わたなべ正博の「万歳録」

日本共産党上田市議会議員「渡辺正博」の日記帳(まんさいろく)
2009年5月3日スタート

生き証人としてたたかった88年の生涯16歳で被爆した谷口稜曄(すみてる)さん

2017年08月31日 19時51分21秒 | 日記
 家を支えていくために郵便局に就職した少年は、あの日も配達の最中でした。目のくらむような閃光(せんこう)。後ろから爆風に突き上げられ、自転車ごと数メートルも吹き飛ばされました
▼起き上がって手を背中に当てると、シャツはなくなり、拭うとヌルーッとした黒いものがべっとりと。左腕の皮膚は地面につくほど垂れ下がっていました。16歳のときに長崎で被爆した谷口稜曄(すみてる)さんです
▼地獄のなかをさまよい、助けられてからの治療もまた耐えがたい苦しみの連続でした。うつぶせのまま1年9カ月。焼けて腐った肉がどぶどぶと流れ落ち、左腕にはうじがわく。あまりの痛みに「殺してくれ」と何度も叫びました

▼焼けただれた背中、えぐれた胸、左腕も曲がり、顔にケロイドも残りました。退院してからも偏見や差別にあいますが、同じ思いに悩み苦しむ仲間とともに被爆者運動の先頭に。赤い背中に原爆を背負って国内外を駆け回りました
▼戦後70年の平和記念式典。安倍首相の前で谷口さんは政府が推し進める改憲と戦争法を「許すことはできない」と痛烈に批判しました。核兵器禁止条約の熱気に包まれた今夏の原水爆禁止世界大会にも病室から「核兵器がなくなるまで、被爆者はたたかいをやめない」と
▼稜曄の名には「光が届かない所も隅々まで照らす」という意味が込められているそうです。核のない平和な光に満ちた世界をめざし、生き証人としてたたかった88年の生涯。その意志と執念は、いま国境をこえて人々に受け継がれています。

共産党 北ミサイルに抗議

2017年08月31日 19時49分17秒 | 日記
 北朝鮮による弾道ミサイル発射の暴挙に対し、日本共産党は30日、各地で県委員長や衆院候補、議員を先頭に、緊急の抗議宣伝を行いました。

 宣伝では、志位和夫委員長の抗議談話を掲載した「しんぶん赤旗」(同日付)を広げたり、同談話を印刷したビラを配布して、北朝鮮の弾道ミサイル発射を「対話による解決に逆行する行為」「国際社会が挑発行為をやめるように求める中でこのような暴挙は許されません」と批判。「戦争に向かう道は絶対に阻止しなければなりません。日本共産党は米朝に無条件で直接対話に踏み出すように呼びかけています」と訴えました。

北朝鮮問題軍事衝突避け対話で解決を圧力一辺倒でいいのか

2017年08月31日 19時44分45秒 | 日記
 北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射したことを受け30日、衆院安全保障委員会と参院外交防衛委員会で閉会中審査が行われました。北朝鮮問題で「対話のための対話は意味がない」とする日本政府に対し、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と井上哲士参院議員は、軍事衝突を避け、国際社会と一致協力して対話による解決の道を求めました。両委員会は北朝鮮のミサイル発射に抗議する決議をそれぞれ採択しました。

 井上氏は参院外防委で、国際社会が対話による解決を模索するなか、北朝鮮の行為は極めて重大だと指摘。国際社会と関係国は経済制裁とともに「困難はあっても対話による問題解決の道を粘り強く追求することが必要だ」と強調しました。
 井上氏は、マティス米国防長官とティラーソン同国務長官の米紙への共同寄稿で、北朝鮮がこれ以上の挑発行為を停止することを条件に「米国は北朝鮮と交渉する意思がある」と表明し、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領も同様の発言を行っていたと指摘。「非核化の意思と行動を北朝鮮が出すまでは圧力の時」と繰り返す河野太郎外相の姿勢は「国際的な流れからしても特異な姿勢だ」と批判しました。
 「対話のための対話は意味がない」との姿勢を崩さない佐藤正久外務副大臣に対し、井上氏は「意味ある対話を引き出すための対話、緊張緩和のための対話もある」と指摘。圧力についても「北朝鮮を対話に引き出すための圧力であるべきだ」と強調しました。
 また井上氏は、5日に全会一致で採択された国連安全保障理事会の制裁決議が、対話を通じた解決を目指す国の努力を歓迎していることに触れ「日本政府はこれを含め、決議を全面的に履行する努力をすべきだ」と強調しました。
 赤嶺氏は衆院安保委で、安倍首相がトランプ米大統領に「いまは圧力をさらに高める時だ」と述べ、防衛省が来年度予算の概算要求に陸上配備型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入を要求する方針を固めるなど、北朝鮮への軍事的圧力を強める日本政府の姿勢を厳しく批判。「軍事対軍事の悪循環に陥ってはならない」と強調し、国際社会と協力した経済制裁の厳格な実施強化と一体の対話による解決を追求することを求めました。

