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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

ピアノその後

2014-01-09 21:33:28 | 趣味のピアノ
そういえば、ピアノの話が随分御無沙汰になっていました。それ程レンズネタが多い一年だったと思います。一年前のブログを見ていてビックリです。ピアノを始めてもう6年目、早いものです。今では左右のペダルを踏みながら演奏等という感じですが、ペダルの話で前回は終わりになっていました。では、昔を思い出して書いてみましょう。

ピアノを始めて半年で、最初のテキストがほぼ終わりになってしまい、どうしましょうかとなった訳ですが、この位で初級から中級へのステップアップになってきます。初級の最後には、エリーゼのためにみたいです。しかし、ペダルの使い方は全く判っていない訳ですから、進みようがありません。今までは両足踏ん張って弾いていた訳ですから、自ずと体は安定していて、大きな音から小さな音まで出し易かった感じです。

そこでこれどうでしょうか、と聞かされた曲がワルツだったのです。ペダルは使わなくても良い曲ですし、使ったら深みが出て聞き易くなる曲です。そして、その曲の練習と同時にペダルテクニックの教則本を使って、練習を始めました。最初は足の動きが指の動きよりも遅い訳で、なかなか思う通りにいかないのですが、面白いアドバイスがありました。

ダンパー・ペダルは、あまり踏まなくてもしっかりと響きますよ。確かにその通りで、少し踏み込んだだけでしっかりと音は伸びてくれます。踏み込み具合で音の大きさと響きが変わりますよと先生。そして、軽く踏みこんで響かせると、それほど苦労しなくても踏み替えは楽ですよ。とアドバイスしてくれました。

それからは、演奏している曲がペダルを入れる事によって、いつも聞いているようなピアノ曲の様な雰囲気になる事を知って、のめり込み始めました。ワルツの次はエリーゼのために、色々と弾いていって、乙女の祈りや歌のつばさにを経て、花の歌まで進んでいった訳です。もうほとんどがペダルを使う曲ですから、練習の時から右足はペダルの上に、等となっていました。踏み加減で音色が変わりますから不思議なものです。

途中で教えてもらったのが指ペダルで、一つの鍵盤を押さえながら、他の指で旋律を弾いて行く事。この方がペダルを踏まずにすっきりとした音が出せます。また、ペダルを使っていても、指はしっかりと指ペダルよろしくそのまま押さえていると、ペダルは響きだけを変えるためにあるので、より印象的に演奏が出来ますよと云う感じです。

PENTAX Q7 Standard Prime 8.5mmF1.9
撮影データ:1/25sec F3.5 ISO3200
指がつりそうになって、実際何度も指がつりましたが、印象的な音が出せます。そして、挑戦した花の歌、楽譜にはペダルは浅くと書いてくれました。忙しいけれど、ペダルをこまめに浅く踏んで、なるべく指でレガートに弾く。実際にダンパーの上がる高さを見ながら、1mm位上げるようにと練習していた訳です。響きの加減がハーフ・ペダルなのかもしれません。あまり踏み込まないと軽快な感じになります。

しかし、練習の時でもあまりペダルは使わない感じです。むしろ鍵盤の方ばかり使いますから、手でレガートが出来るようになってから、少しずつペダルを入れて雰囲気を自分の好みに合わせていくと云う感じです。ペダルはあくまでも調味料みたいなもので、効かせ過ぎると雰囲気が壊れてしまうと云ったところでしょうか。写真でもPLフィルタがありますが、面白がって効かせ過ぎると、なんとも味気ない結果になってしまいます。

元々は、全然知らない所から始めましたので、いろいろ教えてもらいました。ピアノの世界も奥が深いです。色々弾いて行くうちに、ピアノの手入れもしないと面白くないのですね。気になったのはペダルの錆で、買って半年の間ですごく錆びてしまいました。ピカピカのピアノですから、指紋の跡も気になります。次回はピアノの掃除について、少し書いてみましょう。
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ピアノを買うと決めた後

2013-01-18 21:31:40 | 趣味のピアノ
ピアノを買いましょう、となっても納品までは時間がかかります。店に置いてあるピアノであれば、それを持ってくればと思いますが、新品で購入する場合は購入契約を結んでから、製作に入るそうです。一ヵ月半後に納品になります、と聞いてしばらくの間はお店のレッスン室のピアノを週一回借りて、慣れる事にしました。

同時に、大人のレッスンもありましたので、申し込みをしました。やはり、最初から教えてもらうと、色々な事が判ったりします。レッスンを受けた後で、復習するように弾いてみると、なおの事良く判るようになります。練習していると、ピアノと云う楽器が体になじんでくるのが良く判ります。カメラも同じですね。手がこの位置と覚え込んでしまいます。

ピアノが納品されて、一番良かったと思われたのが、レッスン室のピアノと家のピアノ、大きさこそ違いますがどちらもグランドピアノで、同じ事です。無事に家の中の廊下をくぐり、部屋の入り口をすり抜けて、設置されました。やはり、コンパクト・グランドピアノは小さいですね。ほんとにアップライトより小さなピアノらしきものが運ばれ、足が付けられて、ペダルが付けられると、グランドピアノになります。しかし、前に座った感じは、レッスン室のピアノと変わりません。少し音のふくらみが小さい位でしょうか。小さな部屋ですので、どちらも同じように感じてしまいます。

初めての調律の時に、調律師の方が、これから、このピアノは貴方に一番合ったピアノになっていきますよ。という言葉が耳に残りました。ピアノは半分位、自動ラインに乗せられて生産されているものですが、それこそ一台一台が微妙に違う、アナログ楽器な訳です。弾き比べると判るのですが、各々微妙に違いますし、これから弾く自分自身の癖が乗り移っていく訳です。そして、音の好みを聞いて、一番合うようにキャスターの向き等、細かな部分を調整してくれました。これで音が変わると云う事は、正直びっくりです。

2回目以降の調律の時に、今どの曲を練習していますかと聞かれ、では、それに合わせておきますね。等と云う事も驚きでした。鍵盤を押す重さや、もどり方など微妙なところを合わせ込む事が出来るそうです。しかし、部屋の湿度によって響き方も微妙に違います。明るい曲の時は湿度を下げ、重い雰囲気の曲では心もち湿度を上げる。湿度40%以下や70%以上は避けると云う事もその時に習いました。

今では、バイエル一途と云う教え方はしないみたいです。代わりに、バイエルの教則が少し入った、これ聞いたことある。と云う曲が題材になっています。片手から両手、ト音記号からヘ音記号の展開が、結構スムーズになっていて、知らぬ間にマスターできると云う具合です。時代は変わったものですね。小中学校の音楽の時間で、習った事をきれいさっぱり忘れているのですが、聞いた事のある曲や好きな曲を題材にすると、見事に思い出したりします。


Panasonic DMC-FH5 DC Vario-Elmar 5mm(換算28mm)
撮影データ:1/60sec F3.1 ISO400(フラッシュ撮影)
1カ月単位で、曲をマスターしていき、半年位で何とか両手で弾けるようになってきました。面白くなってきた所で、発表会が近くなってきます。大人のコースでも発表会があるのですね。これ、難しいけどチャレンジしてみますか。等と云う所で、意外な難関があったりします。今まで、使った事が無かったペダルですが、今までは体を安定させるために両足を踏ん張って弾いている訳で、使う自信がありません。ピアニストの方は、上手く踏んでいるように見えるのですが。習い始めて半年目、大人の体格に合わせてピアノは出来ていますから、ペダルは出てきて当たり前なんですね。

と云う訳で、先生と私が、ペダルについて大笑い。どういう事になったのかは、次の機会に投稿する事にしましょう。
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何故にグランドピアノ

2013-01-07 21:20:01 | 趣味のピアノ
大人の音楽教室に行ってみて、大概は楽器店が教室を開いている訳ですから、店の人いわく、音を聞いてみて、それからピアノを始めるか、考えてみてください。鍵盤を押せば、音が鳴りますから。と云う事で、レッスン室を貸してもらいました。結構弾くだけで判るものです。片手だけですが、CDの音と全然違います。楽器店の方も、聞いていたようで、練習すれば人間ジュークボックスの様な感じで、自身で愉しめますよ。という言葉がかなり効きました。

この後、色々なピアノを触らせてもらい、ピアノを買うとして、置く部屋や入り口の大きさ、そして入り口に通ずる廊下の広さなど、色々な事がありますから、楽器店の方にも家に来てもらって、確かめてもらいました。結構重さがある楽器ですから、床が抜けないか、心配でもありました。何しろ大人から始める場合、今までにオーディオや演奏会など、色々な雰囲気で聞いていますので、耳がおごっている訳です。しかし、ピアノ演奏は全く経験が無い。難しい選択ですね。

結局、コンパクト・グランドピアノに決めてしまいました。今ではこの様な小さなグランドピアノがあるのですね。なんだかアップライトピアノの高さを2/3位に縮めて、横に置いたような感じです。4畳半の部屋に、ベッドと机とピアノが置けますよ。と云うノリです。結局その大きさでないと入り難いし、色々弾いたり演奏してもらったり、と聞き比べた感じで、アップライトピアノとグランドピアノの響き方や、演奏方法も違うと云う事に気付きました。結局は自分の耳が頼りですので、良く聞いたり弾いたりした後で、グランドピアノとなった訳です。

その他にも、好きな演奏でフレンチ・ジャズがありますので、あの両手の人差し指で早いトリル等とやってみた訳です。ボルサリーノ・スウィング等、大好きなので、アップライトピアノとグランドピアノの差が結構出て来ます。重さの問題ですが、グランドピアノは3本足、一本の脚に大体90kgの荷重となります。アップライトピアノも同じ位ですね。色々な選択肢があった訳です。

