まだ雪があるころは、外を歩き回るのも近場が多くて、割と大きな木のすぐ近くまでいく事が出来ますから、使うレンズは広角か標準レンズが多かったように感じています。雪が溶けて暖かくなってくると、遠くの山や景色に視線が向かうようになってきて、望遠レンズの出番が増えてきます。
人の入り込めないような場所に咲いている花もありますから、望遠レンズの有り難味がじわりと判ってくる様になります。しかし携行性の問題もありますから、歩く距離と撮影する内容でレンズを決める事になります。今回の撮影は、咲き始めたおうれんの花を撮影するために薄暗い森の中へ入りますので、大口径望遠レンズが有利になります。
結局初代タクマーの大口径レンズを使うにしても、今では300mmF4と200mmF3.5の2種類がありますので、ワーキング・ディスタンスが長く取れるタクマー300mmF4を選びます。現代のレンズは最短撮影距離が相当短くなっていますが、初代タクマーはいずれのレンズも長く、300mmF4レンズでは5.5mと抜群の長さになります。
雪は少なかったのですが、寒い日が多くて車のタイヤもなかなか替えれずにいました。4月も近くなってくるといよいよ春本番な訳で、小さな花から順番に咲いていきますし、撮影行で歩く距離も長くなってきます。今までは同じ景色なのでなかなか遠いところまでは足が向かない感じでしたが、思い出しながら足を伸ばす事になってくるようになります。
近いところをそれなりに撮影するには広角や標準レンズ、逆に遠くを見るようになってくると望遠レンズな訳で、カメラ片手にゆっくりと歩いて景色を切り取っていくのがこの頃の撮影となります。身近に咲く草花の撮影は広角や標準レンズ、そして出歩いたときには望遠レンズを使う感じです。圧縮効果でダイナミックに凝視したポイントを切り取ると、自然に引き算の構図になりますから、満足感が高くなります。
昨年暮れに購入した初代タクマー300mmF4も、ようやく活躍の場が出てきた感じです。大きくてぼってりしていて最も重たいレンズですが、この形も有ってとかく人目を引く感じです。このレンズを使って撮影していると、撮影者自身もダイナミックに見えてしまいそうな程の巨漢レンズですが、独特の世界観を持ったレンズですから、癖を良く把握して背景を選んでおくと満足できる画になります。
春はやはり望遠レンズ、木々の梢に花も咲き始めましたので、狭い画角で上手く空や背景のがさつきを消していって、目標の一枚を仕上げます。モノトーンの一様な世界から、変化のある模様の季節へと季節が進んでいきますので、それに合わせるようにレンズも替えていきます。単焦点レンズ場狩持っている我が身ですが、次の休みの日に持っていくレンズを思い浮かべる事も楽しくなってきているこのごろです。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Takumar 300mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO200
春先に真っ赤な葉で紅葉するのが南天の木で、思わず目が留まります。これから新芽が伸びて緑の葉が翌年の春先まで続きます。
人の入り込めないような場所に咲いている花もありますから、望遠レンズの有り難味がじわりと判ってくる様になります。しかし携行性の問題もありますから、歩く距離と撮影する内容でレンズを決める事になります。今回の撮影は、咲き始めたおうれんの花を撮影するために薄暗い森の中へ入りますので、大口径望遠レンズが有利になります。
結局初代タクマーの大口径レンズを使うにしても、今では300mmF4と200mmF3.5の2種類がありますので、ワーキング・ディスタンスが長く取れるタクマー300mmF4を選びます。現代のレンズは最短撮影距離が相当短くなっていますが、初代タクマーはいずれのレンズも長く、300mmF4レンズでは5.5mと抜群の長さになります。
雪は少なかったのですが、寒い日が多くて車のタイヤもなかなか替えれずにいました。4月も近くなってくるといよいよ春本番な訳で、小さな花から順番に咲いていきますし、撮影行で歩く距離も長くなってきます。今までは同じ景色なのでなかなか遠いところまでは足が向かない感じでしたが、思い出しながら足を伸ばす事になってくるようになります。
近いところをそれなりに撮影するには広角や標準レンズ、逆に遠くを見るようになってくると望遠レンズな訳で、カメラ片手にゆっくりと歩いて景色を切り取っていくのがこの頃の撮影となります。身近に咲く草花の撮影は広角や標準レンズ、そして出歩いたときには望遠レンズを使う感じです。圧縮効果でダイナミックに凝視したポイントを切り取ると、自然に引き算の構図になりますから、満足感が高くなります。
昨年暮れに購入した初代タクマー300mmF4も、ようやく活躍の場が出てきた感じです。大きくてぼってりしていて最も重たいレンズですが、この形も有ってとかく人目を引く感じです。このレンズを使って撮影していると、撮影者自身もダイナミックに見えてしまいそうな程の巨漢レンズですが、独特の世界観を持ったレンズですから、癖を良く把握して背景を選んでおくと満足できる画になります。
春はやはり望遠レンズ、木々の梢に花も咲き始めましたので、狭い画角で上手く空や背景のがさつきを消していって、目標の一枚を仕上げます。モノトーンの一様な世界から、変化のある模様の季節へと季節が進んでいきますので、それに合わせるようにレンズも替えていきます。単焦点レンズ場狩持っている我が身ですが、次の休みの日に持っていくレンズを思い浮かべる事も楽しくなってきているこのごろです。
それでは、今月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-5 Takumar 300mmF4
撮影データ:1/125sec F8 ISO200
春先に真っ赤な葉で紅葉するのが南天の木で、思わず目が留まります。これから新芽が伸びて緑の葉が翌年の春先まで続きます。