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あなたにもできる!ハーバード留学!!~アラフォーからのボストン留学体験記

アラフォー研究者のボストン留学体験ブログ。
研究・生活・英語・ITを中心に留学ライフハックスをお教えします!

アラフォーからの海外留学初期編004:いよいよ面接でアメリカへ!!

2013-01-22 02:51:29 | アラフォーからのハーバード留学準備編
  いよいよ面接予定が決まり、アメリカへ。。直前の飛行機予約でありながら、意外ととれるものである。ほっつ。

必要な準備物は
 
 1)パスポート&航空券
 2)ESTAの予約とESTAのコピー
 3)PC&セミナー用データ
 4)海外で使える携帯電話

である。意外と忘れがちなのは2)、自分の場合はパスポートを直前に変えていたため改めてESTAをとらないといけなかった。2-3日前までにとっておいた方が無難なのであるが、ばたばたしていてぎりぎりまで気づかなかった。また4)も必需品。普通の観光旅行だとつかわないけど、今回はラボとのやり取りが必要になり、携帯電話ないと大変なとこだった。特に入口のセキュリティを潜り抜けるためにラボに到着の連絡をするのに必要だったり、ラボでしりあった日本人と食事をしに行く時の連絡につかったりと重宝した。あと使わなかったけど、セミナー用データはPCが飛んだ時のために、USB3個に入れて持参した。動画が入っているので、8GBのUSBがいっぱいに。また自分はしなかったけど一か所ラボの面接先が見つかれば、近くで複数のラボの面接に行った方があとあといい気がする。
 

準備万端で、飛行機に乗り、さてミネアポリス空港で入国審査。いつも通り「サイトシーイング!」だけで押し通そうとすると、入国審査官が根ほり葉ほり聞いてくる。「どこにいくのか?」「何をしにいくのか?」「誰に会うのか?」のらりくらりしてもなかなか解放してくれない?おまけに職業はと聞かれ、「研究者」というと、「論文書いているのか?」と聞くので、「書いてるよ」というと、
「えーと別室にきなさい」といわれる始末。なんかまずいこと言ったかな?わいはなんかだと、「サイトシーイング!」「何日?」「5日」「楽しんでね」で終わるのに。


別室では整理券をもってまたされる。同じ部屋に家族連れの怪しげな中国人が彼は先にとっつかまっって尋問をうけている。「何をしているの?」「心理カウンセラー」「この国で診療をするのか?」「えっつ?」「コノクニデセラピーヲスルノカ?」「えっつ?」と何回か不毛なやり取りののちさらにどこかにつれていかれた。なるほど観光ビザで入り不法就労すると思われたのか。。

係員に「論文書いているとは言ったけど日本でだけだよ。ここは観光に来ただけ!」とちょい不機嫌にいうと解放される。確かにスーツ姿の中年男性が観光っていったらちょっと変だなとも思える。。

トランジットしてボストンへ。ラボ近くのホテルに入る。ラボは大学病院の付属研究所という位置づけなので、大学のキャンパスというより、病院近くの街の真ん中のショッピングモールのあるコンプレックスの中ににあることがわかる。ラボのある建物の周囲を巡り、ラボのある施設の名前の書いた入口の位置をつかんでからホテルに戻る。。しかしこれがとんだ間違いの元であった。


  

アラフォーからの海外留学003:面接準備

2013-01-19 23:17:43 | アラフォーからのハーバード留学準備編
CVを送って、上司の推薦状を行きたいラボのヘッドに送り、向こうが興味があれば返事があるので、面接(インタビュー)のプロセスとなる。逆に興味がなければ無視される。。

しかしながら海外留学生の場合、面接の前に電話もしくはSkypeによるプレ面接のプロセスが課されることが多い。コミニュケーション能力を一応試しているらしい。

このプレ面接よほど英語に自信がない限り、避けられるものならば避けた方が良い。いくらSkypeがいいとはいえ、

PC内臓のスピーカーだと音声のクオリティが今一つであること、
通信に伴うタイムラグのため実際に会話するよりも難しい

からだ。

筆者の周りでも、英語が今一つな人はこのプロセスをパスできなかった。
一方で帰国子女だった同僚は難なくパスできたものの、30分くらい話したといっていた。

筆者はこのプロセスはオプショナルな感じ(おまけしてくれたのかもしれません)だったので、危ない橋を渡らず、いきなり本面接にいくこととした。

本面接のアポを取るのにメールを出したのだが、CVに対するレスは良かったものの、アポのメールに対するレスは悪い。忙しいボスの場合よくあることらしいのだが、2週待って今の上司から再度問い合わせを入れてもらい、アポをとることができた。

