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あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

バンポンクッション

2020-03-11 06:55:01 | 趣味のピアノ
今年の1月も終わりごろになってから、ピアノの屋根がカタカタ言い出すようになりました。最初はそれほどでもないので、そのまま練習をしたりしていましたが、だんだん音が大きくなってきて、練習中も耳障りになってきました。何しろピアノの音は良いのですが、このような雑音は練習していても結構気になります。

大きな音を出すときに結構カタカタ言いますし、ペダルの踏みかえの時にも音がしていたりしています。もう10年もピアノを続けていますので、練習する曲もペダル記号がふんだんに書かれていますし、音の強弱もそれなりに付けられるようになってきています。ペダルを使わないのは最初の音ひらいの時だけで、ある程度判ってくると響きも入れていきますので、ペダルを使うことになります。

これはピアノのネジでも緩んだかと思って、いろいろな部分を確かめましたが、それらしき部分は見つかりません。結構頑丈にできているのがピアノですから、毎年調律をしてもらっていてすぐにネジのゆるみがあるとは考えにくい状況です。それでも強く弾いた時やペダルの踏みかえの時に音が鳴っていては、結構気が散りますので何とかしたいと思っていた訳です。

ある時、ピアノも深呼吸というわけで、ピアノの天井を開けた時にゴムのクッションが無くなっていることに気が付きました。ゴムのクッションもかなり小さいですから、落ちて転がってしまうと隙間に入り込んだりして気が付かず、掃除のときに間違って捨ててしまうという感じです。最近では部屋で掃除機もまめにかけますから、ごみになって捨てられてしまったというのが当たっているようです。

調律の方にお願いしてゴムのクッションを購入すればよいのですが、何しろ小さな部品1個のために御足労をお願いするのもなんとなく気が引けます。1個10円もしない部品ですから猶更言いにくいわけで、当座の間はスポンジの板をひいて何とかすることにしました。それでもゴムのクッションは結構使われていて、ホームセンターに行けば何とかなりそうです。

ゴムクッションですから、ここを探せばあるかもしれないという感じで、秋月電子さんのページを探ります。さすがに今時のクッションはゴム製品がほとんどないのですが、その代わりにプラスチック製のクッション材が売られていました。バンポンという名前のクッションですが、写真を見るとピアノのゴムクッションと同じような格好をしています。

この方が見栄えも良いのですが、透明の製品です。スリーエム社製のクッションで、同じように中国製と但し書きのあるクッション材も見つかりました。中国製品が安いのですが、何となく傷や汚れもありとページにも書かれていますので、スリーエム社製のバンポンを購入することにしました。

最近の通販は早いもので、注文した夜には発送連絡のメールがやってきて、次の日には着いていました。早速ピアノに取り付けるとしっかりと隙間に挟まってくれています。取り付けが終わったら試し弾きで、強く弾いてみても雑音は出てきませんし、ペダルを踏み替えても雑音は出てこなくなりました。

このバンポンクッションは滑りにくい材質でできていて、少し柔らかい仕上がりになっています。つまり他に使っているものの滑り止めとクッション材に使えるわけですから、早速現像タンクの回転現像に使うヨーボ・ローラーに取り付けました。動かなくなりますので、手で押さえる必要が無くなって好都合といった感じです。

色々使えて良かったといった感じです。ピアノも写真も上手く行きそうで、これからが楽しみです。

それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-1 Super Takumar 135mmF3.5
撮影データ:1/100sec F7 ISO100
氷点下の日からしばらくたって、急に春めいてきましたのでオオイヌノフグリも咲きだしてきました。いろいろ回ってここだけでしたので、かなり暖かな場所ということもできます。
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発表会も終わって

2019-10-06 07:12:56 | 趣味のピアノ
もう10年も続けているピアノ。結構長続きする基は何と聞かれることも多いのですが、一番根本的なところはピアノ自体がアナログだから。確かに鍵盤は限られた数だけついていて、押せばその音しか出ない感じです。一見ディジタルのようでアナログがいっぱいなのです。

押し込む速さや強さがあって、音の強弱から音色の雰囲気も微妙に変わってきます。楽譜の通りに弾くことができれば完璧なのですが、そこは人間のなせる業で、押さえることと離すタイミングが微妙に毎回違います。ほんの少しのタイミングのずれで少し違った印象になりますから、前回の雰囲気と全く同じというわけにいきません。

