おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

寿司は日本の誇るべき伝統文化だ!

2010年01月29日 10時23分54秒 | 日記
昨日はダイエットを一休みして(何て勝手なと轟々たる非難の声が聞こえる)、寿司を食べに行った。
行きつけの店でもう通いだして5年くらいになるか・・・店を仕切っていた私と同名の職人さんがいた。面白い人で、まな板の傍にはいつも酒のコップが置かれていた。
昔気質の堅物で、職人を仕切っていたがある日、自転車で帰宅途上酔っ払っていて側溝に転落。発見された時には冷たくなっていたという。

その後はオーナーの息子がその後を継いで頑張ってきた。
人気のある店ではあるけど、なかなか若い職人が集まらず若く後を継いだ店長のYちゃんも苦労が絶えなかった。私の高校を理由(わけ)あって中退した男の子がここに勤め始めたが、修業の途中で下拵えだけの仕事に嫌気がさして、すぐ辞めてしまった。縁のある若者だったのでいつも声をかけて励ましていた。「お前の握る寿司を食えるようになる日を楽しみにしているぞ」と。ある日、店に行くと彼が居ない。「○○、どうしたの?」と尋ねると、「随分引き止めたのですが辞めました。」という。残念であり、店長には恐縮だ。
ここに勤めていたアルバイトの中国人のSさんとも知り合った。国立K大文学部に留学していた彼女、とても気立てがよく美人でもあってよくいろんな話をした。ご両親が来日され、店に来られた時にお会いして酒を酌み交わして、肝胆相照らす仲になった。しかし、卒業して帰国。彼女は北京から何度も電話をくれたり、メールを送ってくれた。

ここに来ると、寿司のセット(10種位、1貫ずつ)を頼み、しめ鯖の刺身、ナマコ酢、赤だし、イカのげそのあぶりを頼む。そして生ビールを2杯。後は芋焼酎2杯。なにしろここはうまいし、安いのだ。夫婦二人で飲んで食べて5,6千円。カウンターで店長と話しながら食べるのが何といっても楽しいし、彼の包丁捌きを見ているのが嬉しい。いつも思うのだが、寿司職人は日本に伝わる伝統文化の一つで見事なものだと感心する。世界に広がっていったことも肯ける。

ここで腹を満たしてから、「尚廉」というライブハウスに行く。ここも4,5年通っている。マスターの家族が南阿蘇の我が家を何度か訪ねてきてくれた。奥さんが高校の後輩でもある。ここでギターの弾き語りを5,6曲歌う。
マスター人間の出来た人で、客に満遍なく気を配る。一見の客にも「どうぞ歌って下さい」と勧める。ギターが出来ない人は見事なギターで伴奏もやってくれる。彼は楽器万能でキーボードからドラムス、ベースなんでもござれなのだ。
ここは2階なのだが、下がラーメン屋になっている。それも有名な「天和(てんほう)」。昨日は流石に我慢したが、飲んで歌った後のラーメンが五臓六腑に染み渡るのだ。ここ知る人ぞ知る名店。

退職して阿蘇の住人なってからは、なかなか市内に飲みに出ることがなくなるので寂しい思いをしている。泊りがけで来ようかとも話しているが、年金生活者にとって「贅沢は敵!!」難しいだろうな・・・
弁解ではないのだけれど、昨夜はバスにもタクシーにも乗らず、行きも帰りも歩いた。
写真は先日園外保育で行った熊本城。やはり近世のお城は凄い。この建築技術(石工も含め)も日本が誇る伝統文化だ。

権力は腐敗する

2010年01月28日 07時59分13秒 | 日記
最近のマスコミ報道を見たり聞いたり読んだりしていると、まことに嘆かわしいというのが実感。
人間はどんなに時間が経って文明が進歩しようが、中身はちっとも進化しないのだということ思い知らされる。
新政権誕生の時、実は自ら選挙権を放棄した。一票を投じたいという立候補者がいないということ、さらには「支持政党」をどこにするかということでも「ない!」というしかない。どの政党にも幻滅している。民主もいずれ腐敗の様相を示してくるだろうという暗い予感めいたものが心底に蠢いているから。その民主党、誰を党首にするかでざわついていた時、自民と同じ道を辿るだろうなと思った。
鳩山が「友愛」というキャッチフレーズを持ち出して盛んに演説している時、聞いている側は興醒めしていたのではないかー。
奥様がステージで身についた愛嬌を振りまけばまくほど、鳩山の影が薄くなっていく。母親から何億という金が毎月毎月送られてきても(邦夫も同様に)、その金の重さを思うことはなかった。
出張でスキーに子供たちを連れて行くのに、ウェアーを古着屋で求め、1600円で手に入れる。陳列されていた商品で目に付いたものを手に取っても値札が2000円以上の値が付いている物はそっと棚に返す。そんな思い、「わかんねえーだろうな・・・」

