goo blog サービス終了のお知らせ 

あるいて・みつける

歩く速さで見つけたものを、記録に残していきます。ゆっくりと歩けば、いろいろなものが見えてきます。

ブロニカでマクロ撮影

2015-04-16 22:36:21 | 中判カメラ
ゼンザブロニカの本が出ていましたので、買って読んでみると色々なカメラアクセサリーが目に飛び込んできます。何しろ相当昔に生産が終了してしまって、今では修理のみとなってしまったカメラですから、今更カメラアクセサリーを探してみようと云う気にはなりません。

ペンタックスSPやタクマーのレンズを使ってこられたかと云うと、昔から使っていたからと言うしかないのが現状です。つまり、昔の生産していた時に、少しずつ買ったカメラアクセサリーが、今でもそのまま使える訳で、これを現時点で揃えようと思っても無理があるからです。

ブロニカのカメラアクセサリーの中で、接写リングやべローズなどマクロ撮影の道具は結構耳にするのですが、何しろほとんど見かけないうえに、あってもすごく高価です。ブロニカのレンズは最短撮影距離がある程度長く、風景や近景を重視して作られているように感じていますので、マクロ撮影はべローズでと云う割り切りで撮影するしかありません。

ただでさえ大きく重いブロニカですから、これにべローズを付けて手持ち撮影となると、カメラを抱え込んで撮影する事になってしまい、1枚撮影するだけでへとへとになってしまいそうです。マクロ撮影はがっしりとした三脚にブロニカを据え付けて、時間をかけてレリーズ撮影と云う感じです。

しかし、中判フィルムでマクロ撮影も行ってみたい感じで、何とか手軽に行えないかと考えている時に閃きました。クローズアップ・レンズです。これならそこそこ軽く、レンズの先に付けるだけですから手持ちも容易に行えそうです。何しろフィルター径が大きくなる中判レンズですから、奮発してφ67mmのNo.3のクローズアップ・レンズを購入してみました。

装着してみた所、30cm位の距離から近接が行えます。あまり大きくならない様な印象を受けますが、そこは中判フォーマットの威力で、しっかり被写体は等倍よりも大きめにフィルムに焼き付けられます。フィルム自体が大きいのであまり拡大率が高くなったように感じられないのですが、しっかりファインダー見てみると、同じ位の大きさに写っています。

等倍近くになると、シャッター・スピードを稼がないと手ぶれが頻発してしまう訳で、あまり面白くはありません。いずれNo.1のクローズアップ・レンズも購入して、程々マクロも愉しんでみようと思います。今まではゴマ粒くらいにしか写らなかった花も、大きく鑑賞できる訳で、期待感いっぱいです。これから夏にかけて更にフィルム消費量が増えそうな感じですが、黒白フィルムも併せて愉しんでみようと思います。

それでは先々週土曜日に撮影した写真から掲載します。


Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8(Close-up No.3)
撮影データ:1/125sec F5.6 Fujicolor NS160
満開になったクロッカスの花です。フィルムを見るとほとんど等倍に写っているようで、75mm標準レンズではこの位が限界と思われます。少しハイキー気味に撮影した事で、華やかさが出せた感じがします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Zenza Bronica EC (Nikkor P・C 75mmF2.8)

2014-10-10 20:38:28 | 中判カメラ
35mmフィルムの在庫が結構ありましたので、しばらくはご無沙汰になっていました。中判フィルムは解像感が飛躍的に上がって、柔らかな雰囲気を演出できますから、これからの秋色の季節は、柔らかな日差しの下で撮影を愉しみたいと思っています。これからの季節は縦長や横長の被写体と、雰囲気がばらばらになって来ますから、どちらにも利用できるスクウェア・フォーマットの6×6判が重宝します。

何しろ撮影枚数が12枚と少ないですから、撮影行に際しては計画を立てて実行する事が必要になります。先ずはディジタルカメラで撮影してその場の雰囲気を掴んでおき、その後ブロニカを同行させて本番撮影と云う事になります。ディジタルカメラの撮影結果を良く見ながら、この場所でこれを撮影と云う感じで、本番撮影の場所と時間帯を精査します。