ですので、頭でわかっていても実際の印象は少し違うといった感じで、毎回違いますのでむしろその違いを楽しんでいたりします。それ以外にも部屋の湿度がかなり関係しているようで、雨降りの湿度の高い日は少しどんよりとした感じになりますし、反対に湿度が低い晴れた日には小気味良い感じですっきりとした印象になります。

聞いていても少しながらニュアンスが違うのがわかりますし、練習するたびに少し違いますので、気にしないようにして練習しているときもあります。何しろ微妙に変化していますので、自分自身の当日の気分によっても少しは変化している様子です。毎回微妙に違っていて、なかなか思った雰囲気が演出できないために、楽しみながら長続きしているといった感じです。

最近では鍵盤だけではなくてペダルも使いながら微妙な雰囲気を演出していますので、両手両足といった感じで毎回練習するたびにそこそこ同じような感じになるのですが、微妙な印象となると毎回少し違うといった感じです。この微妙な違いが楽しくて、長続きしているといった感じです。

そして、この状況がそっくりカメラの世界でも成り立つわけで、フィルムとディジタルで画一化された要素があればよいのですが、何しろ相手にする自然界の草花は壮大なアナログの世界に生きているわけです。1日も同じような雰囲気になったことがありませんし、たいていは次の日にリベンジをして、結構雰囲気が違いますのでびっくりといった感じです。

まさに一期一会の雰囲気ですから、しっかりと記録に残していきます。おおっと思った被写体は残すことが前提で、次の日にリベンジなどと考えていると失敗してしまうわけです。このために、毎回毎回の撮影行において、前回撮影したからなどとは考えずに辺り中を見渡して現時点でのヒットを探します。

黒白フィルムの世界になると、フィルム現像の工程が純然たるアナログの世界ですから、現像時間や温度などの条件が毎回微妙に違ってきて、当然ながらその微妙な条件で仕上がりが微妙に違ってくることになります。ディジタル化した後でのトーンカーブや濃度も多少は変化させることができるのですが、そうすると同じような仕上がりになってしまって面白くありません。カメラの世界も、毎回同じように見えて微妙に違う世界を楽しんでいる、ある意味アナログの世界です。

発表会が終わって、帰ってくればもう昼で、一番気温が高い時間帯ですから撮影行はあきらめて、前回の撮影行での写真を探します。もう一回鑑賞しなおして掲載する写真を選びます。少しトーンを変えながら楽しむ感じで、炎天下の中では熱中症になってしまいますので、これもまた良しと思っています。

それでは、先月上旬に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 SMC Macro Takumar 100mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO400
夏の間は日をさえぎってくれるゴーヤも、今では大きな実を付けています。寒くなると枯れてしまうのですが、夏の間はカーテンの役割も果たします。
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ピアノをやってて思うこと

2018-10-30 06:50:13 | 趣味のピアノ
今年でピアノも10年目で、挑戦する曲も極端に難しくなってきて、1年間暇を見つけて練習するのですがやっと半分といった感じです。半分ずつ何とか発表会で披露して、2年かけて全曲を披露するといった具合で、本業がそれだけ忙しいということもありますが、出張や仕事の合間に少しだけ空いた時間を利用すると、この様な感じになります。

しかし、発表会が終わって空白の時間が訪れると、昔の作曲者に思いを馳せたりします。結構難しい曲なのですが、次の小節に移るときにしっかりと指の位置が考えられている事で、なるべく大きく腕を動かさなくても良い様になっています。むしろ余り動かさないようにして、その分ひとつひとつの音の強弱をはっきりとつけて、個性を出せるようになっています。

何しろピアノ自体が鍵盤を押せば音が出て、場所まで固定されているシステマチックな楽器ですから、順番通りに鍵盤を押さえて行けば曲が再現されてきます。後は次の鍵盤を押すまでの時間や押す強さを加減する事で、色々な個性を表現する事ができます。楽譜に書いてある事はそれこそ入り口なわけで、一通り最後まで何とか指に覚えこませた後は、いかに自分らしくアレンジするかという事になります。

演奏に抑揚をつけていかないと、題名どおりの雰囲気になってくれませんし、聞いている人や自分自身が飽きてしまいます。そこで自信のオリジナリティになってくるわけです。指番号もありますが、人によって指の太さや長さが違いますから、自然に少しずつ違ってくることになります。仕上がりが近くなるとかなり違ってきますので、これが面白い所です。

