(2)日光東照宮 H,25,7,23日撮影 nikonD3X
家康が日光に祀られることになったのは、家康本人の遺言からである。家康は遺言中に「遺体は久能山に納め、(中略)一周忌が過ぎたならば、日光山に小さな堂を建てて勧請し、神として祀ること。そして、八州の鎮守となろう」と述べている。家康が目指した「八州の鎮守」とは、日本全土の平和の守り神でもある。家康は、不動の北辰(北極星)の位置から徳川幕府の安泰と日本の恒久平和を守ろうとしたのである。
陽明門(ようめいもん)【国宝】日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられています。いつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」ともよばれ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされています。
日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)は、日本の関東地方北部、栃木県日光市に所在する 神社。江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん) を祀る。日本全国の東照宮の総本社的存在である。
唐門(からもん)【国宝】全体が胡粉(ごふん)で白く塗られ、「許由と巣父(きょゆうとそうほ)」や「舜帝朝見の儀(しゅんていちょうけんのぎ)」など細かい彫刻がほどこされています。
東照宮の三大彫刻の一つ「眠り猫」のある国宝・東回廊にやってきました。入場口をまっすぐ行った正面が「眠り猫」の彫刻がある東回廊の蟇股(かえるまた)です。有名な割には意外に小さい彫刻です。昔から左甚五郎作として数々の逸話が伝えられています。この「眠り猫」の彫刻の裏側には「竹林に遊ぶ二羽の雀」の彫刻が施されていることからこの2つの彫刻は平和のシンボルと言われています。猫が寝ているから雀が楽しく安心して暮らせる平和な世界を意味しているという解釈です。戦乱のない平和な世界にした家康公の功績は大きいでしょう
「眠り猫」の彫刻の裏側の蟇股にある「竹林に遊ぶ二羽の雀」の彫刻 左右には牡丹の花、天井の近くには波の彫刻が施されています。
奥社(家康のお墓)に行くまでは約200段の階段を登ります。この入口まで行くのに坂道・階段を結構上ります
御本社(ごほんしゃ)【国宝】殿・石の間・拝殿からなり、東照宮の最も重要なところです。例祭をはじめ、年中の祭典が斎行されます。また拝殿左右には、「将軍着座の間」・「法親王着座の間」があります。
奥宮(おくみや)【重文】拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる御祭神のお墓所です。
徳川家康公のお墓