この様な時にゼンザブロニカの有難味を感じます。フィルム装填と撮影に関して、到る所にフール・プルーフが施されたカメラですから、構図と撮影に専念が出来て撮影時のストレスが少なく、好都合です。露出はセコニックの露出計が正確な値を出してくれますから、安心して撮影が行えます。

目的の場所に足早く到着して、撮影に時間をかけます。構図と光線状態、そして被写体の動きにも注意する事が必要です。シャッター・スピードは1/125秒以上は稼いでいるのですが、やはり微ブレや被写体ブレは避けたいところです。風が収まるのを待ちながら、カメラをしっかりとホールドして撮影の瞬間が訪れるのをじっと待ちます。

中判カメラは、ミラー式一眼レフを使うと、シャッター・ショックが大きくなりますから、慌ててシャッターを切る事はご法度です。しっかりカメラを固定して、そっとシャッターを切ります。バシャコンと大きな音と振動を出してシャッターが切れますから、振動に負けないようにしっかりとホールドしている訳です。

これだけシャッター・ショックの大きなECですから、撮影していると静かなレンズ・シャッターを搭載した、ブロニカSQが欲しくなります。昔からフィルムカメラで撮影していましたから、カメラのホールドもある程度慣れているのですが、中判カメラは別格で、相応に手ぶれ対策を行っておかなければ、良い写真を撮影する事も出来ません。

苦労したなりの結果が残せるのも、中判カメラの特徴であろうと思います。緻密で柔らかく、質感描写力も充分にありますから、出来上がった画像を見てびっくりという感じになります。フィルムを現像に出している間は、良く写っている事に期待して待つことにしています。ディジタルと一番違っているのは、現像する時間が必要になる事で、待つ必要がありますが、これもまた色々期待しますから、楽しいものです。

現像が上がったら、早速スキャンして出来栄えを愉しみます。スキャンしたディジタル・データを色々トリミングして、仕上げて行く事も今では楽しみになりました。
それでは先々週日曜日に撮影した写真から掲載します。


Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/250sec F8 Fujicolor Pro160NS
秋になると川の水量もぐんと減って、澄み切って来ます。水底の藻も良く見えるようになってきて秋が深まってくる感じです。こんな時にフィルムの諧調感と中判フィルムの解像感が澄んだ水の具合を表現してくれて好都合です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゼンザブロニカ

2014-08-20 18:58:11 | 中判カメラ
中古品を手に入れてから早一ヶ月、色々使ううちに、成る程すごいカメラである事が判って来ました。AE機構が搭載されていないECなのですが、日本の方が製作したカメラの代表格みたいな、痒い所に手が届く心遣いを痛い程に感じさせてくれるカメラです。内部のからくり仕掛けは、到る所で効果を発揮しています。

このカメラは、中判フィルムに魅力を感じているカメラ入門の方に、是非とも使って戴きたいと思われる感じです。実際、あまり中判カメラに自信が無い方でも、シンプルな操作系がもたらしてくれる撮影手順は、フィルムの取り付け方向を間違えない限りは確実な撮影を約束してくれます。セミオートマット式のフィルム装填なのですが、矢印を合わせて単純に巻き上げるだけで、後はカメラにお任せの撮影となり、シンプルな手順は体が覚えてくれます。

フィルムが装填されていないと、シャッターすら切れませんし、フィルムバックを取り替えて撮影しても、枚数と巻き上げ状態はフィルムバック側のギアが覚えていますから、しっかりと撮影枚数分だけシャッターがチャージされて、撮影が行えます。この連携動作はなかなか他のメーカでも出来なかった事である訳で、ゼンザブロニカの特徴でもあると思います。操作上の約束事も少なくて、気付いたらフィルムすべて未露光の失敗もありません。

ゼンザブロニカの名前も、前座のカメラとの位置付けで、名付けられた事を知りました。当時真打のカメラは既に存在していましたので、控えめながらも中判カメラの良さを広めようとしていた感じです。当時のカメラ価格にしても、真打のカメラの数分の一の価格設定であり、日本人らしさを伺える感じです。前座と善三郎氏の名前を重ねたネーミングは、旭光学工業の梶原琢磨氏と切磋琢磨を重ねたネーミングと同じで、心温まるものがあります。