ある意味システマチックに操作しないと満足できる音楽になりませんから、ピアノを練習する事で色々な思考の効果があります。結構仕事にも応用できてびっくりする事なのですが、仕事自体もシステマチックに順番を決めて、各々のセンテンスの実行量を加減していく事が重要ですから、そのまま思考が当てはまってくる事になります。

即ち仕事や勉強の要領を良く掴める事になって来ますので、勉強も仕事もはかどるといった具合で、色々な事にチャレンジすることが出来るようになります。これは結構効くといった感じで、新しい事柄があったときなどは、昔からの事例を応用して順番をつける所作があっという間に頭の中に展開できますから、結構応用が効きます。加えて両手を使って右脳活性化の効果も見逃せません。

ある程度慣れてくると、ペダルは耳で踏めといわれるとおり、曲の雰囲気がイメージ通りになるように、音のつながりや響き方を聞きながらペダルを踏んで加減します。当然楽譜のペダル記号の通りにならないわけで、あくまでも判らなくなった時の判断材料くらいにしかなりません。鍵盤を押さえる強さとペダルのタイミングで、雰囲気が再現されてくるわけです。

そんなこんなで、ピアノは趣味というよりも自身の思考を広げてくれる有効な練習といった感じで、発表会が終われば、その雰囲気に浸りながら趣味の撮影行の内容を考えます。色々想像してシステマチックに、新しい発見にも期待しながら、新しい表現が見つかったりして、結構楽しいものになっています。

それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。


PENTAX K-5 Takumar 200mmF3.5
撮影データ:1/125sec F7 ISO100
秋も深まってきて朝夕が寒くなるのですが、この時に咲いているのがしゃくちりそばの花です。ピンク色のしべが印象的ですが、実はそば粉に使えるそうです。
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ピアノと撮影行

2016-12-28 12:07:15 | 趣味のピアノ
師走も押し詰まった頃に、ピアノの発表会がありました。夏の発表会が終わった後の4ヶ月間は出張続きでしたから、ほとんど練習もまともに出来ないままにもうあと2週間という有様で、毎日を有効に使いながら何とか間に合わせたというのが本音です。ピアノを始めて9年目になろうとしていますが、結構上手くなってきている事を実感しています。

音符見ただけで、何とかまともな音が出てくるのが進歩したところで、所々は勘違いもありますがそこは先生に直してもらって、2週間もあれば何とかなっている感じです。しかし、出張に出てしまうと半分位忘れてしまって、またやり直しになるのですが元に戻る時間も短くなっていますので2ヶ月くらいあれば何とか全部を覚えているという感じになります。

両手を動かしていますので、右脳も活性化しているみたいで仕事をやっている中でも新しいアイディアが出やすい感じです。思わぬところで効果満点なわけで、左手と右手は別々な感じで動かしますからさらに活性化しているというわけです。加えて演奏に慣れてくると両足も別々に使ってペダルを踏んでいますから、順序機能も働くようで一日の内で色々な仕事をてきぱきとこなせるようになります。

テンポと強さを考えて演奏しますから、段取りを考えられるようになってきて、同じ仕事を延々と続けるのではなくて、集中力を高めて20分くらいで仕事をこなしながら、数種類の事柄を替えながら効率よく進めることができます。これもピアノ効果でしょうか、ピアノをお子さんに習わせることが良いといわれていますが、今まさにおっさんになってから痛感しています。

何とか発表会ではそこそこの感じで弾ききって、後のお茶会では練習話に花が咲きます。皆さんもご苦労されている感じですが、やはり効果のほうは感じておられるようで、苦しいや辛い話は出てきません。思うに皆さんも仕事を持たれている訳で、効果があるからこそ続けようという感じになっていると思います。ためになる話を色々と聞かせていただきました。

発表会が終わった後はペンタックスQを連れて撮影行。バッグの中に忍ばせておきましたので帰り道に色々と周りを見ながらシャッターを切っていきます。金沢市内の中心部は郊外に比べて気温が高めなのか、紅葉と落葉も遅めです。家の近所では落葉してしまったアメリカ楓の紅葉も、まだ葉が残っていましたので撮影して帰ってきました。

