ゼンザブロニカを購入して、ひとしきり撮影して思うことは、やはり標準レンズとして用意されているニッコールP・C 75mmF2.8レンズの凄さです。ゼンザノン150mmF3.5を遣うと悩まされる極薄の被写界深度と違って、ある程度広い被写界深度はとても扱いやすく、ピント位置の被写体を周囲から浮かび上がらせるようにして表現してくれます。
中判カメラはそれこそ高解像で、フィルムの粒子を感じさせないくらいの繊細さと解像感があります。普通のフィルムを使っていても2,500万画素位の解像感は軽く出てきますし、ポジフィルムを使えば4,000万画素の表現も行えます。今では中判フィルムカメラの中古価格も大分下がってきていますので、まだまだディジタルよりもフィルムを使う方がリーズナブルに愉しめます。
中判レンズは、大きなフィルム・フォーマットに見合うように画像を引き伸ばしますから、レンズ自体の解像度に無理があるようにも感じられますが、35mm判フィルムを使えるようにしているカメラも多くありますから、解像度で手が抜けない感じです。フィルムの粒子自体は中判も35mm判も同じですから、全紙以上に引き伸ばせる中判フィルムのアドバンテージを最高に発揮させるためにも、解像度は35mm判と同じくらいまでに高めてあるといった感じです。
この事を逆手に取ると、スキャン後の拡大トリミングがかなり出来ることに気づかされます。35mm判フィルムでは余り拡大できなかった被写体も、中判フィルムでは相当大きくすることが出来ます。すなわち、標準レンズで大半の撮影が済んでしまうことになってしまい、望遠レンズの出番が少なくなってしまいます。
同時に広角レンズもかなり広い範囲が写ってしまうことになりますから、逆に背景のシンプルさが無くなってしまって、引き算の構図が取り難くて被写体と背景を探してしまう事になります。望遠レンズは望遠らしくならなくて被写界深度は浅くなり、広角レンズは広角になりすぎて扱いにくいといった感じです。
望遠と広角の撮影は、35mmフィルムとディジタル一眼レフに任せ、標準画角の雰囲気を中判フィルムで写しこむといった撮影方法が合っている様に感じます。このためにブロニカのレンズは75mmと150mmの2本だけで思ったように増えていきません。75mm標準レンズは、35mmフィルム換算で40mm位の準広角レンズになります。
これ一本で色々な撮影がこなせますし、中判フィルムならではといった感じの立体感も見事に表現されます。まさにブロニカの相棒といった感じで、ニッコールP・C 75mmF2.8のレンズは色々なシーンで活躍してくれます。とろけるような後ボケが欲しい時には、ゼンザノン150mmな訳で被写界深度に悩まされますが、この2本のレンズで大抵の事が賄えます。
家の周りをブロニカ担いで撮影行。もうすぐで春の陽気も撮影できそうですが、黒白フィルムでじっくりと冬の雰囲気を撮影するのも悪くはありません。
それでは、今月半ばに撮影した写真から掲載します。

Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/125sec F5.6 Neopan Acros100
庭の柵を撮影しました。質感と程よいボケ味がこのレンズの特徴であると感じさせてくれます。
中判カメラはそれこそ高解像で、フィルムの粒子を感じさせないくらいの繊細さと解像感があります。普通のフィルムを使っていても2,500万画素位の解像感は軽く出てきますし、ポジフィルムを使えば4,000万画素の表現も行えます。今では中判フィルムカメラの中古価格も大分下がってきていますので、まだまだディジタルよりもフィルムを使う方がリーズナブルに愉しめます。
中判レンズは、大きなフィルム・フォーマットに見合うように画像を引き伸ばしますから、レンズ自体の解像度に無理があるようにも感じられますが、35mm判フィルムを使えるようにしているカメラも多くありますから、解像度で手が抜けない感じです。フィルムの粒子自体は中判も35mm判も同じですから、全紙以上に引き伸ばせる中判フィルムのアドバンテージを最高に発揮させるためにも、解像度は35mm判と同じくらいまでに高めてあるといった感じです。
この事を逆手に取ると、スキャン後の拡大トリミングがかなり出来ることに気づかされます。35mm判フィルムでは余り拡大できなかった被写体も、中判フィルムでは相当大きくすることが出来ます。すなわち、標準レンズで大半の撮影が済んでしまうことになってしまい、望遠レンズの出番が少なくなってしまいます。
同時に広角レンズもかなり広い範囲が写ってしまうことになりますから、逆に背景のシンプルさが無くなってしまって、引き算の構図が取り難くて被写体と背景を探してしまう事になります。望遠レンズは望遠らしくならなくて被写界深度は浅くなり、広角レンズは広角になりすぎて扱いにくいといった感じです。
望遠と広角の撮影は、35mmフィルムとディジタル一眼レフに任せ、標準画角の雰囲気を中判フィルムで写しこむといった撮影方法が合っている様に感じます。このためにブロニカのレンズは75mmと150mmの2本だけで思ったように増えていきません。75mm標準レンズは、35mmフィルム換算で40mm位の準広角レンズになります。
これ一本で色々な撮影がこなせますし、中判フィルムならではといった感じの立体感も見事に表現されます。まさにブロニカの相棒といった感じで、ニッコールP・C 75mmF2.8のレンズは色々なシーンで活躍してくれます。とろけるような後ボケが欲しい時には、ゼンザノン150mmな訳で被写界深度に悩まされますが、この2本のレンズで大抵の事が賄えます。
家の周りをブロニカ担いで撮影行。もうすぐで春の陽気も撮影できそうですが、黒白フィルムでじっくりと冬の雰囲気を撮影するのも悪くはありません。
それでは、今月半ばに撮影した写真から掲載します。

Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/125sec F5.6 Neopan Acros100
庭の柵を撮影しました。質感と程よいボケ味がこのレンズの特徴であると感じさせてくれます。