小泉首相の訪朝と「日朝平壌宣言」日朝国交正常化交渉という流れがありましたが・・・

2017年08月31日 08時45分41秒 | 日記
 事態はここまで悪化してしまいました。対話を拒否して圧力一本やりで北朝鮮を屈服させようとしてきた安倍首相の方針が、ミサイル発射の抑止にとって全く無力だったからです。
 このような形で国民の不安を高める結果になったのは、歴代自民党政権の北朝鮮政策が失敗したからであり、安倍首相の対応が間違っていたからです。日朝関係の改善を最優先にして取り組んできていれば、事態は異なった形になり、ここまで危機が高まることはなかったかもしれません。

 かつて、小泉首相の訪朝と日朝平壌宣言、その後の拉致被害者5人の帰国、日朝国交正常化交渉という流れがありました。しかし、拉致問題最優先ということでこの流れをストップさせたために、結局は日朝間の国交正常化に向けての動きも拉致問題解決の可能性も閉ざしてしまことになりました。
 今また、対話を求める国際世論に背を向け、安倍首相は軍事力に頼る選択肢を排除せず、さらに圧力を強化すると言い続けています。しかし、このようなやり方ではミサイル発射を防げないことは、この間の経過がはっきりと示しています。

8月30日(水)のつぶやき

2017年08月31日 04時03分30秒 | 日記

死と隣り合わせのなかで書きとめたユダヤ人少女の『マーシャの日記』(新日本出版)

2017年08月30日 11時58分02秒 | 日記
 あの戦争は何だったのか。政府を先頭に加害責任に背を向ける勢力がはびこる日本に比べ、同じ敗戦国ドイツでは今も歴史の裁きが続いています
▼ことし94歳の元ナチス親衛隊員は禁錮5年の有罪判決をうけました。戦後72年、初めて沈黙を破った被告。看守として働いていたアウシュビッツ強制収容所でユダヤ人の大虐殺(ホロコースト)があったことを認め、謝罪しました
▼みずからの行為を深く恥じ、だれにも打ち明けられなかった狂気の世界。それを決してくり返してはならないとの思いを込めた本が最近、国内でも相次いで出版されています

▼「あそこでは非人間的なことが日常でした」。そう語るアウシュビッツからの生還者、アンネ・フランクの生涯を伝える責任者、ヒトラーに抗した女性たちを記録した歴史家・小説家…。本紙日曜版の編集長を務めた大内田わこさんは、現地で集めた貴重な証言を『ホロコースト 女性6人の語り部』(東銀座出版)にまとめました
▼6歳のときに迫害され、収容所に送られたフランス人女性の手記『いのちは贈りもの ホロコーストを生きのびて』(岩崎書店)。魂の砂漠にいたような体験を少女の目線で鮮明につづっています
▼死と隣り合わせのなかで書きとめたユダヤ人少女の『マーシャの日記』(新日本出版)は、不条理な現実を知らせたいとの信念が世に出させたものです。人類への警告のための記憶、過去は未来につながる道しるべ。今を生きる私たちが受け継いでいく、負の遺産です。

