MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

蜜蜂さんの飛んだ距離

2011-05-11 00:00:00 | まるチャンの「何だ、これ!?」

05/11    まるチャンの「何だ、これ!?」 (87)



         蜜蜂さんの飛んだ距離




     今までの『ボクの出てきた記事』一覧だよ。




 やあ、ボク、まるだよ! ワン!!

 みんな、元気?



 この前は、"嘘ツキ村" へ行く問題、一緒に解いたよね?

 今回は蜜蜂さんの、算数の問題の解答だよ。 蜜蜂さん
が、何回も往復して飛んだ距離、解った?



 もう一度、問題、読みたい人は、こちらだよ。
             ↓
       『可哀そうな蜜蜂さん』



 今回も、簡単におさらいしておこうね?




 A地点とB地点を結ぶ、鉄道の線路があり、距離は550km。
カーブはまったく無く、完全に一直線だよ。



 A地点からは、列車Aが、時速 60km/h で。

 それに、100km/h で飛ぶ蜜蜂さん。 この二つが、B地点
へ向かいます。

 B地点からは列車Bが、こちらは 40km/h で、A地点へ。



 この三者が、同時に出発するよ。 ヨーイ、ドン!



 この線路は、単線なの。 一番速い蜜蜂さんは、列車Aの前を
どんどん飛んで行き、B地点からやって来た列車Bにぶつかり
ます。 すると蜜蜂さんは、クルッと反転し、今度はA地点の方向
へ、ブーン!

 今度は列車Aにぶつかり、また向きを変えて、ブーン!



 これを何度も繰り返しているうちに、列車は正面衝突し、
蜜蜂さんは挟まれちゃうんだ…。 でも、みーんな模型だ
から、心配しなくていいんだよ? ワン!




 問題はこうだよ。

 「蜜蜂さんが、挟まれるまでに飛んだ距離は、全部で何km
になるでしょうか?」




 ただし蜜蜂さんは、向きを変えても瞬間的に反転するので、
いつでも 100km/h のスピードで飛んでいることにするよ。

 列車の方も、は 60km/h、は 40km/h で瞬間的にスタート
するんだ。 「加速して、トップスピードになるまでは遅いはずだ」
…なんて、難しく考えなくていいんだよ。

 つまり、細かい誤差は、まったく無いものとしてね?




 これ、どういうふうに考えたらいいのかなー? ワン…。



 えーと、最初は蜜蜂さんと、列車Bがぶつかるんだな?
ぶつかるのは、どこなのかな~?

 ボクには難しいけど、ちょっと計算してみようね、ワン。




 最初に 550km 離れていた距離は、だんだん縮まって
行くんだ。 蜜蜂さん列車Bは向かい合ってるんだから、
時速 (100+40)km/h の速さで縮まるんだな…。



 ぶつかるまでにかかる時間は、(550÷140) 時間。
ほぼ4時間だね…。 何だか嫌な分数だな~…。



 蜜蜂さん100km/h で飛んでいたから、最初に

飛んだ距離
は、 100×(550÷140) km か…。



 ここで蜜蜂さんは反転するんだな?




 えーと、列車Aは、その間も 60km/h で動いていた
から、A地点からは、60×(550÷140) km 進んだところ
まで来てるんだ。



 だから、蜜蜂さんとの距離は、

最初に飛んだ距離 ①) - 60×(550÷140) km

になるんだな?



 この距離がだんだん縮まってゼロになるには、と…。



 縮まるスピードは、今度は、(100+60) km/h だから、
これを分母にすると…。

 ①-60×(550÷140)
    (100+60)



 「これは何か?」というと、蜜蜂さん列車A
ぶつかるまでの時間だな…? ふー…。



 ということは、それまでに蜜蜂さんが飛んだ距離は、
時速の 100km/h をかけてと…。

 100×{①-60×(550÷140)}
      (100+60)



 これが、② 最初にターンしてから飛んだ距離か…。

 もう疲れてきたねー、ワン……。




 えーと、またここでターンするんだから…、…。



 式がダンダン複雑になってくぞー…。 ③や④になったら、
大変なことになりそうだね~~、ワン…!




 ワ~~ン! 助けて~~! ボクにはもう無理だよ~。



 それに、蜜蜂さんは一体、何回ターンするの??

 やっぱり、コンピューター使わないと解けない、難問なんだ…。



 ターンする回数は、ちょっと解らないなー。 でも、飛ぶ距離
だんだん短くなっていくね。 ターンするごとに。

 …ということは、飛ぶ時間も、だんだん短くなっていくんだな?
やはり、ターンするごとに…。



 これを足していくと、蜜蜂さん、飛んでいるのは全部で何時間
ぐらいなのかなー? 挟まれるまでに。




 待てよ? 挟まれるのは、列車がぶつかる時だね~?

 …ということは…!




 列車Aは時速 60km/h で、列車Bは 40km/h で、向かい合って
進むんだから、1時間に 100km 接近していることになるんだ。



 最初の距離は 550km だから…! 5時間半でぶつかるぞ!!



 蜜蜂さんは、ずっと 100km/h で飛んでるんだから、

        100×5.5=550



 550km だ!



 ワ~イ、ワ~イ! やったぞー、ワン!!

 「コンピューターを使わないと、解答不能…」なんて
思ってたけど、そんなこと、無かったぞ?



 よかったなー、ワン。

 最初からそー考えれば、もっと簡単だったのにね~♪




 この前、訊いたでしょ? ボク。 「以下のうちのどれ
だと思う?」…って。



 ① 答の数字は、暗算でも出る。 小学生で出来る子が
いるかもしれない。

 ② 暗算は厳しいが、筆算なら数字の近似値は出る。

 ③ 方程式関数を使わないと、正確な数字は出ない。

 ④ パソコン、スーパーコンピューターの領域の難問。

 ⑤ 自分で解答が出せないのに、こんな問題を出す
"まるチャン" は、いけない子



 もう判ったよね?



 「ボクがいけない子」…なんて言ったの、誰だ~?

 咬んじゃうぞー、ガウ!




 というわけで、算数の問題、終わりだよ?



 じゃ、またいつかね? ブーン、ガウガウ!




     ↓         ↓

  正解の方  不正解の方