おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

陸上日本選手権はがっかり

2015年06月30日 06時59分16秒 | スポーツ
土曜日と日曜日NHKで4時から2時間の帯で実況中継する「日本陸上選手権大会」を両日とも楽しみに観戦した

これはとうもろこしにネットを被せたものだが第1弾のトウモロコシが隣で4株もうそろそろというところまで来ていた。実を膨らんで楽しみにしていた昨日見たら、2本とも(後2本はまだ!)動物に倒され食べられていた。
猿か「あらいぐま」だろう。悔しい!!

陸上が大好きで、特に好選手がいて記録の出る競技は見逃せない。

例えばやり投げ。世界に通じる選手が今村上と新井、ディーン元気の3名いてうまくいけば85mくらいを投げる

今シーズンはディーンがまったくだめで、この試合にも出ていなかった。

見ていて村上は体は大きいのだが精神的にひ弱な感じがして、しかもすでに歳が36歳。ピークを過ぎている。

やり投げ競技、優勝は荒いが84mを投げて1位。ところがその時男子5千mを実況していて最後の投擲でだしたこの記録をライブで外したそれまで80mに届かず低迷した大会と嘆いていたところでの起死回生の投擲。それを実況しなかったNHKは馬鹿もの!!

1万で28分台、5千も13分台の後半、選手は記録よりも優勝を!これでは記録が伸びてくるはずがない。長距離の世界との差は開きっぱなし潰れてもいいから前半から飛ばして記録を狙っていく。そういう積極性をもった選手が出てこない限り日本はだめ

100mも女子は福島が11秒5台、男子も高瀬が10秒28。凡記録だった。

唯一男子砲丸で日本記録が出たが、ライブ中継なし。室伏のいないハンマーも後継ぎが不在。3段、幅も選手がいない。

それぞれ日頃練習に励んでいるのだろうが、今世界と戦える競技・選手は?桐生は何処え行った?

400、1600mのリレーだけかな?

男子走り高跳びもたしか2m26を三人跳んで29cmに挑んだけどだめ。世界はそのずーっと先いや、上だよ。

あーあ。世代交代もうまくいっていないみたい。

100女子で2位に入った選手は国立大学医学部の5年生だった。この大会で一番の驚き!

文武両道とはいえ医学部(入試から以降の勉強)との両立をしながらいい成績を上げるのだから、すごい。これだけは感動モノだった。

どこから来る愛国心=小さなナショナリズム

2015年06月25日 07時26分03秒 | スポーツ
ジャムで頂いてまーす。

昨日の病院の待合室で待っているヒマな時間、いつもはお願いして採血をした部屋の空きベッドで休ませて貰うのだが昨日は待合室のテレビでなでしこのオランダを放送していたので妻と並んで座り込んで観戦。

見始めたときにはすでに日本がワンゴール決めていた

少し安心して昼食を病院のレストランで取って、またホールへ。

後半だ。

すると、やったねまた日本のゴールしかも坂口のシュート。「おみごと!!」むかし、少しおかしくなった機長がジェットを羽田に着陸させるのに無茶苦茶な操縦で墜落に危機に陥った時副操縦士が何とか体制を立て直そうとして空港の手前の海に飛行機を落としてしまって大きな被害を出したのだが、生存者も多かった。その時、一番先に救助されたのが機長で、インタビューに応えていったのが「おみごと!」という感嘆詞だったという。

坂口のはシュートは素直に素晴らしく御見事だった

まあしかし、サッカーの女子選手って失礼だけど美貌に劣る人多いね、日本の場合ー

最近澤が引退真近になって、後半で出場すると綺麗に見えるのはなぜだ?

1点目も有吉選手、豪快なシュートだった。そして顔も豪快だった。

川澄とかヤング代表の岩淵とかかわいい子もいるのだが、エースの大儀見すごいなプレーも顔もおしゃれも。あの髪はすごかった!!

なにしろ勝ててよかった。

男子とはえらい違い!男子はおしゃればっかし気にしていてもっとゴールを気にしろ

病院でテレビを見ていて「ゴール」が決まった瞬間見ていた男達私はテレビのまん前に居て皆病気を抱えている身なのも忘れて「やったー!!」と大声を上げていたのには驚き。

妙なナショナリズムは持っていない筈なのにこの時はどうも強力な愛国者に変貌する。

「頑張れニッポン!ファイト日本!!」


恋は失敗から入っていくもの

2015年06月23日 07時32分09秒 | 社会
今朝の畑の様子と朝食の紹介。


防護ネットを張ったトウモロコシ。花が開いてから上からもネットを張る予定。

スイカの工夫。空中に蔓を這わせようかとやっている。




里芋にマルチを張った。


大事な生姜。今年はいいぞ!!