8月29日(火)のつぶやき

2017年08月30日 04時06分17秒 | 日記

都議会開会豊洲移転強行許されない・・・来年6月以降 小池知事表明に市民が抗議

2017年08月29日 22時04分21秒 | 日記
 東京都築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区、東京ガス工場跡地)への移転を最優先課題とした補正予算案を審議する、都議会臨時会が28日開会しました。9月5日までの予定です。(関連記事)
 小池百合子知事は6月に市場移転の基本方針を発表してから、初めて都議会の場で方針を説明しました。この中で、豊洲新市場と築地市場の「両方を生かしていく」としつつ、豊洲新市場への早期移転を「最優先の課題」とすると強調。これまで市場移転の前提として市場関係者や都民に繰り返し約束してきた、予定地の土壌と地下水を環境基準以下にする「無害化」について、「結果として達成されていない状況。真摯(しんし)に反省しなければならない」としながら、これを撤回。科学者から欠陥対策だと指摘されている「地下空間の追加対策」「地下水管理システムの機能強化」を「着実に実施して豊洲市場の安全・安心を確保する」と述べました。
 その上で、追加対策工事の完了が来年6月上旬の見込みだとして、それ以降の移転をめざすと表明しました。

 一方、小池知事は築地市場について、移転後の2019年度末をめどに、環状2号線や20年東京五輪の輸送拠点を整備すると発言。6月の基本方針発表時には強調した「築地は守る」「市場としての機能を確保する」ということにはふれないまま、「東京の食文化を担う多くの方々の努力により脈々と築かれてきた築地ブランドや、築地エリアが有するポテンシャル(潜在力)を引き続き活用」とし、民間主導での再開発で5年以内の着工をめざすと強調。市場の豊洲移転後、「将来築地に戻ることを希望する仲卸業者などに応える方策」を検討すると述べました。
 日本共産党都議団の大山とも子幹事長は、「移転の前提としていた『無害化』も達成できないまま、豊洲移転を進めることは許されない」と批判。都庁舎前では、移転中止を求めて市民が宣伝・署名を繰り広げました。

僕たちは自分で自分を決定する力をもっているだから誤りも犯すが立ち直ることもできる

2017年08月29日 15時45分49秒 | 日記
 80年前に児童向け図書として出版された『君たちはどう生きるか』が読まれ続けています。今月、初めて漫画にもなりました。著者は、戦後の岩波書店の編集者、ジャーナリストとして知られた吉野源三郎です

▼盧溝橋事件と同じ1937年7月に出版されました。軍国主義と言論統制が強まり、ヒトラーが英雄視された時代です。「せめて少年少女だけは時勢の悪い影響から守りたい」と企画された「日本少国民文庫」(全16巻)の一冊です
▼『君たちはどう生きるか』は「倫理」、生きるために大事な問題を扱っていますが、説教くさくはありません。15歳の旧制中学2年生コペル君の体験と、大学を出たばかりの叔父さんとの交流を通じて展開されています
▼上級生による暴行に仲間で抵抗する約束がありながら、コペル君だけ行動できずに深刻に後悔しつづける場面が、迫真性をともなって長く続きます。この叙述についてジャーナリストの橋本進さんは、非合法下の共産党の活動を支援し憲兵隊の過酷な取り調べを受けたとき、仲間を裏切るまいという吉野の体験があったのでは、と推測します
▼叔父さんは、コペル君にノートで伝えます。「僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている」。だから誤りを犯すこともある。また、誤りから立ち直ることもできる
▼モラルだけでなく、生産関係、国と国との関係、貧困問題など社会を考えるテーマが詰まっています。大学の演習でも使われています。漫画化を機に読者の層が広がりそうです。

8月28日(月)のつぶやき

2017年08月29日 03時59分51秒 | 日記

災害や困難にもくじけず、心を通わせ、実りの秋を迎えたい・・・「潮流」

2017年08月28日 20時19分05秒 | 日記
 夏の夜空に咲いた色鮮やかな大輪の華。今年で91回を数える大曲の花火は、打ち上げる強い意志と、めでる人たちに特別な感慨をもたらしました
▼大会会場の大仙市・雄物川河川敷は前日までの大雨で冠水。一時は開催が危ぶまれましたが、懸命の復旧作業で実施にこぎ着けました。先月も記録的な豪雨に襲われ水害の爪痕が残る秋田県内。被災者の支援と復興への思いを込めた「激励花火」30発も空高く
▼九州北部の集中豪雨をはじめ、ことしの夏も各地で水の被害が相次ぎました。経験のないほどの大量の雨が降り注ぎ、甚大な被害を与える。近年の特徴は、異常気象をつねに自覚し、それを見越した対策の必要性を教えています