ここまでいたせりつくせりな中判カメラを使うとなると、すでに覚悟していて露出計は持っている訳ですから、内蔵しなくても特に問題はありません。広い面積の6×6判ですから、ネガフィルムを使っても、現行135フォーマット・フルサイズのディジタル一眼レフ・カメラより、はるかに高い解像度で撮影が出来ますし、絞り2段分開けたのと同じ位のの大きなボケは、被写体が浮き上がる印象的な画像を出力してくれます。ラチチュードが広すぎる位にありますから、多少の露出誤差は気になりません。

これだけ大きく、そして重量感のあるカメラですと、先ずは三脚に乗せて固定する事を考えますし、手持ち撮影であれば、両手で抱え込んでシャッター・スピードを1/125秒以上取れるフィルム感度と絞り値を考えます。即ちその場に行ってから考える訳ではなく、予め天候とその場所の光量を予測して、計算高く撮影する癖が身に付きます。そうしないと、フィルムの枚数も少ないですし、撮影行に出掛けてコマ全滅等と云う事になってしまいます。

初めての方でも、簡単なチェック・ポイントをクリアする事で、期待した通りの結果を得る事が出来るカメラ。中判カメラでは、この様ないたせりつくせり感が良いのかもしれません。重たいカメラですが、構図に専念出来て真剣さが増してくる、不思議なカメラです。

それでは、先月末に撮影した写真から掲載します。


Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/250sec F5.6 Provia100F
モントブレチアの花も終わり近くなりました。8月になると花が少なくなりますが、これからは木の実が色付いてくる季節です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんなにイイものだったのか

2014-07-21 17:16:58 | 中判カメラ
中判カメラを使った感想です。135フィルムでは考えられなかった世界がそこにはありました。確かに大きくて重い中判カメラは、シャッター・スピードを充分に稼がないと手ぶれが気になる程に見えて来ます。そこで三脚撮影になるのですが、ただ三脚に乗せて撮影するだけではなくて、レリーズを使って、ミラー・アップを行い、風にあおられないように慎重にシャッターを切る事が必要になります。

手持ちで撮影する場合でも、何かの上に乗せたり、下に色々小石を敷いたりと、色々な工夫を行ってカメラを安定に固定して撮影します。体を硬くしてぶれを防ぐことはかなり難しく、まさに格闘しながらやっと一枚の撮影を行う感じです。しかし、そこまでして撮影された画像を見てはっとする事が多くなります。

一つ目は、画面のきめ細やかさで、この位の粒度であれば全紙の二倍サイズまで引き伸ばせる感じです。フィルム面積が6×6判で135フィルムの4倍強ですから、さもありなんと云ったところです。135フォーマットの大きさまでトリミングしても、四つ切りサイズまでは難なく伸ばせますから、その効果は絶大です。

結果として、拡大トリミングや縮小トリミングが行い放題で、おまけにフィルム粒子はジャギーとは無縁の角丸の粒ですから、粒子の荒れはさほど気にはなりません。逆に粒子荒れが出し難い中判フィルムですから、現像時間で粒子を荒らすよりも、高感度135フィルムを用いた方が表現し易くなります。やはり高精細の中判カメラと云う使い方が最も適しています。

もうひとつは、漆黒を認識できるようになったことで、これは135フィルムでもなかなか出せないと諦めていた事です。漆黒が表現できる事は、同時に真っ白けも表現できる事です。ラチチュードが最大限に活用できる訳で、黒い部分や白い部分も諧調が湧いて出て来ますから、まっ黒けと真っ白けが認識できるという感じです。フィルム面積が大きな6×6判ならではと云ったところでしょうか。

この様な感じで、余裕度が相当に高い感じですから、白黒フィルムやカラーネガ・フィルムでも大きく引き伸ばせて、且つ諧調感も損なわれないので、敢えてリバーサル・フィルムまでは必要が無くなったと云う所です。135カラーネガ・フィルムに持っていた諦めが、見事に払しょくされてしまった訳で、十二分に使えます。

最後に、意外な所なのですが、交換レンズに目が向かなくなった事で、今装着されている75mmF2.8のレンズで事が足りてしまいます。即ち、拡大も縮小も思いのままですから、敢えてレンズを交換しようと云う気が失せてしまう事と、35mm換算でおおよそ半分位の画角になる準標準レンズで、見たままそのままに写せる安心感があるからであると思います。望遠レンズはあまり望遠らしくならないし、広角は広角過ぎて面白くないと云ったところでしょうか。

