ディジタルカメラでは受光素子が規則性を持って並んでいますから、あまり細かな画像を撮影するとモアレが出て見づらくなります。このために細かな画像の角を取ってしまってつながりの良い画像にしてくれるのがローパス・フィルターです。受光素子の前についていますので、素子を見ると色が付いている様に見えたりします。
K-5がマークⅡになった頃からローパスフィルターを外した機種が販売されるようになりました。やはり解像度が1,600万画素位では、ローパスフィルターを付けると画面が柔らかくなって解像度が下がってしまいますから、外す方向に走ったとしても不思議ではありません。ローパスフィルターつきの機種も販売されていましたので、様子見をしている状況であったと考えています。
自然界では規則正しく配置された、細かなものがあまり存在しません。しいて言うならば蜂の巣なのですが、それも大規模に存在している訳でもなく、拡大すれば細かなものには当てはまらなくなります。人工物には結構あって公園の金網などが当てはまりますが、通常はぼかして背景にしていますので、当てはまるものを探すとなかなか見つかりません。
ビルなどの外壁がタイル張りになっていると結構モアレが出てきそうなのですが、自然界を相手にしているとこのような建造物には目が行かない感じで、最初の撮影行で撮影した写真にはモアレの写ったコマが見当たりません。購入したK-1になるとローパス・フィルターが付いていなくて、逆に気になるときに使える擬似ローパスフィルターが付いています。
あまり気にしなくても良い訳で、ローパスフィルター効果をつけていなくても通常の撮影が行えます。結果もK-5と同じ様な感じですから、取り越し苦労といった感じで今後はあまり気にしなくても良さそうな感じです。最近では現像ソフトウエアの補正機能にも入っていますので、ディジタル現像時に気付けば取ってしまおうといった考え方で良さそうです。
ローパスフィルターを外してしまうと、解像感が飛躍的に向上します。解像度が3,600万画素に上がっていますので、本当に細かな部分まで良く写っていて感心しきりです。しかし、解像度が上がるということは従来隠されていた微ぶれの部分が顕になってくることを示しており、しっかりとカメラをホールドして撮影しないと、細かな微ぶれの部分が気になってきたりします。
手振れ補正機能も付いているのですが、あくまでも手振れ補正で微ぶれの補正はきっちり行わない感じです。ほんの少しのブレでも被写体が少しぼやける感じになってしまいますから、スナップ撮影時などではあまり手振れ補正機能を過信せずに、しっかりとカメラをホールドして撮影することが必要です。
撮像素子の解像度が上がって、従来は35mm判フィルムと同じだった解像度が、今では中判カメラ同等になるまでに向上しています。中判カメラでも同様に微ぶれに気をつけるのですが、シャッター・スピードを上げてしっかりカメラを固定することは、これからもっと必要になってくる所作とも言えます。K-5の時はあまり気にならなかったのですが、これからはもっと気にして撮影をしないと、微ブレで画面が柔らかくなってしまいます。
桜の満開も今日くらいまでと、しっかり記録に残して行きます。撮影行の後で現像ソフトウエアで確認を行いますが、高解像の結果に驚かされました。自然界の植物相手ですので、モアレも気になることが無く、ローパスフィルターを外したことと、高解像素子の良さが相まって凄い写真が撮影できる時代を痛感しました。
これからゆっくりとK-1に馴染んで行こうと思います。気を遣わない撮影をするときにはK-5を使ってリラックスして撮影が出来ますから、フィルムカメラとあわせて愉しみます。
それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 SMC Takumar 55mmF1.8
撮影データ:1/1600sec F5.6 ISO200
4月も中旬頃になるとあけびも花を咲かせてきます。三つ葉あけびは良く見るのですが、五つ葉あけびは珍しくて、思わず撮影してしまいます。
K-5がマークⅡになった頃からローパスフィルターを外した機種が販売されるようになりました。やはり解像度が1,600万画素位では、ローパスフィルターを付けると画面が柔らかくなって解像度が下がってしまいますから、外す方向に走ったとしても不思議ではありません。ローパスフィルターつきの機種も販売されていましたので、様子見をしている状況であったと考えています。
自然界では規則正しく配置された、細かなものがあまり存在しません。しいて言うならば蜂の巣なのですが、それも大規模に存在している訳でもなく、拡大すれば細かなものには当てはまらなくなります。人工物には結構あって公園の金網などが当てはまりますが、通常はぼかして背景にしていますので、当てはまるものを探すとなかなか見つかりません。
ビルなどの外壁がタイル張りになっていると結構モアレが出てきそうなのですが、自然界を相手にしているとこのような建造物には目が行かない感じで、最初の撮影行で撮影した写真にはモアレの写ったコマが見当たりません。購入したK-1になるとローパス・フィルターが付いていなくて、逆に気になるときに使える擬似ローパスフィルターが付いています。
あまり気にしなくても良い訳で、ローパスフィルター効果をつけていなくても通常の撮影が行えます。結果もK-5と同じ様な感じですから、取り越し苦労といった感じで今後はあまり気にしなくても良さそうな感じです。最近では現像ソフトウエアの補正機能にも入っていますので、ディジタル現像時に気付けば取ってしまおうといった考え方で良さそうです。
ローパスフィルターを外してしまうと、解像感が飛躍的に向上します。解像度が3,600万画素に上がっていますので、本当に細かな部分まで良く写っていて感心しきりです。しかし、解像度が上がるということは従来隠されていた微ぶれの部分が顕になってくることを示しており、しっかりとカメラをホールドして撮影しないと、細かな微ぶれの部分が気になってきたりします。
手振れ補正機能も付いているのですが、あくまでも手振れ補正で微ぶれの補正はきっちり行わない感じです。ほんの少しのブレでも被写体が少しぼやける感じになってしまいますから、スナップ撮影時などではあまり手振れ補正機能を過信せずに、しっかりとカメラをホールドして撮影することが必要です。
撮像素子の解像度が上がって、従来は35mm判フィルムと同じだった解像度が、今では中判カメラ同等になるまでに向上しています。中判カメラでも同様に微ぶれに気をつけるのですが、シャッター・スピードを上げてしっかりカメラを固定することは、これからもっと必要になってくる所作とも言えます。K-5の時はあまり気にならなかったのですが、これからはもっと気にして撮影をしないと、微ブレで画面が柔らかくなってしまいます。
桜の満開も今日くらいまでと、しっかり記録に残して行きます。撮影行の後で現像ソフトウエアで確認を行いますが、高解像の結果に驚かされました。自然界の植物相手ですので、モアレも気になることが無く、ローパスフィルターを外したことと、高解像素子の良さが相まって凄い写真が撮影できる時代を痛感しました。
これからゆっくりとK-1に馴染んで行こうと思います。気を遣わない撮影をするときにはK-5を使ってリラックスして撮影が出来ますから、フィルムカメラとあわせて愉しみます。
それでは、先月中旬に撮影した写真から掲載します。

PENTAX K-1 SMC Takumar 55mmF1.8
撮影データ:1/1600sec F5.6 ISO200
4月も中旬頃になるとあけびも花を咲かせてきます。三つ葉あけびは良く見るのですが、五つ葉あけびは珍しくて、思わず撮影してしまいます。