▼関東や東北の長雨も深刻です。仙台では降水の連続日数が統計開始以来、最長となりました。続く雨や日照不足の天候不順は農作物にも影響し、すでに野菜は値上がりしています
▼高温多湿のもとで食中毒も多発しています。国立感染症研究所によると、毎週200人超の感染が報告され、昨年、一昨年の2倍ほどのペースです。食べ物の取り扱いには十分にご注意を。建物が閉鎖的で湿気がこもりやすい豊洲の新市場では大量のカビが発生していることが判明しました
▼きびしい残暑を漂わせつつ、戒めとともに過ぎゆく夏。美しさのなかに名残やはかなさも感じさせる花火は、人びとの心を洗い癒やし、周りを慈しむ気持ちをかもし出すといいます。災害や困難にもくじけず、心を通わせ、実りの秋を迎えたい。

共闘のレベル上げてこそ・・・五十嵐仁氏 『しんぶん赤旗』8月24日付

2017年08月28日 09時07分15秒 | 日記
 これまで4野党は、野党だからということではなく、アベ政治を許さず暴走をストップするという大きな目標があり、この点で一致しているから共闘してきました。それが市民などの願いに沿ったものであったからこそ、参院選1人区、新潟県知事選や仙台市長選などで勝利することができたのです。
 このような共闘によって保守票が逃げることもなく、無党派層を引き付けることができるということは実証済みです。その効果を高めるためには、共闘のレベルを上げ、本気になって力を合わせなければなりません。
 共闘の実現は民進党になってからの大きな成果であり、旧民主党とは異なる重要な到達点でした。

 安倍政権を打倒するという大目標を実現するためには、これまで以上に政策的な一致点の水準を高め、幅を広げることが重要です。
 必要なのは、こうすれば勝てるという確信を持てる陣立てを実現することです。

8月26日(土)のつぶやき

2017年08月27日 04時05分01秒 | 日記

歴史の真実を隠すことはできません惨禍を体験した人、それを語り継ぐ人がいるかぎり

2017年08月26日 21時24分25秒 | 日記
 「実際に戦地に行ってみると、戦争は人間と人間の殺し合い、それ以外なにもない」。南方の戦場に従軍した斎藤牛男さん(92)の、次の世代へのメッセージです。戦争体験を語り継ぐ本紙のシリーズ「証言 戦争」で、平和への思いを込めて戦争の悲惨さを語りました
▼この企画への体験談や情報を募集すると、次々と寄せられました。斎藤さんを紹介してくれたのは、近所に住んでいた本紙読者でした

▼笠原梢さん(69)は、祖母が生前語った沖縄戦の体験の録音テープを聞かせてくれました。長男が戦死したことを話した祖母は、「命(ぬち)どぅ宝…」とつぶやきました
▼日本やアジアの多くの人を犠牲にした戦争の実相を伝えることは、平和を守るために欠かせないこと。戦後、市民の運動でもメディアでも営々と積み重ねられてきました
▼今、復刻版が話題を呼んでいる『戦争中の暮しの記録 保存版』(暮しの手帖編)。1968年8月に発行した同誌96号の特集号をもとにしたものですが、同号では一テーマの特集は「創刊以来はじめて」だとして、こう記しています。「私たちとしては、どうしても、こうせずにはいられなかったし、またそれだけの価値がある、とおもっている」
▼「証言 戦争」に寄せてくれた方も「平和のために伝えたい」という思いからです。安倍首相は、8月15日にも侵略戦争への反省を全く口にしませんでした。しかし、歴史の真実を隠すことはできません。惨禍を体験した人、それを語り継ぐ人がいるかぎり。

8月25日(金)のつぶやき

2017年08月26日 04時05分43秒 | 日記