上田市土地開発公社は、「公拡法」という法律に基づき上田市が出資して設立した特別法人です。地価が右肩上がりに高騰する時代は、
公社に行政が土地を取得させ、その土地の利用計画が決まったときに取得時の値段と利息の合計額で行
政が買い戻せば時価より安く土地を買うことが出来ました。しかし、土地は下落し、バブル崩壊後、予定していた土地利用計
画が頓挫したり、取得時より土地の値段が下がってきて売るに売れない事態が出てきました。
現在上田市の23年度決算では、現在の保有地の状況は、帳簿上の価格で67.9億円計上されています。
それだけの土地を保有しているということでこの土地をどう処分するのか。
また、土地取得のために民間金融期間など(上田市からも)から50億円を超える借り入れをしています。
この借入金をどうするのか。今県内でも公社解散が行われてきていますが、そうなると借入金は行政が
返済することになります・・・。土地開発公社の今後のあり方が今問われています。