カメラもレンズ自体はアナログですし、個性が出てきますし良い雰囲気を提供しないと満足できる結果にはなりません。ピアノのほうは純然アナログですから、例年発表会の前には調律してもらいます。カメラもピアノもアナログの雰囲気満載ですから、毎回結果が違って面白さが増して来ます。

久しぶりの休日は午後から晴れてきて、寒いけれど充実した一日になりました。それでは今月半ばに撮影した写真から掲載します。


PENTAX Q7 Telephoto Zoom 15-45mmF2.8
撮影データ:1/200sec F5.6 ISO100
アメリカ楓の葉がまだ残っていましたので、急いで撮影します。雌木の様でとげとげの実が付いています。
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気持ちよくピアノを弾く

2016-09-13 17:40:25 | 趣味のピアノ
ピアノ発表会があって、一曲弾いてきました、緊張して弾くのもたまには良いものです。
最近のブログ検索の中でも、ピアノのメンテナンスの検索が時々あり、皆さんも苦労されているのが良く判ります。やはりお稽古事とか強制的という考え方をなくして、自分をアップさせる材料としてリラックスした考え方で望むのが一番良いと考えています。

ピアノで何が上手くなるのかというと、並行処理能力と順序付けであろうと考えています。何しろ楽譜から音をさらって、まずはその通りに弾かなくてはいけませんから、指の番号を決めて、無理がないように決めていくことになります。指番号が書いてある楽譜もあるのですが、人によって指の太さや長さが違いますので、弾いてみながら番号を変えていきます。

楽譜には指番号や強弱、そしてテンポ等いろいろなことが書いてあります。これを順番どおりこなしていくわけですから、両手を使って弾いていくと知らぬ間に並行処理能力が鍛えられることになります。あれやって、これやって、間にこのことを挟んで仕事しようという考え方が短時間でできるようになります。段取り上手とマルチワークが行えるようになってくるわけで、ピアノと別の場面で効果に驚くということになります。

さらに間違いなく弾けるようになってくると、鍵盤を押す強さや早さ、そしてペダルの響きなどが加わってきます。これは、むしろ自分の耳で聞いて良くなる味付けをするわけですから、楽譜の記号は余りあてになりません。それがあなたのオリジナリティな訳で、弾く人によって微妙に違ってきます。これが味になって満足できることにつながります。

鍵盤も弾いていると汗がついてきて、粘りつくようになってきますから汗拭きを行います。最近はキー・クリーナがありますので、1ヶ月に一度くらいは拭いておくと快適です。また、他の部分も指紋だらけだと出てくる音も汚く聞こえそうですから、目立ってきたらピアノクリーナでふき取ったりしています。弾いていると鍵盤が薄黒くなってきますが、これは削るか貼りかえるしか手が無い様で、練習の成果と見るようにしています。

ピアノも木製品ですから、鍵盤は毎回必ず動かしますのでそれほど動きが渋くなることが無いのですが、ペダルは練習を始めた時に使わないので、使い出したら動きが渋くなっていたということも起こります。軽く踏んでから練習するか、それとも仕上がった曲を少し弾いてから練習すると良いですよと先生。なるほどな訳で、まず仕上がった曲を弾いてから新しい曲を練習しています。

ペダルのさびも気になるところですが、素足で踏むと一番細かく響きが出せます。その代わりさびてくるのですが、気にしないで練習していると、足の裏や靴下が黒くなってきますが、逆にペダルがぴかぴかになってきます。しかし、発表会の時には靴で弾きますから、底の厚いゴムスリッパを買ってきて、履いて練習するとさびも出ないので良い感じです。ペダルと鍵盤、そしてピアノ本体がぴかぴかだと良い音が出そうで、半年に一回新規の曲を始めるときにぴかぴかにしています。

なんだかんだと、練習しているよりも隠れた効果のほうに期待しているわけで、メンテナンスはそんなに頻繁にしない感じです。年に1回は調律を行ってもらうので、そこでもまたきれいになるという具合です。ペダルのさびはクリーナもありますし、簡単にきれいになるといった感じです。

ピアノも写真もアナログな訳で、感性を磨くにはうってつけの材料かもしれません。
それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


Nikon FE Cosina Zoom 19-35mmF3.5-5.6
撮影データ:1/60sec F8 Fujicolor Superia X-tra400
少し涼しくなってきたところで、玄関先のぎぼうしが咲き始めました。ぎぼうしが咲くと少し涼しくなった気がします。
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