さっきテレビのニュースバラエティーでこれから先の日本は人口がピークの半分くらいに減ってしまうだろうとのこと。

原因としてシングルがやたら増えていく。恋とか結婚に魅力を持たない若者が増えてきていて、異性のパートナーを求めず人生を一人で生きていく。

どうしたら異性に交際を申し込むのか分らないというのだ。恋に臆病になっていて、面倒なことはイヤだーと。

その割には自分の性のアイデンティティーは失わず、アイドルの化粧の真似が世の中を席捲しているように感じるのだがー

さてさて最近は朝ドラの「まれ」も似合わないのに「色ボケ」して、何だか横道に反れてしまっているように感じる。

以前、花子の妹で出た時のような清楚さがだんだん薄れて蓮っ葉な感じに変っているのが「ナンダカナア・・・?」




うまくいったりいかなかったり・・・

2015年06月21日 07時15分00秒 | 日記

今年は梅雨とはいえよく降る。

家庭菜園をやっているとこの多すぎる雨とか強い風が野菜の生育の障害になる。

まず強い雨が降ると地面に当たってその泥を含んだはね返りが作物の葉裏についてそこから腐り始める。

風はトウモロコシなど背が高く育つ作物は倒してしまう。

雨でいつも地面がぬれていると細菌が繁殖し易くなり病気になってまた枯れていく。今スナップエンドウがそうだ。

昨夜は夜中の温度が高かったけど高地だから冷える時には18,9度になる。昼間との寒暖差が弱い植物にとっては難敵だろう。人間だってそうだ。昼間暑かったからと油断して夜薄着にしていると風邪をひく。

昨日はいろんな意味を含め対策として根方に藁を敷いてやった。

そろそろキュウリもトマトも熟する時なのだが、今年はまだ早い!!

昨日はジャガイモのメークインを掘った。かなりの収穫だった。ただ表面にいっぱいにきびというか吹き出物ができているので人にはやれない。皮を剥くと普通に食べられるのだが、見た目も大事。近所でもそうだったとか、雨の所為か、連作の所為かわからないけど・・・

しかし、自然の恵みもいっぱい受けている。すでにジューンベリーを収穫、ジャムにしたし、カボスが豊作みたいだし、初めてイチジクが出来そうだ。たくさん植えているブルーベリーも例年の通り一杯実をつけている。

イチゴも今年ほど収穫して食べることはない。

自然の恵みを受けて新鮮で安全なものを食べられることはありがたいことだと感謝

すごく心が震えた有吉佐和子の『蔵』

2015年06月19日 07時37分26秒 | 読書


こんな引き込まれた本ってこれまで長ーい読書歴で初めてだ

しかも最近没頭している時代歴史小説から離れて(もちろん同時に海音寺潮五郎の「加藤清正」も読んでいるがー)昭和文学に戻った。そして女流文学だ。

以前映画かテレビドラマになったことは知っている。しかし内容は知らなかった。

「蔵」という題名だから酒蔵の話だろうとは推測するが内容は1軒の家族の中で起きる人間の壮大なドラマでその生き様の葛藤が読み人の人生と対照され自然にその曲折に一緒に出会い感じて悩んだり喜んだりする。

文学の本当の意味がここにあると改めて考える。

烈という女性が主人公で、酒蔵の経営=蔵元の夫婦に9人目に生まれ上8人が死産。やっとできた待望の赤ちゃんが女子で、烈と名付けられる。人生の荒波にも負けない強さを父は求めた。

その烈の目が見えなくなる。その盲目になる烈の思いとその世話を痛くされてこの家に入ってくる、妻の妹佐穂。この人が第二いや本当はこの人が主人公なのかもしれない。

昨夜は1時半に目が覚めトイレに行った後、この本を読み出したら目が冴えて4時まで読み続け、そのあと少し寝てまた朝方読んでいた

もともと遅読派=熟読派だあが読んだページは200ページに喃々とした。

障害をもって生きる人間の行き方感じ方、そして苦悩と喜び。肉親の愛と蔵を守るという「いえ」の伝統への固執。

これは今を生きる人間にも必ず通低する深い問題を有している。

有吉さんは高知出身だが、この文学は徹底的に新潟弁を駆使し、会話体はすべて地の言葉でわかりにくいのだが、仕舞い頃になると少しずつその放言の温かさ伝わってきた。これも成功の秘訣だろう。実はあと30ページくらい残っているけど早く読みたいし読んでしまうと何だか寂しい気がする。

よかった出会えてー