小沢にしても、森やら小泉、阿部やら麻生とどこがどう違うの!!?自民の金権体質、癒着腐敗の根っからのクオリティーはそのまま持ち続けているではないかー。
米軍基地の移設を最高権力者がグニャグニャして煮え切らない。周りが仕方なく言及して官房長官のように袋叩きに合う。何か可笑しいと思わない首相は不感症で優柔不断の権化と言われて仕方ない。何を”トラスト ミー ”といったの?
政治はこんな状況だから国民は余り期待していないと思う。今日どういう風に生命を維持するために食と職を得、居を確保するか懸命になっているのにー。
阿久根の市長、私の高校の後輩らしいがあいつだけはムカムカする。阿久根って海がすごくきれいでいいとこなのに、全国的な恥をかいていることを市民はもっと自覚すべきだ。あんなファッショに権力を任せている有権者とはなんだろう

柄にもなく横柄な文章綴ってしまい、ごめんなさいね。呼び捨てもご容赦!

楽しかった卒園旅行

2010年01月27日 14時19分50秒 | 日記
さっき、卒園旅行から帰ってきた。昨日から今日にかけて阿蘇を中心に年長組最後の行事であるお泊り保育=卒園旅行に行ってきた。中心はスキー。生まれて初めての経験で、不安でもあったが実際経験してみるとなんか溺れそうな感じ。スキー場は人工雪でできているけれど、付近の北側の山の中腹から山頂にかけて樹氷がとてもきれいだった。この筋湯スキー場は大分県に入るのだそうだが、大きな施設でリフトも完備しており、レストランもでかく客の多いこと、びっくり!!ウィークデイなのになんで?聞いてみたら沖縄から修学旅行に来ていると。ロビーで看護科の卒業生にあった。病院の慰安旅行だそうだ。その病院に勤務する卒業生が二人スキーに来ていた。
お昼のうどんを食べて、いざ!ウェアーは中古屋で買ったスノーボード用の上着とトレーニングウェアーを2枚重ねて着、靴はゴム長!!人を見るとみんなカツカツいわせて歩いている。頑丈そうな靴だ。ぺらぺらのゴム長で大丈夫なの?心配して職員に聞いてみると、「園長先生は滑らないの!子供達が斜面をスキーやスノーボードもどきで滑り降りてくるので、怪我をしないように下で抱きとめてあげるだけ!!」こんなことをのたまう。そんならわざわざこんなスノボーようの派手なウェアー買わなくて良かったんじゃないか。この日、天気晴朗、日本晴れで寒くない。子供達は大喜びで滑っている。2時間くらい下のほうで立ちっ放し。いい加減飽きてきたので、子供と橇に乗って滑ってみたらこれが面白いのなんのって。スノーボードの楽しさを体感した。3,4回滑ったところで、タイムアップ。
次は火山博物館へ。ここも初めて来たのだが、阿蘇の火山の成り立ちについてしっかり勉強した。
ホテルはかんぽの宿。いいホテルだ。着いてすぐ温泉へ。ゆったり入って、食事。子供はお子様ランチ。ボリューム満点。職員用は普通の客用の夕食。ダイエットは一時休戦!!
子供達を寝かせつけてから、10過ぎ反省会の開始。ちょっとワインを飲みすぎた。
そして今日、1箇所だけ研修?「猿回し劇場。ここも初めて。韓国から中学生の修学旅行団と一緒だった。そういえば、昨日も博物館ではやはり韓国からの旅行団と一緒だった。熊本も外国特に韓国から集客に力をいれているのだろう。今日も絶好の日和で最高の卒園旅行だった。幼稚園には保護者の皆さんがいっぱいお迎えに来られていた。只今帰りました。

スキーに行くぞー!!

