おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

イボの除去を行った

2014年10月30日 07時23分03秒 | 日記


この2年くらい大学病院の皮膚科で診て貰っている悩みがある。

それは頬のイボ。

男性はよく右頬にシミができている人が多いし、私の場合そこにイボができた。これが少しずつ成長して目立つようになっている。

「あらっ、顔に虫がとまっているよ」と指摘されることがよくある。

よく見ると気持ちが悪い色と形態をしている。

妻はいつか癌化するのじゃない?と突っつく。

昨日の午前中、予約して大学病院に行った。左右の白内障の二度、木材防腐剤の中毒で入院し、この眼科には随分通ったので勝手知ったる他人の家、1時間は掛かったが無事到着。

ところが、久しぶりに来た大学病院、真新しい建物に変貌していた。

玄関から受付ロビー外来診療すべて一新。

手続きを終え、暫く待つと待合廊下の電光掲示板に番号が表示されて、これで自分の番を教える。今まではマイクで呼ばれていた。

担当は若い美人の医師だった。カルテを見て、イボを確認し90%以上安全なものですが、除去しますか?と問われた。

リスクは組織を破壊して除去するので細胞検査をして安全なものか確認ができなくなることだという。

これまで大丈夫といわれてきたので、「除去します」と即答。

次に治療する部屋に移動して、いよいよ施療。ベッドに寝かされ先ずは何枚も写真を撮られた。

そして、液体窒素?に浸した水飴の棒みたいなもので患部を押さえる。これが冷たくて痛い。マイナス196度?

これで凍らせて組織を壊して自然に取れるというのだ。これも手術。御代も4000円と覚悟はしていたものの厳しい結果。

最新医療を信じてみよう。2週間後にまた来い!ということを約束して帰宅。痛みも何もない。絆創膏も貼らないし、消毒の指示もない。顔を洗ってもいいということだった。大丈夫なのか?

さあこれで色男復活だーナンチャッテ

人類にとっての試練二つ

2014年10月27日 07時15分14秒 | 社会


人類が危ない時に差し掛かっている。

二つの異常事態が不気味に進行しているのだ。

一つは「イスラム国」。文明の特に経済の進展が社会を二重構造化し、貧富の格差はどの先進国でも覆い隠せぬものになっている

高齢化の進行と都市への一極集中と地方の人口減少。少数の勝ち組を除いては若者の就職活動は厳しいし、就いても給与条件が良くない。
一方、高齢者は老齢化して体が利かなくなるので職がなく無給で年金暮らし。そして増税と年金額の減少化。

二重の下にいて社会に不満を持つ人間がどんどん増加して行く。

先の北大生は生きる意味を見失っていた。どうせ自死する命だから「イスラム国」に入ってその命を戦場で生かしたいーと。

イギリスでもアメリカでもカナダでもオーストラリアでもテロが現前の恐怖をなっている。

もう一つが「エボラ」。

特効薬が今のところない!それに病気の致死率と感染力の強さを考えると、アフリカのみの問題ではなくなった。

患者が1万人を超え、患者の治療をしていた医師、看護師、ボランティアがアメリカで感染が確認され死者まで出ている。

経済活動では物資の流通や人間の移動をストップさせることは困難。日本だって「内心危ないなあー」と思っている番組「セカホン」もアフリカ取材が続いているようだが大丈夫か?

大西洋を挟んでヨーロッパ、そしてお隣の中東諸国。お金持ちの数も多いので彼方此方セレブの豪華旅行をしている。キャリアもその内に含まれてくるだろうから、感染が世界にあっという間に拡がるのは当たり前。

この異常事態に人類が遭遇して、眼前の難敵をどう打ち破るのか。叡智を結集し、団結して事に当たらなければならない。

ニッカの宣伝効果

2014年10月26日 06時51分02秒 | グルメ
麦じゃないけどこれは収穫前の米。

朝ドラが面白い

エリーがいい歌も巧い。なにしろ声が澄んでいる。

わからない日本語を一生懸命に勉強して演じている。リアル(シャーロット・ケイト・フォックス)と劇中のエリーがそのままダブテッている。

テーマ曲中島みゆきの『麦の歌』も朝出勤前の憂愁の背中をグイグイ押してくれるようで元気が出る。あまちゃんの行進曲以来だ。

さて、驚いた場面に遭遇。世間の評判になっているらしい

「ワイン」の落ち込みへの窮余の一策でポスター製作。それが一世紀前の話だろうが時代に先駆けて「ヌード」を載せると言う事になった。

目の可愛い若いモデルが出て来て、写真撮影。これが着物の前を肌蹴たヌードの写真となったのだ。

流石に朝ドラなので胸をそのまま実写するわけにはいかないので暈かしてあったが、ふくよかな体で見ていて朝食しながら妻と見ていたのだが内心ドキドキした

これでまた朝ドラからスター誕生だ。

さて呑み助だからスーパーの酒売り場へはよくいく。ここでニッカウヰスキーを見ると機を見るに敏というかボトルの次口に竹鶴夫婦=朝ドラの主人公の写真が貼り付けてある。

前は『竹鶴』の瓶だけだったのに今やニッカ製品全部に貼ってある。

これを見ると流石に買いたくなるのが不思議な心理的現象。

まだ買ってはいないのだが、『竹鶴』が欲しくてならない

NHKは公共放送だから意図して一企業を応援するのは「小渕」策だと糾弾されよう。しかし、プロデューサーの袖の下少しは重くなっているんじゃない・・・?

