フィルムで撮影を行っていると、いざ撮影してしまった部分を拡大して、作品にしたいと云う事が良く起こります。実際レンズにクローズアップ・レンズを付けない限りは、拡大倍率も近接撮影時で0.1倍位ですから、後から画像を見てもう少し近寄れたらと悔しがることが良くあります。
その様な時にはディジタルが有利で、何しろ1,600万画素をフルに使って切り取ることが出来ます。おまけに素子サイズがAPS-Cですので、拡大倍率もフルサイズに比べて1.5倍稼げます。1,600万画素を普通のフィルムで比較すると、645判のフィルムカメラと云う事になりますから、ディジタルの恩恵は計り知れないものがあります。
そんなこんなで、フィルムで拡大して作品にしようとすると、35mm判のフィルムでは自ずと限界が出て来る事になります。いつもの撮影でISO50のリバーサルフィルムを使っている事は滅多にありませんし、使うとすればISO400の常用ネガカラー・フィルムか、ISO100のネオパンアクロスです。
拡大して見てみると、粒子の方が目立ってしまって鑑賞に堪えなくなるといった所で、これならば645判のブロニカか6×6判のヤシカDで撮影しておいた方がまだマシです。この様に書いていると、35mm判フィルムの出番が無くなってしまって、勢いAPS-Cサイズのディジタル一眼レフ一辺倒になってしまいます。
こうなってしまうとあまり面白くは無いので、マクロレンズの出番になってきます。マクロレンズとマイクロレンズ、いっぱい呼び方はありますが、0.1倍から0.5倍位までの間で被写体を拡大して撮影が行えるようになれば、フィルムのサイズ一杯に被写体が写り込みますので、後からの拡大トリミングが不要になって満足できるカットが得られます。
何もマクロレンズ購入と考える場合には、クローズアップ・レンズを取り付けるだけでもそこそこ拡大倍率が稼げますので、今保有しているレンズのライン・アップでなんとか満足したい時にはこの方法もお勧めです。#1から#3までのレンズを持っている事が必要で、おおっと思った時にすかさず装着する手間が有りますが、ポケットに入れておくだけでも余裕が生まれます。
しかし、拡大倍率を稼ぐと云う事はほんの少しの体の揺れや被写体の揺れだけで画面の被写体が大揺れ状態になって行く事を意味しています。即ち三脚必須であり、面倒な方はフィルム数本を使って練習を行えば、何とか0.5倍ほどの拡大率でもブレの無い画像を得ることが出来るようになります。手振れ補正機能が無いのがフィルムと諦めて、良く練習をして数カット余分に撮影しておけば、後から満足できること請け合いです。
台風一過の午後、晴れてきましたので100mmのマクロタクマーを取り付けて撮影に臨みます。ぶれを抑えるのに一苦労ですが、これも趣味の世界、上手く行ったときにはパソコンの前で一人にんまりと云った感じです。昔取った杵柄で小さなものばかり撮影していた時期がありましたので、これもまた良しといった所です。
それでは先月末に撮影した写真から掲載します。

Fujica ST605Ⅱ SMC Macro Takumar 100mmF4
撮影データ:1/125sec F8 Rollei SuperPan200
柿の実がしばらく見ぬ間に熟れてしまい、はじけてしまいました。しばらくすると小鳥たちのえさになってしまいます。
その様な時にはディジタルが有利で、何しろ1,600万画素をフルに使って切り取ることが出来ます。おまけに素子サイズがAPS-Cですので、拡大倍率もフルサイズに比べて1.5倍稼げます。1,600万画素を普通のフィルムで比較すると、645判のフィルムカメラと云う事になりますから、ディジタルの恩恵は計り知れないものがあります。
そんなこんなで、フィルムで拡大して作品にしようとすると、35mm判のフィルムでは自ずと限界が出て来る事になります。いつもの撮影でISO50のリバーサルフィルムを使っている事は滅多にありませんし、使うとすればISO400の常用ネガカラー・フィルムか、ISO100のネオパンアクロスです。
拡大して見てみると、粒子の方が目立ってしまって鑑賞に堪えなくなるといった所で、これならば645判のブロニカか6×6判のヤシカDで撮影しておいた方がまだマシです。この様に書いていると、35mm判フィルムの出番が無くなってしまって、勢いAPS-Cサイズのディジタル一眼レフ一辺倒になってしまいます。
こうなってしまうとあまり面白くは無いので、マクロレンズの出番になってきます。マクロレンズとマイクロレンズ、いっぱい呼び方はありますが、0.1倍から0.5倍位までの間で被写体を拡大して撮影が行えるようになれば、フィルムのサイズ一杯に被写体が写り込みますので、後からの拡大トリミングが不要になって満足できるカットが得られます。
何もマクロレンズ購入と考える場合には、クローズアップ・レンズを取り付けるだけでもそこそこ拡大倍率が稼げますので、今保有しているレンズのライン・アップでなんとか満足したい時にはこの方法もお勧めです。#1から#3までのレンズを持っている事が必要で、おおっと思った時にすかさず装着する手間が有りますが、ポケットに入れておくだけでも余裕が生まれます。
しかし、拡大倍率を稼ぐと云う事はほんの少しの体の揺れや被写体の揺れだけで画面の被写体が大揺れ状態になって行く事を意味しています。即ち三脚必須であり、面倒な方はフィルム数本を使って練習を行えば、何とか0.5倍ほどの拡大率でもブレの無い画像を得ることが出来るようになります。手振れ補正機能が無いのがフィルムと諦めて、良く練習をして数カット余分に撮影しておけば、後から満足できること請け合いです。
台風一過の午後、晴れてきましたので100mmのマクロタクマーを取り付けて撮影に臨みます。ぶれを抑えるのに一苦労ですが、これも趣味の世界、上手く行ったときにはパソコンの前で一人にんまりと云った感じです。昔取った杵柄で小さなものばかり撮影していた時期がありましたので、これもまた良しといった所です。
それでは先月末に撮影した写真から掲載します。

Fujica ST605Ⅱ SMC Macro Takumar 100mmF4
撮影データ:1/125sec F8 Rollei SuperPan200
柿の実がしばらく見ぬ間に熟れてしまい、はじけてしまいました。しばらくすると小鳥たちのえさになってしまいます。