マリの水彩画とグルメ

MARINE blog 水彩画家・家庭料理研究家のMariがつづるルポと日記
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雑誌を作るということ

2010-10-28 21:33:52 | 
 いきなりですが、雑誌を作るということに憧れた方は居ませんか? 今そういったお仕事と無縁な方の中にも、おそらく居られるのでは?と思います。

 少なくとも私はその1人…。 小学生の頃、バス遠足のバスの中で歌う「歌の本」係りになって、選曲と挿絵と表紙を係の子達と相談して、ちょっと特権意識を持ちつつ(笑)ガリ版で(!)作ったものです。
 中学の時は「学習委員・副委員長」の職権を乱用し、自分が解けもしない数学の問題を並べ、漢字の読み書き問題を並べ、びらびらびら~っと一枚飛び出て来る歴史年表を付録にし、もちろん挿絵、表紙を手がけ丸々一冊「問題集」を学校のガリ版で作ってわら半紙に印刷してホチキスで閉じ、クラスのみんなに配りました(ハルヒくらい強引?汗)。その時の達成感、充実感といったら…(笑)。
 
 ま、そんな私のくだらない思い出話しはさておき、その時の「やったぜ!」感みたいなのをぶわ~っと思い出させてくれたのが友人が創刊した雑誌「hito‐ヒト-」なのです。
 私が子どもの頃作ったものと一緒にするのは失礼なくらい、「hito‐ヒト-」は参加されてる方も内容もデザインも素晴らしいのですが、隅から隅まで創刊者のオザワミカさんの意志のもとにあるという、雑誌というカタチで自分の想いを表現したいという点で、同じ物を感じました。

 濃密な記事の後に来るゆったりとした絵のページ、そしてひとつひとつ濃い旨味がぎゅっと詰まったトリュフチョコかキラキラしたプティフールみたいな各レヴューコラム…。
 1冊の内容の濃さ面白さはもちろんのこと、緩急のリズム感が心地い雑誌なんて初めてです。
 彼女曰く大御所でありながら快く参加に協力してくださった方々と彼女の間柄も含めた、大変魅力的な雑誌になっています。

 「私も参加したい!」と思う反面、この良さを私が入ってキープ出来るかははなはだ疑問ゆえ、ただの一ファンであるだけで充分とも思う自分も居ます…。

 才能あるクリエイターさん達をサポートしたい、雑誌で紹介したという想いから雑誌を創刊したミカさん。しかしながら「紙面デザインに関してはとてもシビアなところがあって、 どれだけステキな作品を作られる方でも、ページのリズムや雰囲気によって ご参加いただく方を選んでいる」とのこと…。 いいものを作り続けるのにとても大事なことです。
 絵画や映画、小説を読む様に私は雑誌を通して彼女を感じたいと思っています。 というか感じたくなった創刊号です…。

 創刊号は「絵」を描くヒトというくくりで集められた人々で、次号は来年1月下旬発刊予定で「旅」するヒトだそうです。
 今から彼女が編集する「旅」が楽しみでなりません♪
  
 ※まだ一般書店には並んでいませんので、ぜひぜひ「hito‐ヒト-」のサイトに飛んでいただき、販売店をクリックしていただき、扱っている場所を確認してくださいませ♪


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