マサさんの「つれづれ日記」

松田昌のエレクトーン、ピアニカ(鍵盤ハーモニカ)よもやま話

恩師、松村直行先生新刊の推薦文を書かせていただきました。

2011年11月25日 11時58分26秒 | 日記

【中学時代の恩師】

ボクは、大阪教育大付属池田中学校2年生のときベートーヴェンに感動し、
「俺は、ベートーヴェンになるんだ!」と大それた夢を持ち、

当時音楽の授業を担当なさっていた、声楽家であり音楽教育家でいらっしゃる、
恩師松村直行先生に相談し、いろいろご指導を頂きました。

現在は大阪教育大名誉教授でいらっしゃる松村先生の新著、
『童謡・唱歌でたどる音楽教科書のあゆみ』(和泉書院)の推薦文を書かせていただきました。

とても光栄なことです。

以下に、松村先生とご著書を分かっていただきたく、
拙文を掲載させていただきます。

音楽教育、童謡、日本の唱歌に興味のある方、必携の書だと思います。

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「人」と「童謡・唱歌」を見つめる“深い愛情”

大阪教育大附属池田中学校で教えを受けた頃の松村直行先生は、
颯爽とスクーターにまたがって、広い額にかかる髪をなびかせ、
いつも“涼やかな眼差しで微笑んで”おられました。

今思うとあの微笑みは、
僕たち生徒を見つめる“深い愛情”から生まれたものであったに違いありません。

明治維新の混乱後、急速に整備されてゆく教育体制から書き始められる本書は、
「教育法規」と「童謡・唱歌の教科書」の変遷を見つめておられる松村先生の
“忍耐強い冷静な眼差し”と共に展開されますが、
その向こうに「人」と「童謡・唱歌」に対する“深い愛情”を垣間見ることができます。

子供たちの心を育み、共に歌い共に生きる喜びを感じる童謡・唱歌の変遷を、
豊富なご自分の蔵書と大阪教育大学附属図書館の蔵書を資料として、
写真と楽譜をふんだんに交えて語られている本書は、
童謡・唱歌の歌い手や研究者、日本の音楽教育史・教科書の研究者必携の書と言えます。

  名古屋音楽大学大学院特任教授 宇都宮短期大学特別講師
        作曲家、電子オルガン・鍵盤ハーモニカ奏者     松田昌




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1 コメント

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Unknown (junko)
2013-10-28 15:24:31
amazonでこの本を見つけ、もう少し詳細を知りたいと思い検索しましたら、こちらのblogに。
読んでみたいという思いが固まりました。
ありがとうございました。

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