このレスなし問題はあと後も苦しめられることになるが、なんとなくメールの表題で判断しているらしく、表題をRe:~でなく、いつもRequestとするとつながりが良いことが分かった。大体お願いすることが多いかったのと、バイオ研究者の場合各種リサーチツールの供与への問い合わせが多いため、Requestとすると気づいてもらいやすいようだ。

面接では30分くらいのセミナーとボスおよび研究室メンバー数人(他のポスドク)とのインタビューが組み込まれているようである。30分はそこそこ長いので、普段用意している研究内容のスライドを英語にしつつ、原稿作り、想定質問に対する問答集も用意しておくと大体うまくいく。

いろいろな先生方の話を聞くと、セミナーよりはボスとの雑談を交えたインタビュー(チョークトーク)が一番重要らしい。チョークトークをどううまくやるかが運命を決める。

ちなみに筆者はこのチョークトークが日本語でも下手なのでちょっと緊張していた。橋下大阪市長みたいな人だとうまくいくのだろう。。研究者にもハッタリ力が重要である。


アラフォーからの海外留学初期編002:英文CVについて+ひな形情報

2013-01-19 22:56:47 | アラフォーからのハーバード留学準備編


(英文CVの例、http://grants.nih.gov/grants/funding/phs398/biosketchsample.docより引用)

海外留学をするのに、特に研究系では受け入れ先の研究室でのセミナー&研究室のヘッド(ボス)との面接が必要になる。いわゆる学生の就職活動みたいなものだ。その面接に行きつく前に、履歴書+カバーレター+日本での上司もしくは指導教官の推薦状を送り、面接してもらえるかどうか問い合わせるプロセスが必要となる。

場合によってはSkypeでの遠隔面接を経た後に、面接が可能になる場合もある。履歴書はCV(Curriculum Vitae)というのが英文のものだが日本のものと似ているとはいえどんなものをつくったらよいか最初はとまどってしまう。そこで重要なのがひな形だ。

次の4つくらいのサイトが参考になる。

1)アラフォーからの研究留学というサイトのものだ(世の中似たような境遇の人が多いようである)。日本人が留学先の応募の際に使ったもののようで、一応必要な情報を要領よく記載できるのと、大体の注意事項が日本語で書いてあるので、パパッと作ってしまうのにはよいだろう。自分自身は最初のころあまり情報がなくこのひな形を利用して作成した(以下に引用あり)。まあそれでうまくいったのだから、そこそこ使えるのだと思います。

2)ハーバードだとハーバードフォーマットのCVというのがあり、テンプレートはこちらから手に入る。また書き方のガイドも用意されている。実際にこちらでオフィシャルにつかわれているので、これをベースにつくると無難である。ただちょっと内容が多いのでこれを作るには多少時間がかかる。

3)記載内容の参考になるのは、
NIHのグラントの出し方の説明のサイトの中にある
biosketch(CVのNIHフォーマット)のサンプルが参考になるだろう。きちんとパラフレーズし、自分の経歴にあった形にすればかなり使えると思う。

4)さらにMGHのキャリアディベロップメントのサイトではビデオでCVの書き方講座を提供しているのも参考になるだろう。

最後に注意点であるが、 「外資系の流儀」という外資系企業の内幕をかいた書籍などにその指摘があるが、意外と内容だけでなく、余白やフォントなどのフォーマットも重要視されるのがポイントのようである。

また自分が何をしたいかを書くPersonal Statementのところも結構見るポイントであるようで、ここでアピールすることも大切なようである。

※2015年1月20日追記:最近この記事へのアクセスが多いので、少しわかりやすいように加筆しておきました。この記事の初めての投稿が2013年1月19日なので、ちょうど2年前留学前に備忘録として書いていたんだなとしみじみ思います。