これから120ブローニーの消費が増えそうで、少し怖い感じがしますが思い切り堪能しようと考えています。
それでは、先々週木曜日に撮影した写真から掲載します。


Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/125sec F8 Fujicolor Pro160
出張先のホテルから、出発前のひとコマです。遠くの山に霧がかかり、上の雲にも濃淡があって幻想的です。6×6判フィルムでグラデーションが引き出せたように感じられます。前ボケは柔らかく、思ったように写せて満足です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Zenza Bronica EC (Nikkor 75mmF2.8)

2014-07-15 09:35:36 | 中判カメラ
憧れのカメラです。大学生の時に欲しかった憧れカメラで、社会人になった時にはその影も薄くなり、しばらくして消滅してしまいました。つい最近までは中古価格も高いカメラで、手が出し辛い印象でした。最近はマミヤ・オーピーさんから中判ディジタル一眼レフ・カメラが発売されるようになって、急に値段が下がってきました。

しっかり写るニッコールが付いた、ゼンザブロニカが有名ですが、個人的には東京光学、そして富岡光学やシュナイダーがレンズ供給を行ったゼンザノンのレンズも魅力的です。何しろ国内外著名のレンズメーカが、レンズを供給していた感じですから、写りが悪い訳がありません。おまけに6×6判のフィルムサイズですから、細かい部分まで良く写る一級品のカメラです。

良く使い込んでいるカメラがある事で、有名なゼンザブロニカですが、それ程プロユースにも適していたのでしょう。ボロボロのゼンザブロニカを今でもカメラ店で見かける事があります。しかし、安くなったとはいえ、そこそこのお値段です。K-3の半分以下の値段なのですが、他の35mm判フィルム一眼レフと一線を画す値付けは、今でも健在です。

ゼンザブロニカ、社長であった吉野善三郎氏とブローニー・フィルム、そしてカメラを繋ぎ合せた造語がカメラのブランド・ネームになりました。昔のコムラーと似た様なネーミングですが、ゼンザブロニカ用に三協光機もレンズ供給を行っていました。当時としては画期的なフィルムマガジンと、巻き上げ機構を装備しているカメラは、アマチュア・カメラマンを直ぐに虜にしてしまいました。

今では捨ててしまって後悔しているのですが、ゼンザブロニカのカタログをいっぱい持っていました。手が届かないなら、カタログ位は持っていようという感じで、いずれはゼンザブロニカで撮影行を行ってみたいという淡い夢を持っている程に、魅力的であったカメラである事は確かです。

Panasonic DMC-FH5 DC Vario-Elmar 5mm(換算28mm)
撮影データ:1/60sec F3.2 ISO1600
この画像にある通り、ファインダー蓋部分の、Zの文字が印象的だった訳です。645Zの発表時に、Zのロゴを発見して、ペンタックスさんもゼンザブロニカ等と勘違いする程に良いカメラと認識していました。35mmフィルムカメラは、洗練された外形が今でも好印象なペンタックスSPが好きなのですが、中判カメラは質実剛健のゼンザブロニカだった訳です。

そんなこんなで、カメラ屋さんと談笑しているときに、ゼンザブロニカの話になり、それならコレクターの放出品と思われるカメラがありますよ、と紹介されたカメラです。なるほど、ボロボロのゼンザブロニカではありません。シャッタースピードも正確ですよ、との話で購入を決めました。ニッコールPC 75mmF2.8付きのゼンザブロニカECです。

これから色々撮影してみようと思います。50年選手の憧れカメラですから、大切に次期オーナーの誇りを持って使っていこうと思います。先ずはフィルム装填と抜き方から練習しないといけません。練習用の紙だけスプールも貰って来ました。

それでは、先々週土曜日に撮影した写真から掲載します。


Zenza Bronica EC Nikkor-P・C 75mmF2.8
撮影データ:1/125sec F4 Neopan Acros100
6×6判は、先ず黒白フィルムから撮影してみます。柔らかな解像感としっかり描写の雰囲気は、流石中判フィルムです。とさみずきは、実も大きくなりましたが、残った額の部分が花びらのようにも見えて、雰囲気良く撮影する事が出来ました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする