マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
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学校では教えてくれない風景スケッチの法則

2009-07-10 10:12:52 | 
 「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」などのアニメーション背景美術を担当された、増山修さんのガッシュで描く風景画の技法書です。

 ま、好きなものに対してだけですが(汗)、私、結構勉強好きでしてね、可能な限り展覧会にも行きたいし本屋さんでこういった技法書をチェックしたりもするんです。
 
 アニメ好きでもありますから、表紙というか帯でこの本を手にしたのが正直なところですが、ページを開いてみるとジブリ特有の大好きな美しい夏空や草原が広がり、見ているだけでも欲しくなる一冊でした。
 そして内容は明確で分かり易く、私がふだんみなさんにお伝えしている事も書かれていました。また、改めて勉強になる事もたくさん書かれていました。

 画材は透明水彩ではなく不透明のガッシュでも、風景画を描く上で共通する事は数多く…。 良いものは結局良いということなのですが、こちらの本を閉じる頃には「あぁ不透明水彩もいいな~…」と思う自分がそこに…。
 私は透明水彩という画材が好きで、小学生だって美しく描ける透明水彩絵の具を使って欲しいと願っているのですが、実際は今までもおそらくこの先も不透明水彩絵の具「しか」、当たり前のように配布されないですよね…。

 であるなら、その不透明水彩絵の具を使いこなす技術を養うのもひとつだなと思います。 できるだけ楽しくね…♪ そういった考え方にぴったりな一冊でした。

 「学校では教えてくれない風景スケッチの法則」日貿出版から2100円で発売中。 夏休みの宿題である「思い出の絵」を描くのに、きっと役立ちますよ♪

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2 コメント

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Unknown (もちお)
2009-07-11 03:06:35
こんばんは。本の情報ありがとうございました。
マリさんのおっしゃる通りで「絵具=不透明水彩」には疑問が残りますが小学生だった頃の自分には絵具に透明と不透明が有る事など知らずに描いておりました。
 余談ですが娘の学校では絵具を使った場合は家へ持ち帰りパレット・筆・雑巾を洗わなければいけません。持ち帰る事にも疑問が残ります。
美術教育ね~…。 (マリ)
2009-07-11 09:49:59
もちおさん
いえいえ、どういたしまして。
でも本当に良い本でしょ?
はい、正直言って、学校の美術教育には色々疑問点があります。
先生と実際お話しすると、その上の方々というか、機関の問題が見え隠れするんですけどね…。
こちらの本に基づき、良い紙で描けば、不透明水彩の魅力も感じられると思っています。

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