おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

爺さんの高速逆走と山中ノーベル受賞

2012年10月12日 06時47分13秒 | 日記
山中伸弥氏のノーベル賞受賞は同じ日本人として名誉に思うし、世界的な評価を受けたことにおおいに満足している。



奥さんも同じ医者で才媛でありながらすごい美人でイケメンとのカップル。

天は人にニ物を与えている
一物さえ与えられなかった人間がここに存在するのに・・・

さてIPS細胞だが、医療における方向性を考えた時、万事めでたいめでたいと手放しで喜んでいられるだろうか?少し疑問も湧く。
小生は狭心症でステントを入れている身だ。薬で梗塞を抑えている立場なので、そのことだけ考えたら希望が持てる話だろう。

何にでもなる万能細胞はいろんな所で効果を発揮すのかもしれない。革命的な変化を齎すことになるのかもしれないが、そうなった時に、さらに寿命がぐんと伸びることになったらー高齢化社会から高齢社会へそして超高齢社会へ移行している。

高齢化社会とは65歳以上の年齢の人口構成が7~14%、高齢社会では14~21%、超高齢社会では21%以上という指標があるけれど、日本は2007年に21.5%になってついに「超高齢社会」に突入したのだ。

問題は自分を含めて年寄りばかり多くなって、その生活がどうなるかということだ。安心してゆったりと過ごせる老後というのはもはや誰も信じていないし、現実には物価は上がる、税金は上がる、年金は下がるしだって支給年齢上昇する動きがある。

約束されるのは老後の身体の衰えばかり

身近な話だが介護施設に入所するのに経費が一日1万円かかるという。ここにはいろんな条件(介護の認定級数)があって値段が変わって行くのだそうだが・・・

結局、高度先進医療だって物凄い医療費がかかるだろうし、受けられる人ってのは「銭もちさん」に限られるだろう。いのちの二重構造ってわけだ。

91歳の爺ちゃんが東名高速を逆走したというニュースがある。よく聞く話だ。

周りが車の運転止めろよと言いたくなる。老夫婦の安全を言っているのではない。周りの迷惑を考えてのこと!

86歳の爺ちゃんが日本刀を振り回して殺人に及んだというニュースもある。「元警視」だとー

若者の暴走ってのはある意味分かる気もする。しかし老人の暴走ってみぐるしい。

社会が不況で経済が冷え切って、ゆとりのない世の中になり、老人への配慮がなくなったら「老人の暴走」が社会現象化するかもしれないぞ。

超高齢社会にあってまずはすべての国民の生活の安定を第一に考えることが求められていると思う。このまま無策でいくと末恐ろしいことになりそうだ。