2010年01月26日 08時02分18秒 | 日記
わが幼稚園の恒例行事である年長の卒園旅行としてスキーに行く。
場所は九重の筋湯スキー場。なにしろ初めてするスキーだ。

なんにも用意がないので、昨日急遽セカンドストリートという古物店に行ってウェアーを仕入れてきた。上着スノーボード用1600円、手袋600円。結構いい品物が手に入った。靴は長靴しかないが、なんとかなるだろう。

1泊して明日帰ってくる。泊まりは温泉のあるかんぽの宿というホテルだ。ちょっと贅沢だとは思うが、これは幼稚園の歴史的行事だから仕方ない。あきらめて途中、おサルの劇場によって見学したりする。

年長組とは最後の思い出作りになるのでしっかり楽しみたいと思っている。
さて、スキーとはいかにするものやら・・・?スケートは大の苦手にしているので、おそらくだめだろう。怪我がないようにだけは気をつけなくちゃ!!
じゃ行ってきますー。

80.6kg!

2010年01月25日 07時46分20秒 | 日記
ダイエットを決意したが、なかなか体重が落ちないで気持ちの方が落ち込んでいた。おやつも極力控えて、夕食に酒を飲む際にご飯を食べない、できるだけ歩く、走る・・・でも1kg減で止まっていた。いつもなら街に出て、馴染の寿司屋に行こうと妻を誘って週1位は飲みに出ていたのだが、誘惑は内心あって葛藤もあったけれど我慢。大好きな寿司は出前で我慢した。
そして、一昨日、近くの村営温泉に入りに行った。入浴料金300円と格安、しかも広い浴槽には低周波のマッサージが付いている。これを腰に当てると気持ちがいいのだ。いつものように、本を持ち込む。乾いたタオルと風呂桶が必要で濡れないように注意しなければならない。それでも時には水没させることもあって、本がグニャグニャになることもあるが、リスクだとして諦める。温泉にゆったりと浸かって読みかけの本を読むこれが最高の贅沢なのだ。この日妻が髪を洗うので乾かすのに時間がかかるといってたので、長めに入った。そして上がって、最近見向きもしなかった体重計に真っ裸で乗ってみた。すると80.6の数字で目盛りが止まった。80台は久しぶりだ。さあ、これからだ!!なんとしても80の大台を切らなくてはならない。今のままだとまたぞろ心臓をやる!負担を軽減しなければ!!
さて、風呂の中で読んだ本とは、野沢尚の『リミット』だ。元女教師が主犯となって教え子とその恋人の3人で企む幼児誘拐事件。誘拐された幼児はフィリピンに送り込んで体を切り刻まれて各種臓器を取り出され、待ち望んでいる移植希望患者に植え付けられていく。引き付けられたのは、キーワードとして教師(中学だが)、幼児、臓器移植。野沢の本は『深紅』を読んだ。彼は脚本家で、現在NHKの『坂本龍馬』も書いているので有名。いろんな賞を受賞している。
印象は、TVや映画に関わっていることで文章を読んでいて描き出している情景が鮮やかにわかるということ。彼の頭の中にはきっとこれが映画化(ドラマ化)された時のことを思い描きながら精緻に描き出していこうとしているのだろう。そして、ドラマ化されたとして週1の放映で裁断されるのを意識してストーリーが展開されているようにも感じられる。読みながら俺がプロデューサー、監督だったら主役の刑事公子は井上真央にするな。彼女だったら役柄のリアリティーが表現できるのではないかと直感した。手元にその本がないが、中で出てくる仲間の刑事名前を失念したが片野坂と対象的描いているイメージはコロンボを思わせる男が最後までストーリーに絡んでこなかったのが消化不良。片野坂も描き方が思わせぶりで、ずっとこいつが内通者と思っていた。これ作者の思う壷に填まったということ?
最後の描写はキャサリン・ロスとロバート・レドフォードの『明日に向かって走れ』のラストシーンを彷彿させた。野沢はエンターテイントメントの作家だと思う。重い題材を扱っているようで、ストーリーの展開に全注意力を傾注しており、問題の抉り方は弱い。
評論やドキュメンタリーではないのでそこだけに焦点を絞って書き出すことは出来なのだが、残るのはただ「面白かった」というだけ。刑事という業(なりわい)を持った女がその自分の母性と「公」との狭間で揺れないはずはないのだが、彼女は最初から「もし私の子供が攫われたら、刑事という職業を捨て母親として犯人を追い詰め殺しても子供を取り返す」と娘を誘拐された被害者の母親楢崎香澄に断言する場面があるが、そこには躊躇(ためらい)は感じられない。余りにもエピソードを入れ込みすぎて絞込みが薄れたのではないかー。でも痛快だった。ブックオフ105円の価値は越えている。