おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

政局は混沌か混乱か?!

2012年10月26日 06時57分54秒 | 日記
突然のニュースで驚いた。

この人は水面下でなにか画策しているのではないかとマスコミも注目していた。しかしと知事選に出て、勝利、東国原を破った

地方の首長のリーダーとして、重き存在感=威光を示す。もちろん背景に東京が首都であり、1300万の人口を持っている。

石原慎太郎は一橋大学の学生時代に「太陽の季節」で芥川賞を受賞した英傑。

好意的にみれば、かれの押しの強さ、国益を守護するためには決して引かない鮮明な態度を現在のグローバルな世界にあってその中で米露中英イスラム諸国、或は韓どこを見ても自国エゴを押し出してくる。グニャグニャしていて訳判らないような軟弱な態度しか示せない野田なんて鼻っから相手にされていない状況にある。

気色鮮明、勇断即決に対応するフレキシビリティーと「パワー」も時に必要だろう。

しかし、かれの思想は危ない。同じ文学者で「楯の会」の主役三島由紀夫の超愛国思想=国粋主義に近い右派の思想家で憲法廃棄し、新憲法を樹立すると主張。橋下徹の憲法改正論とも近い。

こういう人が寄り集って国に一大旋風を巻き起こし、人気を博し、大きな浮動票を取り込んで政権奪取なんてなったら、危ないことになるんじゃないだろうか。

尖閣にしても竹島にしても国連その他の国際的交流の場で外交努力によって平和的解決を模索するんじゃなくて(少し甘いと自覚はあるけどー)、軍事力を背景に解決を迫るとなったらあの人「武力=戦力行為も辞さず」となるんじゃないか?そうすれば対中戦争になだれ込んで行く。

戦争は誰が一番被害を蒙るのか?トップは戦闘の最前線には行かない。生きるか死ぬかの前線で戦うのは若き兵隊で、一番先に死んでいく。

今は飛行機=爆撃機を飛ばさなくても相手国に大陸間弾道弾=ミサイルを飛ばすことができるので、戦う相手を見ないで突然ミサイルが飛んできて被爆する。そこには大量の死があるだけ。

世界で唯一戦争で原子爆弾を受けた日本。たった2発の爆弾で30万人以上の犠牲者が出た悲しい過去を持っている。

領土問題は資源=鉱物・漁獲が絡むのでどこでも強引で一歩も後ろに引かない。

押してくる相手に、気弱に体をかわすだけでは確かに舐められるだろう。これは非常に難しいところ。

だからといって政治権力を好戦的な人物に任せて日本は大丈夫だろうか?

軟弱な政治家が日本の立場をさらに悪くする方向に進むのも困るけど、逆に国粋主義者が権力を牛耳って危ない方向に導いて行くことには抵抗がある。

今朝から「東条英機」を読み始めた。

だれが「東条」になる素質を持っているのかしっかり見つめていないと大変なことになる。