しかし、ピアノは大抵黒色で、ピカピカの塗装がされています。何故に艶あり等と考えてしまいます。他の色もあるようですが、今回選んだ機種は黒色艶ありの一つのみでした。実は、ピアノの写真がそれほどないのも、ピアノ自体が撮影し難い題材であるからと思います。今回の投稿で撮影しましたが、見事に黒つぶれと白飛びになります。鍵盤に露出を合わせると、黒色の部分が黒つぶれ、黒いところに露出を合わせると、鍵盤が白飛びになってしまいます。難しいものですね。ですので、双方を調和させる時には、面倒でも天板を開けて、中の木目のところや響板で露出を合わせると、結構うまくいきます。

結局は、置きたい場所と部屋の間口、そして搬入する経路等、それらの条件と自分が弾いてみたいジャンルと音の感触で、ピアノが決まってくるような気がします。価格もあるようですが、新品や中古再生品、そして大きさで値段が様々です。コンパクト・グランドピアノは、結構アップライトピアノを意識した価格設定になっているような気がします。

  ピアノ始めてから5年、下は物置状態に…
Panasonic DMC-FH5 DC Vario-Elmar 5mm(換算28mm)
撮影データ:1/4sec F3.1 ISO400

結局は、自分の部屋と音の雰囲気が一番重要かもしれません。特に、部屋に置けるか置けないか、実際に楽器店の方に来てもらって、アドバイスを受けた事は、大変参考になりました。グランドピアノが小さい事もあるのですよ。とは、楽器店の方の話ですが、目からうろこの選択肢でした。

ピアノが決まれば、設置とレッスンになる訳ですが、色々な事がありました。何しろ今までやった事が無い題材でしたから、目からうろこがいっぱい落ちました。レッスンが始まるまでの事を、次回のネタにしましょう。
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何故にピアノを…

2013-01-05 21:25:25 | 趣味のピアノ
良く聞かれるのですが、何故ピアノ始めたのですか。という一言。ただ、何となく始めました、では面白くありませんし、何かしら考えてしまいます。今、ピアノ習っていて、弾ける曲も増えてきて、同時に半分忘れる曲も増えてきて、結構満足している自分があります。ピアノを始めると、色々な事が判ってきます。近頃は人の声も倍音成分が、その人固有のオリジナリテイを表している。等と云われています。では、何故ピアノと関係あるかですが、倍音成分のかたまりが、ある種ピアノの音だからです。

昔から、レコード(今はCDですね)聞くのが愉しみでした。しかし、演奏会などを聞きにいくにつれ、妙な感覚が襲ってくるようになります。ある意味、両者の音は結構違うのですね。CDを聞くと、なおの事良く判ったりします。CDですと、指揮者の違いで奏法が変わる事は判るのですが、演奏内容など細かな部分はほとんど同じに聞こえたりします。しかし、演奏会など生で聞く音は、細かな部分までわかりますし、一見音が全く途切れたように見えても、ホールの残響が加味されて、結構指揮者の違いが判るような気がします。

アンプ作ったり、スピーカ組み立てたり、オーディオ・セッティングのお手伝いをしたりするうちに、自分の音が組み上げられていくような感じはするのですが、今一つしっくりこない部分があります。生の音に近づけられないかな。そのような事です。超高音質のレコード(昔はこんなのがあったのですよ)を聞くと、なるほど、少しのニュアンスが聞きとれます。しかしCDでは、なかなか聞きとる事が出来ません。それに聞きとれるオーディオ機器はすごく高価で、ピアノが何台も買えてしまいます。

結局それだったら、自分で演奏して、ジュークボックスのようになれば、より満足できるのではないか。そう考えた訳です。思い立ったのが45歳ぐらいですから、その時はすでにあきらめがありました。ヴァイオリンやフルートは、音を出すまでに一苦労、と云う事です。トランペットも同じですね。結構難しそうです。


Panasonic DMC-FH5 DC Vario-Elmar 5mm(換算28mm)
撮影データ:1/8sec F3.1 ISO1600

そこで思いついたのがピアノです。鍵盤を押せば音が鳴る。単純な事ですが、これなら、と云う気になりました。しかし、ピアノ自体は結構高いので、しばらくお金をためることに専念した訳です。ディジタルカメラ。そしてフィルムカメラも趣味で行っていますが、お金が余りかからないように撮影するのに、ディジタルカメラが神様のように思えました。

折しも、そろそろ買えるかな、と云う時期に大人の音楽教室が知られるようになって来た感じです。大人の音楽教室、硬くなった頭をほぐすように、教えてくれるのかな。と云う期待感はありました。そこで、音楽教室に行ってみて、実際に聞いてみるのが一番と、考えた訳です。


Panasonic DMC-FH5 DC Vario-Elmar 5mm(換算28mm)
撮影データ:1/10sec F3.1 ISO400

そこで、話がいろいろと広がり、小さなグランドピアノを買って、色々練習をしながら現在に至っているのですが、何故にグランドピアノ。等と云う声が聞こえてきそうですね。これは、また次の機会に投稿するとしましょう。
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