阿蘇火山活動についての講演会

2014年10月24日 07時32分41秒 | 社会


今日地元の役場で「阿蘇の火山活動について」の京都大学阿蘇火山研究所による講演会がある。

御嶽山の爆発で多数の犠牲者が出たので改めて火山=自然の驚異というか恐ろしさを痛感させられたのだが、目の前に五岳を臨む我が家、これは無視できないぞと行くことにした。

警戒レベルを2に引き上げたというのだが、本当に大爆発が起こるのだろうか

講師に質問したと思っていることがある。

実はここに越してくる少し前に、中岳火口とは随分離れている垂玉温泉のすぐ下から水蒸気が噴出して、その湯煙がもうもうと上り始めたこと。一度現地に行ってみたが、半径10~15mほどの噴火口?がありそこから水蒸気が噴出していた。しかも点々と場所を変えている。今や4本の筋が100mほども上がっている。

ここは温泉地帯だ。地下にはマグマの層があり地下水を温めて温泉となっているのだろう。

近くには住民が住んでいた。その裏庭から突然噴出した蒸気。当然水蒸気は硫黄を含んでいるので鉄パイプは腐食し、水は飲めなくなるし、ゴーゴーという不気味な音で住めなくなって皆引っ越してしまった。

買った不動産業とのトラブルがあったというが・・・

この噴出と火山の爆発とは関係がないのだろうか?

「安全だ」と聞いてはいるのだがー

実際に自分で納得するまで聞いてみたい。

テレビでもし日本列島の110ある火山が大爆発したらという番組が先ほどあったので見たが、火砕流が100kmも届くという。火口から我が家まで何キロあるだろう。10キロはないだろう・・・

大爆発の危険性は100年に1%といっていた。この数字はどうとらえたらいいのだろう・・・誰かがそりゃあ10000年に1回ということだよーと。そうなるのかなあ???数学に弱いのでわからない

山本周五郎『赤ひげ診療譚』読了

2014年10月23日 07時23分30秒 | 読書
阿蘇の米もうまいよ!

毎週の火・水は古文書で明け暮れる

大津では現在『公事方御定書』。今遺領・遺産の相続問題をどう処理していたかという問題をやっていて現在にも当てはまることで勉強になる

南阿蘇では細川幽斎の「衆妙集」という歌集の解読。細川幽斎は戦国時代の武将で後の肥後の細川家の初代。戦国を生き抜いた逞しく戦略に長けた武将だが一方で実にマルチの才能を持っていた

古今集の古今伝授を受け(今水前寺公園内に「古今伝授の間」が移築されており公開されている)、1万首にも及ぶ歌、連歌、狂歌などを残している。その代表が『衆妙集』。

幽斎は書道でも名を遺しているが彼の自筆ではなく、誰の手による写本かわからないのだが、和歌のかな=変体仮名がとてもむずかしい。昨日は朝からずっと何冊かの辞書(くずし字辞典、漢和、国語、日本史辞典など)に首っ引きになりながら予習をして行った。

さて、読書は時代小説を買い集め読んでいるのだが今は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」と池波正太郎の「火の国の城」(上・下)。

今朝、赤ひげ診療譚を読み終えた

周五郎は明治36年の生まれで、小学校を卒業してすぐ商店の徒弟として働き始め、戦争の時代を潜り抜け昭和元年に『文藝春秋』に『須磨寺附近』を書き掲載されこれが文壇出世作となった。

多くの作品を書いている。がしかし、これまでドラマでは見たことがあるのだが本を読んだことはなかった。

時代小説は年寄りが読む娯楽作品という偏見があった社会科の教師でありながら・・・・

歴史では近代を礎を作った維新史に絞って読んできた。

今はその「年寄り」に近付いてきた(いや来年からは年金受給の歳だからそうなのだ!!)ので歴史モノが面白くてならない

『赤ひげー』は映画で三船敏郎が主役として作られたことを知っている。しかし、噂には聞いていたが実際読んでいなかった。

江戸の小石川養生所で働く赤ひげこと新出去定と長崎で新しい西洋医学を修めた若い医師保本登が主人公。


小石川養生所は、江戸時代に幕府が江戸に設置した無料の 医療施設で。徳川吉宗の享保の改革における下層 民対策のひとつ。幕末まで一世紀余り貧民救済に当たった。

現今の医療は方向性が逸れている。たった一つの事を考えただけでも誤謬がわかる。大学で医学を学び習得した新進気鋭の医師はまず田舎には来ない!!

都市部の煌びやかな病院で高給を貰いながら休みになると看護婦を誘い外車を乗りまして遊ぶそして診療では患者に冷たい。

赤ひげはそうではなかった。はじめ反発していた保も次第に医療の本髄を実地に学び、こころが少しずつ変わっていく。

1年後には幕府のお目見え医師の座を得るところまで行くのだが自分で拒否。「養生所」勤務を選ぶのだ

医学部では必ずこの本を学生に読ませるように指導して欲しいものだ!