※参考までにアラフォーからの研究留学より以下ひな形引用しておきます。

CURRICULUM VITAE

Name: green_turtle
Sex: Male
Date of Birth: March XX, 197X
Place of Birth: XXXX, Japan
Citizenship: Japan
Marital Status: Married, 2002; XXX children
Business Address: XXXX, XXXX University Graduate School of Medical Sciences, XXXX, XXXXX-ku XXXXX, Japan XXX-XXXX
Phone: +81-XX-XXX-XXXX Fax: +81-XX-XXX-XXXX
e-mail: XXXXX@XXXX.med.XXXX-u.ac.jp
Present Address: XXXXXXX, XXXX-ku, XXXXXX, Japan XXX-XXXX
Phone: +81-XX-XXX-XXXX
e-mail: XXXXXX@XXX.XXXXX.ne.jp

Education:(学歴、学位取得を書きます)
200X Ph.D.(Doctorate of Medical Science), XXXXXX University, Department of XXXXXXX
199X M.D., XXXXX University School of Medicine
199X Graduated from XXXXXXX High School

Professional Training and Employment:(職歴を書きます)
2006-Present Assistant Professor in XXXXXXXX, XXXXXX University Hospital
2003-2006 Medical Staff in XXXXXXXX, XXXXX University Hospital
2001-2003 Research Fellow in Graduate School of XXXXXXX, XXXXXX University, Department of XXXXXXXX
2000-2001 Senior Resident in Internal Medicine, XXXXXXX Medical Center, XXXXX
1999-2000 Junior Resident in Internal Medicine, XXXXXXX Prefectural Hospital, XXXXX
1998-1999 Junior Resident in Internal Medicine, XXXXXX University Hospital
1998 Passed the Examination of National Board

Societies:(所属学会、専門医なども書けばよかったかなと思っています)
American Society of XXXXXXXX
Japanese Society of XXXXXXXX
Japan Society of XXXXXXX

Skills:(身につけた実験手技など、具体的に書いた方がよいでしょう)
Basic operation in molecular biology (Extracting RNAs, PCR methods, Western blotting, Cell cultures, and so on)
in vivo/vitro experiments with mice
Flow cytometric analysis
Clinical research in XXXXXXXXX

Research Grants:(研究費の取得などがあれば書く、他に学会賞などをとっていれば書いた方がいいでしょう)
200X-200X Grant-in-Aid for XXXXXXXXXX (#XXXXXXXX) from the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology of Japan
200X-200X Grant-in-Aid for XXXXXXXXXX (#XXXXXXXX) from the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology of Japan

Publications (English only):
英文の業績リストを最後に添付します。自分の名前にアンダーラインを引いた方が親切です。

アラフォーからの海外留学初期編001:アラフォーは最後のチャンス

2013-01-19 22:39:20 | アラフォーからのハーバード留学準備編
 アラフォーだと、今更ながら留学?という話もある。
家族がいたり、仕事のポジションもそろそろ固まってきている。
ただ留学の希望があるにもかかわらず、留学を逃してきた人にとって、
アラフォーって留学の最後のチャンスだ!

 特に奨学金をとっていくケースの場合、ぎりぎりのリミットはアラフォーかもしれない。
使えそうな奨学金は

1)上原記念生命科学財団
http://www.ueharazaidan.or.jp/H24boshu/research-boshu.html
募集人数は少ないが、額は最大400万円と大きい!

2)アステラス病態代謝研究会
http://www.astellas.com/jp/byoutai/assist/abroad.html
200万円の助成と大きく対象領域も大きい。募集人数は10名程度

3)住友生命社会福祉事業団
http://www.ssj.or.jp/jigyou/
150万円であるが、募集が年複数回あるのが魅力

4)第一三共生命科学振興財団
http://www.ds-fdn.or.jp/
月25万円で2年間助成というのが魅力

5)先進医薬研究振興財団
http://di.mt-pharma.co.jp/zaidan/default.htm
200万円であるが分野が限られるのと、募集が若干名

である。