もきれいに清掃します。フィルムカメラは、シャッター幕以外の部分をきれいに清掃します。やはりきれいにすると良い写真が撮れそうで、一年の締めくくりとして行います。

12月はピアノの発表会もあって忙しい一か月ですが、愉しみながらやっています。
それでは、先週日曜日に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 100mmF4
撮影データ:1/125sec F5.6 ISO200
いつ咲くかいつ咲くかと、心待ちの蝋梅の花ですが、段々つぼみが膨らんできました。雪が降ると小鳥に食べられないので、今年は少し多めに咲きそうです。
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ピアノのお掃除

2014-01-13 20:26:35 | 趣味のピアノ
ピアノを弾き始めて半年くらい経つと、ピカピカだった部分に指紋が付いて、薄汚れた感じになってきます。そういえば、からぶき用の布を調律師さんが一枚置いていってくれていました。また、ワックスも買ってきてあったと云う事で、ワックスを付けて拭いていると、無事にピカピカになります。結構ピアノ自体面積がありますし、静電気でほこりを吸いつけていますから、拭くのも一苦労です。

その時に調律師さんから言われていた事ですが、弦の部分、即ち中身は触らないでくださいとの事です。少し埃が付いていても、埃は演奏すれば振動で下の響板に落ちますし、調律の時に掃除しますよとの事でした。中身は結構デリケートみたいです。また、半年目でペダルの練習を始めた訳ですが、良くペダルを見ると踏んでもいないけれど茶色になっています。最初のピカピカとは違う感じで、空気中の水分でも変色してしまうそうです。

練習を始めると、今度はペダルの錆が気になってきます。靴下を履いて踏むと滑ってしまってなかなか上手く踏めません。スリッパも滑るのですね。素足で踏むと、滑らない代わりにペダルが錆びて来ます。半年目で調律に来られた調律師さんに聞くと、ペダルは真鍮で出来ていて、市販のコンパウンドできれいになりますよとの事でした。

真鍮ですから、仏壇磨きみたいなものがよさそうです。早速DIY店やカー用品の所に行って、コンパウンドと呼ばれるものを少しずつ買ってきて試してみました。一番良かったのはクロームメッキ用のコンパウンドで、傷も余り付かなくてピカピカになります。仏壇磨きも結構効果がありました。

やはりピアノ用が一番良いかと思い、楽器店で探していて見つけたピアノコンパウンドを現在は使っています。磨くと布が真っ黒になりますから、手の汚れは覚悟で磨きます。緑青まで発生してしまうと格好が悪いので、年に数回は磨いておいた方が良い感じです。

PENTAX Q7 Standard Prime 8.5mmF1.9
撮影データ:1/13sec F4.5 ISO3200
磨く前ですが、靴下をはいて弾いていてもこの位になってきます。夏は暑いので素足で弾いているのですが、すぐにこの様な感じになります。茶色になって緑青が吹いてくる前に磨く訳ですが、半年に一回位でしょうか。元々弾いているときにペダルは見えませんから、この様なペースでもさほど気にはなりません。カメラで撮るとまだましに見えていますが、実際はかなり曇っています。丁度調律の前でしたので磨いてしまいます。
After
PENTAX Q7 Standard Prime 8.5mmF1.9
撮影データ:1sec F4 ISO100
磨くとこの様にピカピカになります。ペダルカバーも試してみたのですが、汗は通してしまうみたいで、靴下と同じ感じです。夏はカバーを付けると足の裏が熱くなってしまって、結局外してしまいます。

年に数回はピアノの掃除。ピカピカになるので、掃除をした後は腕前が上がったような良い気分になります。鍵盤の色もかなり変わってきていますが、調律師さんの話では、キークリーナだけでかなり弾き易くなりますから、少し色が変わった所は良く弾き込んでいる勲章と考えてくださいとの事です。真っ白にするには削らないといけないそうですので、面倒くさそうです。

そんなこんなで掃除のコツをつかみましたので、今ではこの月はこれを掃除と云う風にしています。
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