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南信州のりもの倶楽部♪

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湿式エアクリーナー洗浄

2006年09月03日 23時57分46秒 | 自分で出来るメンテナンス編
エアクリーナーには2種類あって、ろ紙を使って空気を浄化する乾式と、
スポンジで浄化する湿式があるのはご存知ですよね。
乾式は交換するしかありませんが、湿式は破れないがぎり洗って何度でも使えます。
今回は湿式エレメントの洗浄をやりました。
患者様は僕が所有するKLX250です。実は僕の所に来てから一回も洗って無いんですよ…

オフロード車はホコリっぽい場所を走る事が多いのでそのほとんどが湿式です。
洗って何度でも使いたいですからね。
オンロードバイクは湿式と乾式が両方ありますが、僕は湿式が好きですねぇ。

まぁ前置きはとにかく、早速外してみましょう。

冒頭の写真はシートを取った時に見えるKLXのエアクリボックスの上部です。
上の蓋を外すとエアクリが見えます。で、それを止めてある蝶ネジを外して引っ張り出すと…



このようにエアクリが外れます。無理やり引っ張るとスポンジが破けるので注意しましょう。
しかしこのエアクリは汚いですねぇ。さすが9000キロ無洗浄だけはあります。
どうやら一番汚れが密集してる所はブローバイガスが当たる所なんでしょうね。

このエアクリの裏にはスポンジを支える骨格がありますのでそれを取ると…



このようになります。エアクリの裏もしっかり汚れていますね。
湿式のエアクリには、ホコリの吸着を促進するために低粘度のオイルがしみこませてあります。
なのでこのように…



バケツの中にお湯と洗剤を多めに入れてジャブジャブ洗います。
ここでもスポンジを破かないように注意が必要です。
洗剤は油を溶かす力が強いマジックリンなどがお勧めですが、無ければ台所用洗剤で何度も洗います。

洗い終わったらしっかりすすいで脱水し、さらに完全乾燥するまで影干しします。
すると…



こんなに綺麗になりました。また汚しがいがあるってもんです。

この後はビニール袋に洗ったエアクリとエレメント専用オイル(無ければ2ストオイルでも可)を入れて、
エアクリにしっかりオイルを行き渡らせます。ようは袋ごともむ訳ですよ。
その後はオイル気をしっかり取って装着します。

僕の場合はですが、オフロード車といってもレースをやる訳でもなく、
さらにオンロードを走る場合がほとんどなのでオイルは使いません。
しかし、微量でもホコリはエンジン内に進入しますから、この場合は自己責任でお願いしますよ。
僕だってキャブのオーバーホールはマメにやってるんですから…



ちなみにこの写真の真ん中のパイプがブローバイガスのリターンホースです。
このホースを延長させ、オイルキャッチタンクを付けてみようか検討中です。
面倒なら必殺の大気開放(違法)って手もある訳ですが、その場合はホースに水分やホコリが入らないように、
何らかの手は打たないといけませんね。


湿式エレメントのバイクに乗ってる方はエアクリの洗浄くらいは自分で出来るようになってもらいたいですね。
こんな簡単な作業は自分でやってこそバイクに愛着が湧くってもんですよ。
パワーだってビックリするくらい上がりますから。(厳密に言うと元に戻っただけ)

どうぞお試しあれ!















おまけ



またまた彼女がご飯を作ってきてくれました。
毎度毎度お世話になります。
メニューはハンバーグと、いつものサーモンサラダですが、写真の下の物は何だか分かるでしょうか?
これは餃子の皮の上にマヨネーズを塗り、刻んだ玉ねぎを乗せてオーブンで少し皮が焦げるくらい焼いた物ですが、
簡単な料理の割にはかなり美味しいです。
皆さんも是非試してみて下さい。

コメント (12)
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